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パークライフ

2006年09月01日 16時17分30秒 | ベリーの感想文(本・映画)
パーク・ライフ

文藝春秋

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天気     朝のうちはまだ午後から久々

吉田修一 著 : パークライフ
を、読みました。

第127回 芥川賞受賞作品
この本の中に、『パークライフ』と、『flowers』という
2つの作品が入っていました。

『パークライフ』は、東京の駒沢公園を中心とした物語
主人公ぼくは、電車の中で勘違いをして
しらない女性に話しかけてしまいます。
しかし驚いた事に、彼女は10年来の友人のように
平然とぼくの問いかけに答え返しました。
そして、偶然にもその彼女に再会するのが駒沢公園。
東京の真ん中の公園を舞台に知らない男女が
ほんのひと時心を交わす物語。
主人公ぼくの心の動きを、見事に描いた作品です。

『flowers』は、作者と同じ田舎、長崎から東京に出てきた
若い男の物語。22歳にして結婚している主人公
嫁の夢をかなえるために、上京します。
長崎で小さなころから兄弟同然で育った従兄弟に
どこかしら似たところのある、職場の先輩元旦と知り合うにつれ
面倒な事に引き込まれそうになります。
風変わりで、異質な性格の元旦と僕との共通点は花・・・・。
人間の毒々しさを、登場する数々の花たちが、
さらに強調する効果を効かせていました。

パークライフで、ぼくが物思いにふけっているのを
他人に見られたときに感じる思いが、納得共感
こういう心理を、サラリと書けるのというのが、
さすが芥川賞作家と、思いました。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
か~わ~い~い~ (ibuki)
2006-09-02 09:30:05
このスタイルシート、ギザカワユス!

いままでで一番私の中のベリーさんのイメージにかぶるかも。
返信する
ほんと??? (ibukiさんへ)
2006-09-02 14:22:50
なんて嬉しいお言葉っ!!ibukiさん優しい。

このテンプレート私も大好きで、ずっと使いたかったけど

なかなかタイミング悪くて~。

やっと手を出す事ができました(笑)

しばらくコレでいこうかな~~~~
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