9月に入ってから、雨が続いております。
こうした場合に、
『高圧(6600V)系の配線の絶縁抵抗値が小さくなって、
地絡(高圧の漏電)が発生しないか?』が、気になるところです。
実は、
雨の日の高圧電路の絶縁抵抗値は、かなり小さな値となります。
晴れた時に、「2000MΩ/1kV」であっても、
雨の日(特に湿度が高い時)には、「2MΩ/1kV」程度がそれ以下に
なったりします。
とはいえ、これで電気事故になることはめったにありません。
雨対策として、
露呈している高圧電路は、碍子で支えられており、
これが、雨に強い。
こうして、大雨の時にも安心して電気を使う事ができるのです。
雨が降れば、
碍子の汚れも流れて、問題なく絶縁抵抗値が回復します。
・・・・ 電管太郎