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J@Dの備忘録

おっさんの備忘録
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今日のラーメン(特製ラーメン@夢あかり)

2021年10月27日 | ラーメン(23区)


今日は曇り一時雨。今朝は上空に広がった雲の一部が透けて暗い空が顔を出していた。朝、起きて、窓の外を見ると、真夜中のように暗く、街灯の明かりが寂しげに見える。今朝の気温は14℃で、弱い北よりの風が吹いている。湿度が高く、湿った空気が冷たく感じられた。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。東の空に広がっている雲がひび割れたように切れ目が入っていて、その切れ目が朝日で赤く染まっている。電車に乗って新宿まで来ると、既に空は明るくなっていて、上空を覆う雲が灰色のベールのように見えた。

日中は昼前になって、弱い雨が降り出してきた。雨は昼過ぎに止んだ。
日中の最高気温は17℃で日射しが無く、湿った空気がヒンヤリと感じられる。北よりの風が吹いていて、涼しい陽気となった。

今日は昼過ぎに都内に出張のため、外出する。お昼を食べずに職場を出ると、地下鉄を乗り継いで新大塚駅に向かった。新大塚駅に着いたところで、遅いお昼ご飯を食べることにする。駅から地上に上がると、春日通りと南大塚通りが合流する大塚五丁目交差点の横断歩道の近くにラーメン屋「夢あかり」がある。


今日はこの店に入ることにした。


店に入ると、すぐ左手に券売機がある。


券売機脇に置かれたアルコール消毒液で手指を消毒した。券売機の上部には体温の測定器がある。ここで体温を計測してから券売機を眺める。


食券を購入すると、店の奥に進む。店内は入口からみて右手に厨房があり、厨房を囲むようにカウンター席が9席L字形に配されている。一番奥のカウンター席に座ると、カウンターの上に食券を置いて料理を注文した。注文したのは「特製ラーメン」と「ライス」である。
カウンターの上にはコップが並べられている他、冷水のポットとレンゲ、台ふきんが置かれている。コップを1つ手に取り、冷水のポットから冷水を注ぐと、まずは1杯お冷を飲んで喉を潤した。再びコップを水で満たすと、テーブルの上に置く。テーブルの上には酢とカレー粉、一味唐辛子、ブラックペッパーグラウンドといった調味料の他、箸と楊枝、つけ麺割りスープのポット、ティッシュボックスが置かれている。

お冷やを飲んでいると、最初に「特製ラーメン」がカウンターの中から出された。続いて「ライス」がカウンターの中から出された。


さっそく箸とレンゲを取って、ラーメンを食べることにする。
「特製ラーメン」の中太の多加水麺で、ドロリとした土色のスープに浸かっている。麺の上には縦半分に割った味玉が1個とチャーシューが2枚、ナルトが1枚、メンマが載せられていて、刻んだ青ネギと刻みネギが散らされ、海苔が1枚添えられている。


まずはレンゲでスープを掬って飲んだ。スープは鶏ガラと豚骨、モミジ、豚足といったの動物系スープに鰹節、鯖節、煮干し、昆布の魚介系スープをブレンドしたWスープとのことで、ラードと鶏油がベースの海老香油を浮かべている。熱々のスープを一口飲むと、魚介系の節の風味が鼻腔に広がった。トロリとした舌触りのスープはこってり目で、濃厚な味わいである。
レンゲを置いて、箸を取ると麺を食べる。麺は大成食品製で弾力が強く、もちもちとした食感でコシがある。ちなみに茹でる前の麺の量は1玉170gとのことで、並盛りでも十分な量がある。つるつるとした喉越しで、いくらでも食べられそうだ。麺を食べていると、麺の上に載せられた具とたっぷりのスープがが絡んで口の中に入ってきた。

メンマは味が良く染みこんでいて、存在感がある。刻みネギと青ネギがシャキシャキとした食感で、アクセントになっている。ナルトを食べながら、麺を食べる。しばらくラーメンを楽しんだ後、ライスを食べることにする。
ライスはお碗に盛られている。米粒が艶々としていて、美味しそうだ。


最初に海苔をスープに浸し、そのままライスを巻いて食べる。スープをたっぷりと吸った海苔はジューシーで、ライスにスープが染みこんで美味しい。続いて味玉を食べる。ぷるんとした食感の白身の中央にある黄身は味が濃くて、食べ応えがある。
厚みのあるチャーシューは赤身に脂身が入り込んでいる肉質系で柔らかく、ジューシーな味わいである。脂身は甘く、舌の上でとろけるような食感がたまらない。チャーシューを食べながらライスをかき込んだ。

