電管太郎

電気の事が大好きです。仕事もちゃんとしています。

ポットが沸く時にブレーカーが落ちるんです!

2014-07-09 07:40:51 | 電気事故・故障例

お客さま:「最近、ポットのお湯が沸く時に

       ブレーカーが落ちます!」

      連絡が入りました。

現場に駆けつけ調査を開始!!

<これが問題のポット>

   Potto_1

<フロアのレイアウトを確認>

  Potto2_2

   ※かなりの範囲でコンセント回路が配置されています。  

<回路の電流値>

 ①ポットを使っている時

  Potto_3

    ◆約20A流れています。(ブレーカー容量20A)

  ②ポットを切ると

  Potto_2_2

    ◆2.5Aに少なくなります。

     ※自販機の方は、保温状態の様でした。

早速、ほかの回路のコンセントを調査をする。

  ⇒電気負荷を切り分けます。

Potto22

 幸い近くに別回路のコンセントを確認する。

  このコンセントにポットを繋ぎかえる。⇒完了

このように、 

 意外と電気回路が同じコンセント回路の場合で、

  20A前後で流れている場合には、

   「今まで落ちなかったのに?」

   なり、不思議な感じになりますが、

  たまたま、今まで落ちなかっただけです。

20Aのブレーカーは、規定値で正確に動作するわけではなく、

 若干の動作範囲は広くで1割程度は多く流れることもあります。

とにかく、保護装置が動作していますので、

 状況を把握して、適切な処置が必要になります。

処置を終え、

 「ポット一息」なんちゃって

                       ・・・・ 電管太郎【電】


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