イマカガミ

こころにうつりゆくよしなしごとを・・・

小説 新巨大証券

2007-10-12 23:29:31 | 
を読む。



バブル後の証券会社とその法人顧客、大蔵省を舞台にした小説。
もう20年近く前のことだが、事実と作家の想像による部分が渾然一体となり
面白い。
解説を読むと、出版された当時に読んでおけば
証券会社の再編など、
この想像の部分が後に現実となった面白さも味わえたようだ。

とばし、にぎりについての知識がないと読んでいても面白くないかも。

図書館にあったのを適当に借りたのだが、
どうやらこの小説はこちらの数年後の様子を書いたもののようだ。
こちらも読んで見るか。

瑣末なことだが、この作者は作中の誰彼かまわず
「~ねぇ」という語尾を発言の中に多用している。
ちょっとそこが気になるのである。