里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

ナルトサワギク(鳴門沢菊)別名:コウベギク

2014年12月09日 | 12月の花

 

今冬、最初で最高寒波となった12月6日朝、いつもの木津川散歩で見慣れぬキク科の花を発見。

10月の中頃、二度目の除草が終わった河川敷内サイクリングロード脇、柳葉の茎頂に2~3花を咲かせ、未だつぼみも付けていた。

こんな細い柳葉に、こんな鮮やかな黄色い舌状花を付ける野草など知らない。

早速帰って検索すると、多分「ナルトサワギク」・・・2006年に特定外来生物に指定され、栽培・移動などが禁じられていると言う。

翌日12月7日・・・今度は全く別の野面散歩でこれこそ「ナルトサワギク」に違いないと思える個体を発見。

やっぱりたった一株だけど今回のは花も一杯付けている。

前日、ネット検索で見た通りの黄色い舌状花・・・

この北風吹き抜ける野面散歩道に、何の衰えも見せずに咲き誇って居る。

これが前日個体の葉茎部・・・

こちらが12/7撮影の葉茎部・・・葉の様子が少し違う様ですが・・・それは個体差、環境差の範囲でしょうか??

検索によると通年花を咲かせて居る様です。

撮影2014.12.6-2014.12.7

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キク科 キオン属、花期ほぼ通年

マダカスカル島原産 、これは1976年に徳島県鳴門市ではじめて見つかり、そこでこの名がついた。

原野、海岸、草地、林縁、疎林の林床など、いたるところに侵入している1年草または多年草。

茎は無毛、基部近くで多数分枝して大きな株をつくり、枝は直立、叢生し、高さ30~70cmになる。

葉は互生し、変異が多いが、ふつう無柄、中~上部の葉は線状披針形~披針形、長さ3~9cm、幅1~1.5cm、鈍頭または鋭頭。

基部は茎を抱くことが多く、葉縁には少数の、ときに不整となる浅い鋸歯があり、葉面は無毛。

頭花は径2~2.5cm、少数が散房状に散生する。総苞は長さ5~6mm、数個の小さな総苞副片がある。

舌状花はふつう13個、濃黄色、長さ約1cm、筒状花は舌状花と同色。

本草はアルカドイドを含み牛や馬などの家畜などに有害で、平成18年2月1日に環境省の特定外来生物に指定されてしまった。

特定外来生物とは、海外起源の外来生物であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定されます。