電管太郎

電気の事が大好きです。仕事もちゃんとしています。

電池の液漏れ

2013-04-28 06:09:41 | 電気事故・故障例

自転車のライトからカビが生えたような

白いべとべとした液体が出ていました。

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電池ボックスを開けると、中はべとべと状態。

これが『電池の液漏れ』です。

このべとべとの正体は、乾電池内部の電解液(水酸化カリウム:KOH)です。

強アルカリでタンパク質を溶かします。⇒触るとヌルヌルします。

液漏れの原因として、以下の条件があります。

  ①過放電(電池が空になったままで、そのままにしている)

    ⇒電池の容器になっている電極に穴が開く。

  ②製造上の問題(安いメーカーの品物、製造上の不良品)

では、

液漏れの場合の処置は、

 ●アルカリ電池の場合・・・ 液はアルカリ性ですので、酢などの酸性もので

                  中和させて、ふき取ります。

   (最近はアルカリ電池が主ですので、マンガン電池は省略)

乾電池の特性としては、

 ◆使用すると内部の抵抗値が大きくなる。⇒電流が流れにくくなる。

   ※使えなくなった電池もテスターで測ると、若干の電圧はある。

 ◆時間の経過とともに自己放電をしますので、食料品のような

  使用期限があります。

   ※なるべく、新鮮なものを使いましょう。

 ◆アルカリ電池は、マンガン電池よりも電気の容量が大きい。

   (価格:アルカリ電池>マンガン電池)

  ※電気機器によっては、マンガン電池の方が相性がよい場合もあり、

    説明書に従って、電池の種類を確認してください。

  2013042320540000

 ◆それにしても、ボタン電池は種類が多いし、

   電池型番の文字が小さくつらいからいやだ!

  Botan
   ちなみに、ボタン電池は経年劣化の少ない特性があるそうです。

    ただ、買う時に番号合わせが面倒です。
                                    ・・・・ 電管太郎

 


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