僕の散歩道では今までに出逢った事がなく、諦めかけていたエンゴサクの花に出逢った。
よく似た花でいつも目にするのはムラサキケマンばかり、山裾道に山盛り見られるのはそればかり・・・
しかし谷川道をいつもよりちょっと奥に詰めると、この小群生に出逢った。
花は良く似るが、葉の尖がり具合や、花付きの状態が全く違うので見分けは簡単
それにエンゴサクの花はケマンのように花が密集せず、どちらかと言うと疎らに付く。
花は長さ2cm程の鳥が飛び立つ様な苞を持ち、花径5mm程の唇花。
そよ吹く風にもゆらゆら揺れて頼り無さげに見える。
撮影2015.4.16
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ケシ科 キケマン属
平地~山地の林縁、疎林の林床、草地などに生育する多年草。
地下に塊茎があり、根生葉は塊茎の頂端に少数ついて、2~3回3出複葉、長い柄がある。
小葉はふつう2~3深裂し、裂片は長さ1~2cm、幅3~7mm。
花茎は1球から数本ずつ出て長さ10~20cmとなり、柄のある葉がふつう2個つく。
花序はやや少数の花をつけ、苞は卵形で全縁、花は紅紫色~青紫色、まれに白色で、長さ12~22mm。
果は線形、長さ15~22mmで、径約1.5mmの種子が数個ある。