Mrs.ベリーのVeryな一日

☆ミセス・ベリーのSmileダイアリー☆エレガントな女性目指してセルフプロデュース中(^v^)

蝶々喃々

2011年09月22日 11時18分06秒 | ベリーの感想文(本・映画)
喋々喃々
小川 糸
ポプラ社

天気          朝から気持ちいい~~~



小川糸 著 : 蝶々喃々
を、読みました。


都内、谷中にある小さな着物屋“ひめまつ屋”を営む栞は、
派手ではない商いをし、丁寧に丹念に独り暮らしをしていた。
そんな中、ある日訪れた男性客、木ノ下春一郎との恋に落ちる。
すでに家庭があり、妻子がある春一郎との
苦しい恋と、江戸情緒がほのかに残る寺町谷中の
一年を描いた物語。


不倫というと、“失楽園”的なドロドロとした男女の愛という
イメージを想像してしまいますが、
小川糸の描く不倫の世界は、まるで初恋のような初々しさが
あふれているように感じました。
言葉少なで、芯のある女性像は、食堂カタツムリの主人公と似ていて、
穏やかな中に、強烈な強さがある女性って、
憧れるな~と、思いました。
「いくらさわやかでも結局不倫じゃんっ!!」と言ってしまえば
身もふたもない物語ですが、
ストーリの最後は、これからもっと大変な困難が待ち受けているであろう
雰囲気があり、それを引き受ける覚悟をする
主人公の複雑な心境もチラリと垣間見れて、
決して不倫万歳~~~!!という、感覚ではありませんでした。

もしかすると、障害のない恋だとしても
これくらいの覚悟を持って臨まないと
素敵な関係は築けないのかもしれないなと、思いました。

登場する年寄りの、粋がとってもかっこよかったです。