朝の散歩道で見かける「トベラ」の実が弾けた。
木津川河川敷内公園に植栽されているので野生では無い。
直径1cmばかり、クリーム色の皮が弾けて肉色の種がのぞく。
種子は粘液質ジェルに包まれた様にベトベトネバネバしているように見える。
撮影2014.12.6
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トベラ科トベラ属
本州(太平洋側は岩手県南部以南、日本海側は新潟県以南)~沖縄の海岸に生える。
下部からよく分枝し、ふつう高さ2~3mになるが、大きいものは高さ8m、直径10~20cmになる。
葉は互生、枝先に輪生状に集まり、葉身は長さ5~10cm、幅2~3cmの倒卵形または長倒卵形、先は丸く、基部はくさび形で葉柄に流れる。
ふちは全縁で、しばしば裏側に巻くき、革質で表面は深緑色で光沢があり、はじめ微毛があるが、後に無毛。葉柄は長さ5~8mm。
雌雄別株、本年枝の先に集散花序を出し、直径2cmほどの白い花を多数つける。
花弁は長さ約1cm、雄花の花糸は無毛、雌しべは不稔、雌花の雄しべは葯の発達が悪く、子房には軟毛が生え、果実はさく果。
直径1~1.5cmの球形、11~12月に灰褐色に熟すと、3裂して、粘った赤い種子を8~12個だす。
種子は長さ6~7mmのゆがんだ腎形で、粘液質に包まれる。