モーターサイクル・ダイアリー(オンデマンド)
を、見ました。
23歳の大志を抱く医学生のエルネストは、年上の友人アルベルトと共に
故郷ブエノスアイレスを旅立った。
ポンコツバイクにまたがった二人の若者は、南米を自分の目で見るために
意気揚々と出かけたが・・・・
モーターサイクル・ダイアリーというわりに、前半部分でバイクは無残にも壊れてしまって
そこからは、徒歩&ヒッチハイクの旅に。
歩き始めて二人が見る南米の現実は、貧しい暮らしから抜け出すことのできない先住民たちや、
言論を弾圧された思想家や、ハンセン病のため離れ時まで隔離されて生きる人など
つらく厳しいものでした。
美しい南米の自然の中で、懸命に生きている人々に触れ
エルネストは、それまでの自分とは違う自分になるのを感じてゆく。
革命家チェ・ゲバラの若き日の日記を、映画化したロードムービー。
そんな大それた革命家にならなくても、一見何の役にもたたないように見えても
やっぱり、若者は旅に出るべきだという、持論を持つベリーですが、
人間一回もさすらわずに大人になっちゃいけないなと、
この映画を見ても思いました。
行きも帰りもずっと一人ぼっちの、一人旅を新成人の義務にしたらいいのに(笑)