梅雨時期の病害虫防除は天気予報と
睨めっこしながらの作業
今年は早くから梅雨明けとなったが
天気が良かったのは最初の一週間
以降は天気予報が当たらず、いつ雨
が降るのか予測も難しく実施日を
決めたら早朝どうするか判断
防除が終了すると、後は神頼み
何とかいずれも夕方か夜以降の雨と
なり、やり直しはなかった
5回目【5月29日散布】
房の状況5月28日
開花直前から2~3分咲き
病害虫の発生状況:べと病、黒とう病、
クワコナカイガラムシ、チャノキイロ
アザミウマ、ミカンキイロアザミウマ
発生期
①展着剤:キャップ一杯
②殺菌剤:オーソサイド水和剤80
(800倍)
③殺菌剤:フルーツセイバー
(1,500倍)
④殺虫剤:アーデントフロアブル
(2,000倍)
6回目【6月13日散布】
房の状況6月9日
房の状況6月12日
ジベ処理前後
病害虫の発生状況:べと病、黒とう病
灰色かび病の発生期、晩腐病の感染期
トリバ類、ハマキムシ類、ハダニ類
チャノキイロアザミウマ、クビアカス
カシバ発生期うどん粉病の発生多発期
6月10日
6月11日べと病
巻いている枝を数個発見
①展着剤:キャップ一杯
②殺虫剤:コテツフロアブル
(2,000倍)
③殺菌剤:ペンコゼブフロアブル水和剤
(1,000倍)
7回目【6月27日散布】
房の状況6月21日
カサ・袋掛け直後
病害虫の発生状況:べと病の多発期
晩腐病の感染期
ブドウサビダニの発生期
クビアカスカシバの多発期
6月21日べと病 茎に発生
6月30日:猛暑による日焼け
①殺虫剤:テッパン液剤
(2,000倍)
②殺虫剤:コロマイト水和剤
(2,000倍)
③殺菌剤:ICボルドー66D
(40倍)(5kg一袋)
④展着剤:KKステッカー
水100Lに40ml
8回目【7月9日散布】
房の状況7月5日
全前回散布14日以内
病害虫の発生状況:
べと病・さび病の発生が続く
チャノキイロアザミウマ・クビアカス
カシバ多発期、クワコナカイガラムシ
発生期
①殺虫剤:モスピラン顆粒水溶剤
(2,000倍)
②殺菌剤:ICボルドー66D
(40倍)(5kg一袋)
③展着剤:KKステッカー
水100Lに40ml
【べと病の特徴】
葉でははじめ淡黄色の輪郭の不明瞭
な斑点が現れ、斑点の裏面には白色
のかびが生える。発病が多いと初秋
ごろほとんどの葉が落ち、果実の生
育が妨げられる。幼果が侵されると、
その表面は鉛色に硬くなり、肥大は
止まってその上に白色のかびが現れ
る。未熟果は果梗から侵されて紫黒
色となり、ミイラ化する