エバーグリーン (いつまでもあほい)

酒と映画と本を愛し 音楽なら何でも
名前と同じで気(木)が多い

今更だけど
人間到る処青山有り  

児島の人

2010-07-12 18:24:47 | Weblog

加藤廣 『明智左馬助の恋(上下)』 (文春文庫)
加藤廣さんの作家デビュー作でベストセラーになった
信長の棺を読んでから5年がたった
2作目の秀吉の枷はまだ読んでいないのだが
明智左馬助の恋が文庫になったのをたまたま見つけて
先に読んでみた
いかにも加藤廣という構想で信長の棺と同様に
大変面白く一気に読ませてもらった
なんとも不思議な巡りあわせで明智光秀の婿養子になった
明智左馬助という人物の
史実に隠された秘密があかされている
岡山の人や戦前の教育を受けた人がよく知っている
児島高徳(備前国児島 本姓を三宅)という人物
明智左馬助はその子孫だというのだ
小土豪三宅氏再興の命をうけて明智の籍に入ったという
なんとも斬新な説を唱えた小説だ



コメント
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