エバーグリーン (いつまでもあほい)

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今更だけど
人間到る処青山有り  

恐ロシアの性根

2023-01-15 18:20:26 | Weblog

年明けから読んでいる 吉村昭の小説「海の史劇」 


日露戦争 特に日本海海戦について書いている

この戦争に日本は果たして勝ったのか

疑問があるが

一応日本は大国ロシアを破ったことになっている

本当は負けていた方がよかったも知れぬ

それが後々

軍部の驕りを呼び覚まし

日中戦争太平洋戦争へと突進して

国民に多大な犠牲を強いることになるのだ

戦争によって国を疲弊させたのも間違いない

日露戦争の折の

日本人のお人好しぶりを

今回知って

呆れるよりほかない

人は歴史から何を学ぶのだろう?

ロシア対ウクライナの戦争での

ロシアの卑劣さ冷酷さは

今に始まった事ではないのだと

明治期の日本人の武士道精神溢れる無邪気さも

しっかりと描かれていて

勉強になる

本当に日本人は人が良いな

それは悪いことでは無いが

その優しさが通用しないお寒い国もあるのだと

能天気な日本の不戦論者は

この本を最後まで読むべきだ

でも近頃そんな呑気な有識者という人達が

影を潜め

表舞台に出なくなったね

コメント
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