チャーシューを食べてしまうと、再び麺を食べる。麺がおおかた無くなったところで、スープを適量レンゲでライスに注ぎ入れ、雑炊風にしてご飯をかき込んだ。スープの旨味をまとった米粒はサラサラとしていて美味しい。豚と鶏、魚介系の三位一体の旨味を楽しみながらご飯をかき込んだ。
ご飯が無くなったところで、最後に丼を傾けてスープを飲み干し、完食。美味かった。満足である。コップに残った冷水も飲み干すと、丼とお碗、コップをカウンターの上に上げて、席を立った。店を出ると、冷たい風が心地よかった。

出張先に行って、夕方、職場に戻る頃には、既に空は暗くなっていた。
仕事を終えて職場を出ると、上空には厚い雲が広がっていて、ヒンヤリとした空気がシメシメと感じられる。

新宿駅から乗った電車は混んでいた。網棚に荷物を置くことも出来ず、片手に吊革、片手にカバンと両手が塞がれた状態で、ひたすら車内を過ごしていたが、ようやく荻窪で吊革に掴まることが出来た。
電車が日野駅に到着すると、電車を降りて改札を抜けた。甲州街道に出て、家路を急ぐ。空を見上げると、雲のところどころが透けて暗い空が顔を覗かせていた。多摩地区でも雨が午前中に降ったとのことで、路面は所々濡れていたが、既に乾き始めていた。

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今日のラーメン(海老・イカ・帆立貝柱のあんかけつゆそば@南国酒家 京王新宿店)

2021年10月13日 | ラーメン(23区)


今日は雨。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、本降りの雨が降っている。今朝の気温は17℃で、冷たい北よりの風が吹いている。日射しが無く、窓の外は薄暗い。窓の外の空気は湿っぽく、ヒンヤリと感じられた
今日は午前中2時間のテレワークをしてから出勤する予定となっている。ここ数日、いろいろと忙しかったこともあって、疲れが溜まっていたらしい。いつもなら既に職場に着いている時間に時間に起床すると、髭を剃って顔を洗った。それから湯を沸かしてインスタントコーヒーを淹れる。玄関のドアポストに投函された朝刊を取り出して新聞を読みながら、簡単に朝食を済ませると、定時よりも少し前の時間になったところで、業務端末に電源を入れて業務を開始した。

業務を開始してから2時間が経過すると、職場にテレワーク終了を告げるメールを送付して出勤の準備をする。今日も昨日に引き続き、気温があまり上がらないとの天気予報に上着を着て出勤した。
家を出ると、弱い雨が降っている。傘を差して駅に向かった。路面は雨でしっとりと濡れていて、所々には水たまりができている。駅に着くと、ホームに滑り込んできた特別快速電車に乗り込んだ。

電車は混んでいた。久しぶりに日野駅から座れなかったので、吊革に掴まって窓の外をぼんやりと眺めた。電車が立川駅に到着したところで、乗客がどっと降りて、車内は一旦空いた。空いたシートに腰を下ろすと、今度はどっと乗客が乗り込んできて、車内は再び混んだ。
席に座って瞼を下ろすと、眠気が襲ってくる。急に意識が遠ざかったかと思うと、気が付いた時には電車は新宿駅に到着していた。慌てて電車を降りて、改札に向かった。

日中は雨。上空にはどんよりとした厚い雲が広がっていて、スッキリしない空模様となった。昼間の最高気温は19℃と朝に比べてあまり上がらず、ニュースによれば11月上旬並みの陽気となったとのこと。冷たい雨が降っている上に北風が吹いていて、肌寒く感じられる。
既に時計の針は12時を過ぎている。職場に行く前にお昼を食べていくことにして、京王百貨店に入った。エレベーターで8階にあるレストラン街「新宿Keioダイニング」に足を運ぶ。フロアの一番奥にある中華料理店「南国酒家 京王新宿店」に入ることにした。


店に入る。入口脇のレジの前にはアルコール消毒液が置かれていて、ここで手指の消毒をすると、案内に出てきた店員の後について店の奥に進んだ。店内は入口から最も奥に厨房があり、その手前左手に4人掛けのテーブル席が11卓と2人掛けのテーブル席が1卓置かれている。右手は予約席となっており、半個室のスペースの中には4人掛けのテーブル席が5卓配されていた。


店の中央付近にある4人掛けのテーブル席に案内されると、席に座る。店員がテーブルの上に箸置きを置いて箸とレンゲ、紙おしぼりを置いた。次に醤油と酢、練りがらしの小袋が1個と楊枝が置かれ、その隣に空の湯呑みとポットが置かれる。湯呑みにはポットから温かいウーロン茶が注がれた。
更にメニューが置かれた。ウーロン茶を飲みながらメニューを眺める。


