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酵素

2008-09-12 | 
『酵素』と聞くと何を連想されますか?
またその重要度について、何かご存知ですか?

おそらく多くの方が酵素という言葉は知っていると思いますが、
おそらく大切なものとは感じていても、それがどうなのか、あるいは
それを日々の生活の中でどう生かせばよいのかということになると
詳しい方は少ないかもしれませんね。

我々の身体(きのうのテーマでは體)の中では、絶えず化学反応
が起こっております。それが我々の生命活動を動かせる原動力なのです。
ところがこの化学反応には、本日のテーマの酵素が必要なのです。
酵素がなければ、この化学反応は起こりません。
つまり、我々は、酵素がなければ生きていけないということです。

酵素には、お馴染みの消化管で食物を分解する消化酵素と、消化以外の
すべての生命活動に関与する代謝酵素があります。
酵素は、タンパク質でできています。だからタンパク質が充分供給され
ないと、酵素が不足して生命活動がままならないのです。
また、タンパク質であるということは、熱やpHで変性します。
つまり、生の食物は酵素をたくさんもっていますが、それを加熱処理する
とすべての酵素は失われてしまうということです。
実は酵素を作り出すために、莫大なエネルギーが消費されます。
そこで外から酵素を取り入れることができれば、身体はその分、エネルギー
を温存したり、他の必要な部分に回したりすることができるため、
生体にとっては嬉しいことなのです。

酵素の話題になると、よく引き合いに出される実験があります。
『ポッテンジャーの猫』という実験です。
1930年代、フランシス・ポッテンジャー博士は、900匹の猫を使って、
3世代約10年にも及ぶ実験をしました。
猫を二つのグループに分け、一つには生の肉を与え、片方には加熱調理
した猫を与え続けました。
その結果、生の肉のグループの猫は三世代に渡って健康状態が続き
ましたが、加熱調理された肉のグループでは、心臓病や甲状腺異常、
関節炎、不妊、アレルギーなど疾患や流産・死産の数も増え、さらに
精神的に安定しない猫も出てきたそうです。

もちろん、だから生肉を食べなさいという話ではありませんが、
体内の酵素をいい状態に保つことが健康につながるということは、
間違いないようです。そのためには、フェレッシュなものをそのままの
形で食べて、外部から酵素を供給することの意義も充分ありそうです。
この点は、日々の食生活の中で、忘れてはいけないことですね。


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1 コメント

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笑いに感謝 (どん亀と兎)
2008-10-03 13:40:11
笑いをありがとうございます!!
「猫の実験」読んでいて大いに受けました!!
少しでも笑いを、と探している私は大爆笑です。
先生の一字違いで体の力がふっと抜けました!!
今日の収穫、ありがとうございます。
(もしかして、、訂正後?)
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