Mrs.ベリーのVeryな一日

☆ミセス・ベリーのSmileダイアリー☆エレガントな女性目指してセルフプロデュース中(^v^)

世界の果ての先

2011年06月24日 20時12分30秒 | ベリーの感想文(本・映画)
きみが見つける物語 ティーンエイジ・レボリューション
椰月 美智子,あさの あつこ,魚住 直子,角田 光代,笹生 陽子,森 絵都
角川書店(角川グループパブリッシング)

天気       雨の筈が


角田光代 著 : 世界の果ての先
を、読みました。


中学2年生の私(主人公)は、ユキオと結婚することを決めている。
それは、5歳か6歳くらいからそう思っていて、
結婚というものはきっと、同じ部屋で一緒に遊んだり、食べたりする事で、
今までの私とユキオと変わりないだろう。そう思っていた。
しかし中学2年の夏、両親の間に巻き起こったトラブルを見ると
それほど単純なことではないようだ。
幼い少女の感覚から、少しずつ大人になってゆく途中の
思春期の入り口に立つ、主人公のが感じた世界の果て。
無力で、多感な感受性が印象的な、物語。


中学2年の一学期の最後の日に、当てもなく出かけた場所。
小田原より先まで行ってみようと、たどり着いた小さな駅。
主人公は、どんなに大人になっても、あんなに遠くには
もう二度といけないだろうと思うのですが、
その感覚が、またまた私の心の中にある感覚と
ピッタリと重なり、やっぱ角田天才っ!!と、
感動してしまいました。
あなたは、世界の果ての先に行ったことがありますか?