理想の老女

天気　　　　　　ちょっと曇り



短大の寮の寮監だった、シスターと１７年ぶりに再会しました。
あの当時オバサン世代で、私よりも少し上の年齢だったシスターも、
今では、おばあさんになっていました。

しかし、日々神様にお仕えしていらっしゃる身のせいか？
いや、あれはやはりもって生まれた性格、素質なのでしょうが、
およそ年寄りとは思えない、精神年齢でした。

明るく元気で、年寄りのネガティブな部分を感じません。
たとえば同じ事を何度も言うとか、
苦労話をするとか、人の幸せを妬むとか、
そういう、老いとともに知らず知らず陥ってしまう部分を
全く持ち合わせておらず、全くその正反対でした。

日々の生活の一部分を、面白おかしく語り、
私と一つ上の先輩の話に、同じスピートで加わり笑い、
一緒に話している人が、自然にリラックスして楽しい気分になれる。
そんな風に、年を重ねているシスターに感動し憧れを感じました。

経済的な不安や、物欲のようなものから解放された
特殊な生活が、そうさせているのでしょうが、
私も、彼女のような解放された心を持った老人になれるよう、
毎日コツコツ頑張ってゆきたいと思います。