寒さが日増しに強くなるこの頃、河川敷竹藪端のスイセンに花が咲きだした。
田舎では昔、どこの庭先にでも水仙の花は咲いていたものだが・・・、最近ではすっかり洋花がそれにとって変わって居る。
花の少ないこの時期、白と黄色の清楚な花は見る人の目を楽しませて呉れる。
白い六花弁に副花弁と呼ばれる黄色い筒状花が愛らしい。
地中海地方原産、 平安時代に遣唐使などによって持ち込まれたものが野生化して日本水仙になったとか・・・・。
撮影2014.12.9
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ヒガンバナ科/属名:スイセン属
この花について 属名の Narcissus は、泉に映った自分の姿に恋して死に、その後にこの花が咲き出したと言うギリシャ神話の青年の名からきている。
スイセンは、多年草の球根植物で鱗茎(りんけい)から長さが20~30センチの数枚の扁平(へんぺい)な線形葉を出す。
早春に叢生(そうせい)する葉の中央部から花茎(かけい)を長く出し、その花茎(かけい)の先に苞(ほう)がつき、中に直径3センチくらいの白色の芳香(ほうこう)のある花を横向きに数個つける。
花には2~3センチの柄があり横方に伸びた長い花冠(かかん)筒部に続き、筒部の先に6花被片(かひへん)があり、中央には黄色のさかずき状の副花冠(ふくかかん)があり、雄しべ6、雌しべ1 。
この花には、種子が出来ないので、増殖は鱗茎(りんけい)による。