里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

ヤブサンザシの花

2015年04月28日 | 4月の花

 

 山道脇の小さな木の枝に見慣れぬ花の付いているのを発見。

いつもの山裾散歩道・・三裂モミジ葉を付けた低木。

いくら検索してもヒットしないのでgoogle+で教えて戴いた・・・世の中どんどん便利に成っている。

今までに名前だけ聞いた事の有る様な無い様な・・・・・

 若葉の脇から長い花序を伸ばし、その先に一個の花を着け・・・同様花を4~5個づつまとめて付けて居る。

一見、柿の蔕(ヘタ)にも見える様な変な花だが、5弁に見えるのは萼らしく、花弁は萼の間に有って全く目立たない。

撮影2015.4.16

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

ユキノシタ科 スグリ属

ヤブサンザシは本州・四国・九州、朝鮮・中国に分布する落葉低木。

林縁や明るい二次林などに生育、葉は互生するが、短枝を形成するので一カ所からまとまって出ていることが多い。

葉柄は長さ2~3.5cmで、全体に短毛があるが、基部には羽毛状の長い毛、葉は薄く、3~5に中裂する(掌状)。

雌雄異株であり、4月から5月に短枝から束状に数個~9個の緑色の花を咲かせる。

花は直径6~8mmほどであるが、5つの花弁に見えるものは反り返る萼である。

花弁は萼の間にある小さなへら状のもので、長さ0.7mm。雌花にも5つの不稔の雄しべがある。

果実は秋に赤く熟し、直径7~8mm。