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今日のランチ(銀だら西京焼御膳@味の浜藤 築地本店)

2017年05月05日 | 食べ歩き(築地市場)


立夏の今日は晴れ。今朝は上空に薄雲が広がっていたが、陽が昇るに従って次第に青空が広がり、日射しが強くなってきた。朝の気温は16℃で弱い南風が吹いている。夏が近づいてくることを予感させる陽気である。
こどもの日の今日も出勤のため、いつもと同じ時間に家を出た。朝は比較的涼しいので上着を着て出勤したのだが、湿度が高めで、職場に着く頃には汗だくになってしまった。

日中もよく晴れて、上空には雲ひとつ無い青空が広がった。強い日射しが照りつけた上に、暖かい空気を伴った南風が吹き込んで、昼間の最高気温も25℃と夏日となった。日の当たるところにいると、額や首筋に汗が浮かび、汗拭き用のタオルが手放せなかった。
今日もお昼を外で食べることにした。今日はあまり遠出が出来ないので、あえて築地市場の場外に足を運ぶ。空いている店があればすぐに店に入ることにして場外を少し歩いた。

2年前に「海鮮ちらし」を食べた居酒屋「板前DINNING 斬」のあるビルの斜め前にあるホテル「東急ステイ築地」の1階に水産加工食品販売店「味の浜藤 築地本店」がある。この店は先月の3日にリニューアルオープンし、店内にイートインコーナーを設けて、食事が出来るようになった。店内を覗くと、空席があるのが見える。今日はここでお昼を食べることにしよう。


店に入る。店の入口は物販コーナーになっていて、その奥にイートインコーナーがある。イートインコーナーは道路側に面して設けられた厨房の背後にカウンター席が直線上に7席配されている。カウンターの手前の端の席が空いていたので、席に座った。


席に座ると熱いほうじ茶の入った湯呑みと箸、おしぼりが出された。お茶を飲みながらカウンター席の目の前に掲げられたメニューを見る。メニューは「銀だら西京焼御膳」「さば塩焼御膳」「さわら西京焼御膳」「本日の焼魚御膳」の4種類と生ビールである。御膳には「野菜煮物」「揚げかまぼこ」「厚焼き玉子」「ご飯」「味噌汁」「漬け物」が付く。また「ご飯」はお替わり自由とのことである。
注文したのは「銀だら西京焼御膳」である。ご飯をお替わりするのは面倒なので、最初のご飯を大盛りで持ってきてもらうように注文した。

料理を注文すると、ほうじ茶を飲む。卓上には醤油差しと小皿、楊枝、熱ほうじ茶のポットの他、「ごまくるみ」「あさり生姜煮」の2種類の佃煮総菜とトングが置かれている。小皿を2つ取って佃煮を小皿に盛った。料理を注文してから魚を一切れずつ焼いているとのことで、焼き上げるまでに10分~15分ほどかかるとのことである。平日ならお昼休みに食事をするのはかなり厳しい。
しばらくして料理が一式トレーに載せられてカウンターの中から出された。

「銀だら西京焼」は楕円形の皿に笹が1枚敷かれて、その上に一切れの銀だらの西京焼きが置かれている。こんがりときつね色で見ているだけでも美味しそうである。


「漬け物」はキュウリとニンジンの浅漬けでいずれも2切れずつである。


「野菜煮物」はニンジンとシイタケ、ふきのとう、タケノコが入っている。


「揚げかまぼこ」はコーンが入った揚げかまぼこのスライスが2枚入っている。


「ご飯」は山形のブランド米「つや姫」を使用しているとのこと。白いご飯は米粒一粒一粒が艶々としていて美味しそうである。


「味噌汁」はアオサの味噌汁である。


まずは味噌汁をずずっと飲む。空腹の胃袋に味噌汁が染み渡るのを感じながらふとメニューを見ていると、セットの厚焼き玉子が無いことに気付いた。近くにいた店員にそのことを告げると、あわてて厨房から玉子焼きの小鉢が出された。ちなみに通常は厚焼き玉子1切れとのことだが、今回は店の不手際ということで、もう1切れサービスしてもらった。小鉢には玉子焼が2切れ入っている。


味噌汁を半分くらい飲むと、続いて銀だら西京焼をご飯で食べる。まずはご飯を一口そのまま食べた。ふっくらと炊き上げられたご飯は甘くて美味しい。

銀だら西京焼を箸で切って、ご飯の上に載せた。ふっくらと焼き上げられた西京焼きは艶やかで白味噌の上品な香りが広がっている。西京焼きに使われている味噌は鰹だしをベースに京都から取り寄せた白味噌と信州の熟成味噌を独自の配合で仕上げた味噌とのことである。
西京焼きを口に入れた。脂ののった銀だらは旨みが詰まっていて美味しい。味噌の香りが香ばしく、しかも味噌のすっきりとした甘さが感じられる。これはいくらでもご飯がいけそうだ。西京焼き1切れでご飯をかき込んでしまった。

銀だらの皮まで食べてしまうと、残りの小鉢でご飯を食べる。まずはセットの厚焼き玉子である。分厚い玉子焼きは玉子の質感とふんわりとした歯ごたえが感じられるボリュームのある一品である。噛みしめると甘い出汁がほとばしって、玉子の甘さと一体となって口の中に広がる。
ここでご飯をお替わり。お昼休みも残り時間が心許ないので、二杯目のご飯も大盛りで持ってきてもらった。


続いて煮物でご飯を食べる。煮汁をたっぷりと吸い込んだ煮物はジューシーで美味しい。煮物でご飯をかき込むと、お新香を食べる。程良い塩加減のお新香はシャキシャキとした食感で箸休めにもなる。
残りのご飯は佃煮総菜で食べた。ごまくるみはごまとくるみの2種類の香ばしさが味わえる。しっとりとした食感で、くるみの甘さが感じられて美味しい。


アサリの生姜煮はアサリの旨みに生姜が利いていて、ご飯が進む。


ご飯をもう一杯食べたいところだが、時間もかなり厳しいので、今回は見送った。次回来ることがあれば、ゆっくりと食べられる土曜日に食べに来たいところである。
ご飯を食べてしまうと、最後に味噌汁を飲み干した。湯呑みに残ったほうじ茶も飲み干して完食。美味かった。満腹である。
席を立ち、イートインコーナー入口にあるレジで代金を払うと店を出た。

急ぎ足で職場に戻ったところで、すぐに現場に出る。午後もカンカンに照りつける太陽の下で現場作業の立ち会いをする。
昼過ぎに全ての作業が終わった。後片付けまで見守ったところで、自席に戻った。

鏡を見ると、この4日間でだいぶ顔が焼けたようだ。黒くなっていることが自分でもよくわかった。
夜になって帰宅の途に付く。日が沈むと気温が下がってきたが、湿度が高くて空気がシメシメと感じられた。

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