里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

カエデドコロ(楓野老)

2014年09月17日 | 8月の花

夏の終わりから秋の初めの山裾散歩道にはこの手の花が多い。 

木の枝から垂れ下がり黄色い花を一杯に付けているのがカエデドコロの雄花

カエデドコロ,は、雌雄異株(しゆういしゅ) 隣同士に生えて居たりもするが概して花の方が多くよく目立つ。

花は房状、大量にぶら下がり花径3mm、花被片(かひへん)は濃黄色で6弁、うるさいほどにハナアブが寄ってくる。

 雌花も花色、花型は変わらないものの、あの軍配の様な翼のある果実(子房)の先に一輪づつ花を咲かせ、雄花ほど大量にはつかない。

良く似た花を持つものにオニドコロがあるが、こちらは花が白い。 

撮影2014.8.23

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ヤマノイモ科ヤマノイモ属:つる性多年草
中部地方~九州の山野に生え、葉は互生し、卵心形で3~9裂し、長さ6~12cm。両面に毛があり、中央裂片の先は長く尖るが、側裂片の先は尖らない。

葉柄は長さ約10cm、基部に1対の小突起があり、雌雄異株、雄花序は枝分かれして多くの花がつく。

花被片は長さ約1.4mm、黄色で平開し短い柄があり、雄花には完全雄しべ6個、雌花序は葉腋から1~2本が下垂し、花がまばらにつく、花被片は雄花と同じ大きさ。橙黄色で柄はない。

雌花は3室の下位子房を持ち、さく果は倒卵状円形で3翼があり、幅1.5~1.8cm、下垂した穂軸に上向きにつく。

種子は全周に翼がある。花期は7~10月



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