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天気 ちっとも涼しくならない
吉田修一 著 : 東京湾景
を、読みました。
亮一は品川埠頭で、積荷荷降ろしをしている港湾労働者。
1kmと離れていない、対岸のお台場をいつも眺めながら
かの地とはかけ離れた、こちら側の品川埠頭で働いています。
ある日出会い系サイトで涼子と名乗る女の子と知り合い
待ち合わせをして会う事になります。
待ち合わせの場所は羽田空港。
東京湾で向かい合った場所で恋人達は
恋愛の持つ嘘臭さを感じ、自分が胸に秘める
情熱のやり場を探しています。
また、物語の中に、同名の物語が登場する
物語というのは、いくつかありますが、この物語も本の中に
東京湾景という物語が登場します。
何のこと無い、青山ほたるという人気恋愛小説家が
彼らの恋愛をそのままパクッた聞き書きですが
この本の中の物語が、面白い具合に二人に
押し寄せてきて、リズム感満点です。
眠かったのに、ベッドの中で最後まで読んでしまい
結局寝たのは、明け方になってしまいました。
ミステリーでもないのに、読まされてしまう
またお気に入りのストーリーテイラーに
巡り逢ってしまいました。
庭だったところが小説の舞台になるとガゼン物語が自分の中に入ってくるよね。
ぜひとも読んでみたい1冊です。
やっと生活のリズムが整いつつあるし、秋になるし、また図書館通いしよーっと。
お礼が遅くなりましたが、先日は本当にどうもありがとうございました。
来月、また会いましょう。。
今度帰ってきたらおススメしようと思っておった(笑)
そう、まさに庭だった行動範囲内。
これからしばらく吉田作品読み続けますので
面白いのあったらまたご報告します。
あと2週間かな?マダムegも早く会いたいって
逢える日を楽しみにしています。