年末に白石の万歩書店に出かけて
正月ように吉村昭の古書を数冊買って来た
最近フィクションに飽きてる
取材を重ねたノンフィクションが
良い
この史実を追う旅は
フィクションを描くための資料あつめを告白している
何とも贅沢な企画である
吉村氏の傑作に脱獄の天才を描いた
「破獄」がある
その取材記録も載っていて面白く読ませてもらった
その中にオイラを嬉しがらせる
エピソードが目に留まった
網走取材後に
一杯やりたいと
札幌の「バーやまさき」に寄って
呑んだというたあいのないものだが
オイラも平成23年当時日本最高齢のバーテンダー
山﨑達郎氏のつくる
カクテルを頂いた思い出があるからだ
自分の飲んだバーの話が
吉村氏の著作に登場したことは
老頭児を有頂天にさせには十分だった
別に自慢話ではない単なるbarオタクだ
でもやっぱり年寄の自慢話だな