長野県は「鼻濁音保有地域」なのだそうです。
先日の信濃毎日新聞で読みました。
え?そうかぁ?...というのが正直な感想でした。
仕事柄、子どもとの会話が多いわけですが、鼻濁音を使っていない子が100%に近いと思います。
いつも意識しているわけではないので、見過ごしているだけかも知れませんが...。
たとえば「午後」の場合、正しくは初めの「ご」と後の「ご」は違う発音になります。
1つ目は[go]ですが、2つ目は[ŋo]になるのです。
鼻に抜ける感じ...これが鼻濁音ですね。
本来は語頭以外のガ行音節は、共通語では鼻濁音になることが多いそうです。
「小学校」「はがき」「いそぎんちゃく」「はまぐり」「雪化粧」などなど...。
でも現状ではこれらの言葉、ほとんどが[g]で発音されていませんか?
[g]と[ŋ]では聞いたときに違いがあります。
[ŋ]の方がソフトな、優しい感じがしませんか?
気になり出すと[g]の連発ははものすごく耳障りです。
実は私自身も、以前に比べたら圧倒的に鼻濁音の使用が少なくなっています。
普通に喋っていると[g]になっていることがほとんどです。
これはいったいどうしてなんでしょう?
テレビやラジオで鼻濁音を耳にする機会が減っているのかも知れません。
きちんとした訓練を受けたアナウンサーならともかく、いわゆるタレントや芸人の喋りには[g]音があふれているような気がします。
大声でわめくには、上品な[ŋ]より[g]の方がインパクトがあっていいのでしょう。
ひときわ音量が大きくなることが多いCMも、一役買っていると言えそうです。
さらに、日常会話に外来語が増えたことも、鼻濁音減少の一因となっていると思います。
たとえば「エレキギター」「プレイガイド」「オウンゴール」などは、日本語では一つの熟語のように扱っていますが、元はもちろん two words です。
従って、英語で考えれば当たり前なのですが、日本語では語頭でないのにすべて[g]音になっていると考えられるわけです。
この言い方が本来の日本語にも波及してきたとは考えられないでしょうか...。
かくして大人から鼻濁音が消えていけば、自然の結果として子どもも使わなくなります。
初めから[g]音だけで育つ子が増え、やがて鼻濁音は絶滅へ...。
共通語の母胎は東京であり当然鼻濁音も普通に使われていたはずですが、今では衰退が著しく、高年齢層に残るのみだそうです。
信州も同じようなものでしょう。
感情的には残したい思いですが、この流れは変わりそうもありません。
ちょっと皮肉な提案ですが、英語の発音指導で[ŋ]を復権させるというのも手ですね。
king や thing、ping-pong など、普通に読ませれば間違いなく[g]で発音します。
日本語には無頓着でも英語のリスニングや発音には熱心な子もいるので、ここで[g]と[ŋ]の違いを意識させるのはどうでしょう。
皆さんの地域ではどうですか?
ご自身は?お子さんは?
...各地の情報をお待ちしています。
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先日の信濃毎日新聞で読みました。
え?そうかぁ?...というのが正直な感想でした。
仕事柄、子どもとの会話が多いわけですが、鼻濁音を使っていない子が100%に近いと思います。
いつも意識しているわけではないので、見過ごしているだけかも知れませんが...。
たとえば「午後」の場合、正しくは初めの「ご」と後の「ご」は違う発音になります。
1つ目は[go]ですが、2つ目は[ŋo]になるのです。
鼻に抜ける感じ...これが鼻濁音ですね。
本来は語頭以外のガ行音節は、共通語では鼻濁音になることが多いそうです。
「小学校」「はがき」「いそぎんちゃく」「はまぐり」「雪化粧」などなど...。
でも現状ではこれらの言葉、ほとんどが[g]で発音されていませんか?
[g]と[ŋ]では聞いたときに違いがあります。
[ŋ]の方がソフトな、優しい感じがしませんか?
気になり出すと[g]の連発ははものすごく耳障りです。
実は私自身も、以前に比べたら圧倒的に鼻濁音の使用が少なくなっています。
普通に喋っていると[g]になっていることがほとんどです。
これはいったいどうしてなんでしょう?
テレビやラジオで鼻濁音を耳にする機会が減っているのかも知れません。
きちんとした訓練を受けたアナウンサーならともかく、いわゆるタレントや芸人の喋りには[g]音があふれているような気がします。
大声でわめくには、上品な[ŋ]より[g]の方がインパクトがあっていいのでしょう。
ひときわ音量が大きくなることが多いCMも、一役買っていると言えそうです。
さらに、日常会話に外来語が増えたことも、鼻濁音減少の一因となっていると思います。
たとえば「エレキギター」「プレイガイド」「オウンゴール」などは、日本語では一つの熟語のように扱っていますが、元はもちろん two words です。
従って、英語で考えれば当たり前なのですが、日本語では語頭でないのにすべて[g]音になっていると考えられるわけです。
この言い方が本来の日本語にも波及してきたとは考えられないでしょうか...。
かくして大人から鼻濁音が消えていけば、自然の結果として子どもも使わなくなります。
初めから[g]音だけで育つ子が増え、やがて鼻濁音は絶滅へ...。
共通語の母胎は東京であり当然鼻濁音も普通に使われていたはずですが、今では衰退が著しく、高年齢層に残るのみだそうです。
信州も同じようなものでしょう。
感情的には残したい思いですが、この流れは変わりそうもありません。
ちょっと皮肉な提案ですが、英語の発音指導で[ŋ]を復権させるというのも手ですね。
king や thing、ping-pong など、普通に読ませれば間違いなく[g]で発音します。
日本語には無頓着でも英語のリスニングや発音には熱心な子もいるので、ここで[g]と[ŋ]の違いを意識させるのはどうでしょう。
皆さんの地域ではどうですか?
ご自身は?お子さんは?
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発音記号で表現するのは簡単ですが、文字で表現するのは難しいですね。
日本語なども間違いなく簡略化された楽な方へ向かっていると思われます。例えば無理にでも短く略してしまう傾向がこの発端かと。
新たな言語が出てきたりして?
一太郎の「文字パレット」から発音記号を探すのに苦労しました。思いっきり簡略化して、津軽弁のように「か・き・く・け・こ」など1文字だけで会話ができるようにするのはどうでしょう?あとはその上げ下げで...。中国語みたいになるかな...。
またよろしくです。
優勝だーーー!!!
ここ数年、野球で盛り上がる北海道。
高校野球もプロ野球も。
来年は札幌ドームに阪神をお迎えしたいものですな。
鼻濁音をきちんと発音できないとアナウンサーにはなれないって聞いたことがあるんですが・・・。
新庄は真の「スター」でしたね。もったいないです。
一番に胴上げされるなんて...。
来年は甲子園と札幌で盛り上がりたいものです。
鼻濁音、最近のアナウンサーには「?」の人も結構いますよ。