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コレステロールの話その②

2008-12-07 | 
コレステロールは悪者ではない!
コレステロールは少なすぎると困る!
むしとコレステロールが低いと死亡率が高い!

以上が本日のブログで申し上げたいことです。

私は開業してから病気の方のデータより、未病の方や若い方といった
まだ病気になる前の方の血液データを拝見する機会が多いのですが、
その中で総コレステロールが160mg/dlを切っている方を時々見受けます。
こういう方々は、コレステロールは大丈夫だと自信をもっています。
お医者さんの中にも、コレステロールは低ければ低い方がいいと勘違い
されている先生もいらっしゃいます。

実は、総コレステロールが180mg/dl以下になると死亡率は上がるのですよ。
そしてさらに値が下がれば下がるほど死亡率は高まります。
特にガンの方が増えてくるようです。
だからコレステロールが130とか140の人に出会うと心配になります。
しかし、低コレステロールが高死亡率に結びついていることは、
多くの方が、あまりご存知でないようです。

アメリカでは、総コレステロールが高い人ほど、心臓疾患で亡くなる方
が多いという調査結果が1980年台に出ました。
それで、日本もそのデータをよりどころに、コレステロールを下げる
キャンペーンが行われました。
しかし、発信のアメリカでも、心臓疾患以外では、特にガンについては
コレステロールが低い人の死亡率が高いというデータがあったのですが、
こちらのデータは無視されたのか、あまり伝わってきませんでした。
アメリカの死因の第1位は心臓疾患です。
しかしわが国の死因の第1位はダントツで、ガンです。
もちろん心疾患の家族歴のある方や、他のリスクが多い方は高コレステロール
に注意する必要はありますが、それ以外の方は、むしろ低コレステロール
に充分注意する必要があると思います。

この話、もう少し続けましょう。
次回は、低コレステロールの場合はどうすればよいかを考えましょう。

【広報その1】
玄米クリニック 12月勉強会のご案内
場所はいづれもクリニック待合フロアです。
参加費は500円です。
駐車場はトムズビル(富士フイルムビル)の駐車場を ご利用ください。

12月13日(土)15:00~16:15
肥満是正・減量作成
ダイエット法には色々ありますが、お勧めしているのは炭水化物制限です。
もちろん、筋肉を落とさないように脂肪を燃やすことが必要なので、闇雲
な制限ではなく、定期的に評価しながらのダイエットです。
こちらでの成功例を紹介しながら、肥満の是正について勉強していきたい
と思います。

12月20日(土)15:00~16:15
油について
スーパーには、たくさんの油が並んでいますが、身体にいい油とはどんな
油でしょうか?今ご家庭でお使いの油のままでよいのでしょうか?
そこらへんを皆さんとご一緒に考えてみたいと思います。

お問い合わせは
玄米クリニック098-944-6663へ

【広報その2】
1月16日(金)より、桜坂大学で栄養学の講座を担当します。
「お母さんは家庭のお医者さん」というキャッチで、血液データの
読み方を学びながら、タンパクや炭水化物、油、ビタミン・ミネラル
のことを考えてもらい、ご自分やご家族の健康や美容に役立てて
もらおうという企画です。

毎週金曜日12:15~13:45
受講料は、10回の講義で15000円です。

問い合わせは、098-860-9555(桜坂劇場)です。
12月22日まで申し込むと、早割りのサービスがあるそうです。



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