停電を伴って、電気設備の点検を行う『年次点検』
この時に、低圧回路(100Vor200V)の回路の絶縁抵抗不良が、
見つかる時があります。
★規定値(100V回路⇒0.1MΩ以上、200V回路⇒0.2MΩ以上)
今回は、『0MΩ』を見つけました。
①電気設備の大元で、『1L-共』の絶縁抵抗測定値が、『0MΩ』
②下流の分岐回路 『1L-共』から分岐している回路の『105号室』と断定。
③『105号室』の分電盤から『電灯回路』にたどり着き、
④部屋の天井についている照明器具で点灯していない器具を発見
⑤配線を切り離し、単独で絶縁抵抗を測定すると『0MΩ』を確認する。
⑥お客さんに、『この照明器具が悪いので交換してください』とアドバイスをする。
★上流から絶縁の悪い回路を特定していきます。
このように、
簡潔に絶縁不良の個所に行き当たることは数少ないものの、
うまくいけば、とても気持ちの良いものです。
ただし、
個別の部屋の調査に際しては、お客様の確認を取りながらしなければ、
不審者と間違われてトラブルになりますので、十分な配慮が必要です。
・・・・ 電管太郎
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます