FM長野を聴いていたらこんな話がありました。
気をつけていないとアナウンサーがつい使ってしまう紋切り型フレーズがある。
例えば、梅雨明けを「待ちかねたように」行楽地に「どっと」人が繰り出す、
秋になると果物が「たわわに」実る、公開放送だと「スタジオを飛び出して」などなど...。
特に季節ものに多く、その時期になるとどこのニュースも新聞も同じセリフの見本市になる。
若い頃よく先輩アナウンサーに、こういう表現は極力使わず自分で別の言い方を考えろと教えられた。
...ざっとこんな感じです。
この話を聴いて、やっぱり実行しようと思ったのが 「すごい」の撲滅 です。
あるとき生徒の文章を見て考え込んでしまいました。
毎日興味のある新聞記事を切り抜き、それについて思ったこと書くという課題でしたが、文中にやたら「すごい」が多いのです。
ほとんど毎日、「すごいと思った」「すごかった」などの表現が出てきます。
毎日の文章にあまりにも変化が感じられないので、その子には「すごい」は一切使わず、他の言葉に言い換える努力をするようアドバイスしました。
「すごい」は便利な言葉です。喜怒哀楽のいずれの場合も「すごい」の一言で代用できます。
「ビミョー」と同じく、とりあえず(深く考えず)感想や意見を述べるには最適です。
だから、特に書き言葉では、注意しないと「すごく」鼻につきます。
※上の文のように「すごく悲しい」「すごい勢い」など、他の語を修飾する形はまだいいのです。
ここでやり玉に挙げているのは、「感動した」「怖ろしかった」「残酷だった」などを「すごかった」で片づける用法です。
そこで、これを文章からできるだけ撲滅しようと思います。
「すごい」だけでなく「よかった」も対象かな?
すべてをこれで締めくくる子もいるので...。
要は一つの曖昧な言葉に頼らず、それぞれの状況にふさわしい言葉を考えることで、語彙と言語表現力を豊かにしようという魂胆です。
まずは類語辞典に親しませなければ...。
もちろん自分も参加しますよ。
今までの記事中で意識せずに多用しているかも知れませんが、
今日以降「すごい」は使わないことを宣言します!
<補足>「凄(すご)し」を調べたところ、「目に見え、耳に聞こえる物事の、ぞって身にしみて寒気を感じるようなようすについていう語」とありました。
では良い意味には使わないのかと思ったら、「ぞっと身にしみるくらいすばらしい」というのもあって、源氏物語での用例が載っていました。
そんな昔からいろいろと便利に使われていたのでしょうか?
「鳥肌が立つ」を感動したときにも使う、最近の傾向を思い出しました。
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気をつけていないとアナウンサーがつい使ってしまう紋切り型フレーズがある。
例えば、梅雨明けを「待ちかねたように」行楽地に「どっと」人が繰り出す、
秋になると果物が「たわわに」実る、公開放送だと「スタジオを飛び出して」などなど...。
特に季節ものに多く、その時期になるとどこのニュースも新聞も同じセリフの見本市になる。
若い頃よく先輩アナウンサーに、こういう表現は極力使わず自分で別の言い方を考えろと教えられた。
...ざっとこんな感じです。
この話を聴いて、やっぱり実行しようと思ったのが 「すごい」の撲滅 です。
あるとき生徒の文章を見て考え込んでしまいました。
毎日興味のある新聞記事を切り抜き、それについて思ったこと書くという課題でしたが、文中にやたら「すごい」が多いのです。
ほとんど毎日、「すごいと思った」「すごかった」などの表現が出てきます。
毎日の文章にあまりにも変化が感じられないので、その子には「すごい」は一切使わず、他の言葉に言い換える努力をするようアドバイスしました。
「すごい」は便利な言葉です。喜怒哀楽のいずれの場合も「すごい」の一言で代用できます。
「ビミョー」と同じく、とりあえず(深く考えず)感想や意見を述べるには最適です。
だから、特に書き言葉では、注意しないと「すごく」鼻につきます。
※上の文のように「すごく悲しい」「すごい勢い」など、他の語を修飾する形はまだいいのです。
ここでやり玉に挙げているのは、「感動した」「怖ろしかった」「残酷だった」などを「すごかった」で片づける用法です。
そこで、これを文章からできるだけ撲滅しようと思います。
「すごい」だけでなく「よかった」も対象かな?
すべてをこれで締めくくる子もいるので...。
要は一つの曖昧な言葉に頼らず、それぞれの状況にふさわしい言葉を考えることで、語彙と言語表現力を豊かにしようという魂胆です。
まずは類語辞典に親しませなければ...。
もちろん自分も参加しますよ。
今までの記事中で意識せずに多用しているかも知れませんが、
今日以降「すごい」は使わないことを宣言します!
<補足>「凄(すご)し」を調べたところ、「目に見え、耳に聞こえる物事の、ぞって身にしみて寒気を感じるようなようすについていう語」とありました。
では良い意味には使わないのかと思ったら、「ぞっと身にしみるくらいすばらしい」というのもあって、源氏物語での用例が載っていました。
そんな昔からいろいろと便利に使われていたのでしょうか?
「鳥肌が立つ」を感動したときにも使う、最近の傾向を思い出しました。
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