散歩途中いつものコースから少し逸れたら奇妙な花に出遭った。
まだ若葉の芽吹きもない冬姿の枝に、黒紫の見慣れない花が下向きに咲いている。
検索の仕方が悪いのか全くヒットせず、花好きなNET友さんに問い合わせるとポポ-の花だという。
ポポ-なら子供の頃に親戚のおじが育てていて食べたことは有るが僕の口には合わず、その後全く忘れていた。
春にこんな花を着けるとは全く想像も付かなかった。
それにしても奇妙な花です。
撮影2013.4.26
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ポーポーは、バンレイシ科に属する落葉高木、果実を食用とする。北米原産。明治期に日本に持ち込まれた。ポポーやポポーノキ、ポポ、アケビガキとも呼ばれる。
温帯で生育する数少ないバンレイシ科の樹木。温帯果樹といっても寒さには非常に強い。
春に紫色の花をつけ、秋には黄緑色の薄い外果皮を持つ果実をつける。問題となる病害虫はほとんどなく、薬剤散布なしでも栽培できる。
果実は大小不揃いになりやすいが、小さくとも完熟する。完熟すると木から自然に落下するが、その時から数日後香りが強くなってきた頃が食べ頃である。尚時間が経過すると果皮が黒く変化するが果肉自体の熟度の指標とはならないので注意が必要である。
果肉は黄色から薄いオレンジ色でねっとりとした食感。とても甘く、香りが強い。この強い芳香のために、人によって好き嫌いが別れる。中には多数の黒い種子がある。
自家不和合性の紫色の花は肉の腐った匂いをさせ、花粉媒介者のニクバエや甲虫類などを誘引する。アメリカのポーポー栽培者は結実率向上のために腐った肉を吊るすこともある。