電管太郎

電気の事が大好きです。仕事もちゃんとしています。

絶縁不良の改修方法の例

2013-10-08 06:05:53 | 電気事故・故障例

停電を伴って、電気設備の点検を行う『年次点検』

 この時に、低圧回路(100Vor200V)の回路の絶縁抵抗不良が、

 見つかる時があります。

  ★規定値(100V回路⇒0.1MΩ以上、200V回路⇒0.2MΩ以上

 今回は、『0MΩ』を見つけました。

①電気設備の大元で、『1L-共』の絶縁抵抗測定値が、『0MΩ』

②下流の分岐回路 『1L-共』から分岐している回路の『105号室』と断定。

③『105号室』の分電盤から『電灯回路』にたどり着き、

④部屋の天井についている照明器具で点灯していない器具を発見

⑤配線を切り離し、単独で絶縁抵抗を測定すると『0MΩ』を確認する。

⑥お客さんに、『この照明器具が悪いので交換してください』とアドバイスをする。

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  ★上流から絶縁の悪い回路を特定していきます。 

このように、

  簡潔に絶縁不良の個所に行き当たることは数少ないものの、

  うまくいけば、とても気持ちの良いものです。

ただし、

 個別の部屋の調査に際しては、お客様の確認を取りながらしなければ、

 不審者と間違われてトラブルになりますので、十分な配慮が必要です。

                                 ・・・・ 電管太郎


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