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中原の虹 第一巻 浅田 次郎 講談社 このアイテムの詳細を見る |
浅田次郎 著 ： 中原の虹
を、読みました。
待ってました！！蒼穹の昴の続編です。
お話は、中国東北部旧満州のあたりから始まります。
もちろん、物語の鍵をしっかと握っている
白太太（パータイタイ）が、今回もどこからともなく現れて
登場人物に、彼らの未来の姿を伝えます。
もう、物語の序盤に「盲しいた老婆・・・・」という文字を
発見すると、「でたぁ～～～～！！」と、大声で叫びたくなるくらい
この白太太なしでは、このシリーズまったくもって
ドラマティックさ半減です。
西太后・張作霖・袁世凱など、歴史上の人物ほか
ジローさんが生み出した、心美しい登場人物達が
ひたむきに生きている、物語です。
あんなにかわいかった、春児（チュンルン）も
大人になり、しかし子どもの様な澄んだ心を痛め
物語は、進んでゆきます。
結局最後はどうなっちゃうんだろう？
本当におもしろい物語です。
