今日の事だ クルマにイラがおるから
箒か何か貸してと言うおばさんに
呼ばれて車のところに行くと
大きな毛虫が車のドアにへばりついている
これは刺さないやつだから大丈夫だ
といっても気持ち悪いからと近づこうとしない
岡山では毒のある毛虫を総称してイラと呼んでいる
毒のない触っても刺されない毛虫もいる
調べてみると
刺草(イラクサ)や刺蛾(イラガ)などもある
刺草は蕁麻とも書く
草のとげに触るとその毒で水膨れができることがある
それと同じように肌に水膨れブツブツができることから
蕁麻疹(ジンマシン)の言葉が生まれたようだ
イラとはいずれもトゲあるものを指す
語源は?と調べると
ラテン語のイラにたどり着きます
ira
これは怒ってるという意味だそうで
蛇足だが
1970年代過激なテロ活動が問題になった
アイルランド共和国軍
IRA Irish Republican Army
は
イギリス政府に対してイライラ(怒怒)していたんだろうね
この苛々にも通じるようです
とりあえずそんな訳で
イラとは岡山の方言ではなく
昔からある言葉(古語)のようです
そして今日写真に撮った薊(アザミ)も
刺のある花なので別名を刺草と言うそうだ
こいつに刺されるととっても痛いので電気虫ともいう
薊は刺が大きな草だが触ってもさほど痛くは無い