木津川堤のエノキが新芽を出し、同時に花をいっぱい付けている。
花と言っても全く目立たなく、吹き出した若葉に隠れるように咲いている。
大きな蕊を包むように持っているのが雄花?
ヒトデのように先の尖った萼を開けているのが両性花?
どうもこれが両性花の花後のようです。
撮影2015.4.9
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ニレ科エノキ属 (落葉高木):花期は4~5月。
4月に、新枝の下部あるいは葉腋に雄花を、新枝の上部の葉腋に両性花を付ける。
本州~沖縄の丘陵から山地の日当たりの良い適度に湿り気のあるところや沿海地に生え、高さ20m、直径1mほどになる。
雌雄同株、葉の展開と同時に開花、雄花は本年枝の下部に集まってつき、両性花は上部の葉のわきにつく。
雄花の花被片は長楕円状披針形の4個、雄しべ4個は花被片と対生、中心部には白い綿毛が密生している。
両性花の花被片は4個、雄しべ4個と雌しべ1個、花柱は2裂し、柱頭には白い毛が密生する。
果実は核果。直径6mmほどの球形で、9月に赤褐色に成熟、果柄は長さ8~15mm。果肉は赤く、甘みがあり、干し柿に似た味がするが、水分が少ない。