最初の見開きを開くと、コースメニューが掲載されていた。


次はセットメニューや単品メニューが掲載されている。


セットメニューの裏は麺飯セットメニューが掲載されていた。更にこぼれ紹興酒と書かれたアルコールメニューが掲載されている。


紹興酒のメニューの裏には15年ものの紹興酒と5年ものの紹興酒が紹介されていて、更にグランドメニューの表紙がある。


グランドメニューを開く。


続いて開いたページは前菜/ふかのひれ/スープである。



次の見開きは海鮮料理各種料理である。


更にページをめくると、野菜/豆腐/玉子各種料理が掲載されていた。


次の見開きは牛肉/豚肉/鶏肉/点心/デザートである。


更にページをめくると、あんかけやきそば/つゆそば/ご飯が掲載されている。


最後は各種アルコール又はソフトドリンクである。


店員を呼んで料理を注文する。注文したのは「海老・イカ・帆立貝柱のあんかけつゆそばセット」である。ちなみにセットメニューにすると、単品メニューに加えて「三種前菜盛り合わせ」「たまごスープ」「デザート」が付く。そこで、セットメニューを注文することにして、更に単品でご飯を注文することにした。ちょっと食べ過ぎという気もしないでも無いが、たまにはいいだろう。
更に、スマホ「新宿Keioダイニング クーポン券」を表示させて、ドリンクの無料サービスを受けることにした。ちなみに「南国酒家」では「オレンジジュース」「ウーロン茶」「グラスビール(小)」を無料で頂くことが出来る。仕事が無ければ「グラスビール」を注文するところだが、そうもいかないので「ウーロン茶」をもらうことにした。

料理を注文するとメニューが下げられた。最初に運ばれてきたのは「三種前菜盛り合わせ」とサービスの冷たい「ウーロン茶」である。
続いて、料理が一式トレーに載せられて運ばれてきた。トレーの上には「海老・イカ・帆立貝柱のあんかけつゆそば」とセットの「たまごスープ」「デザート」に加えて、単品で注文した「ご飯」が載せられている。

さっそく紙おしぼりで手を拭くと、最初に「海老・イカ・帆立貝柱のあんかけつゆそば」から食べることにした。
「海老・イカ・帆立貝柱のあんかけつゆそば」の麺は中細のストレート麺で、白濁した塩スープに浸かっている。麺の上には小海老4と帆立貝柱が4個ずつ載せられている他、イカのカットが載せられ、チンゲンサイ、タケノコ、ニンジン、椎茸、白菜といったたっぷりの野菜が載せられていた。


レンゲでスープを掬って口に運ぶ。魚介と野菜の旨味が凝縮されたような中華スープは、濃厚な塩だれが旨味を際立たせているような味わいで美味しい。味に深みがあって、塩味の餡がその旨味を引き立てているようである。
レンゲを置いて箸を取った。スープがたっぷりと絡まった麺は弾力のある歯応えで美味しい。モチモチとした食感で、スープと一緒に喉の奥に消えていく。麺を食べながら、つゆそばの上に載せられた具を食べる。白菜やチンゲンサイはジューシーで美味しい。タケノコにはたっぷりのスープが絡んでいる。海老はプリプリとした食感で、甘くて美味しい。帆立貝柱もジューシーで、貝の旨味にスープの旨味が加わって、食べ応えがある。イカには隠し包丁が入っていて、柔らかいながらも歯応えがあって美味しかった。ニンジンはやや固めで歯応えが感じられる。椎茸の食感と共につゆそばにアクセントを与えている。

いつもなら麺の具でご飯を食べるところなのだが、今回は少々作戦を余儀なくされた。つゆそばのスープをあらかた飲んでしまったところで、少し体が熱くなったので、クールダウンに冷たいウーロン茶を飲む。無料サービスでもらったウーロン茶は、脚付きグラスに注がれていて、氷が浮かべられている。


ウーロン茶を半分くらいまで飲んで少し、息をつくと、今度は「たまごスープ」を飲む。小さなお碗に入った「たまごスープ」は玉子がたっぷりと入っている。


レンゲでスープを掬って口に運んだ。かなりドロリとしたスープは玉子の優しい甘みと旨味が絡まるようにして口の中に流れ込んでくる。だいぶ冷めてしまったとはいえ、それでも十分に熱くて美味しい。「たまごスープ」を半分くらいまで飲んだところで、レンゲを置いた。
「ご飯」を食べる。「たまごスープ」と同じくらいの大きさのお碗に盛られたご飯は米粒が艶々としていて美味しそうだ。


このご飯を「三種前菜盛り合わせ」で食べることにする。「三種前菜盛り合わせ」はメンマ、蒸し物、ザーサイで構成されていて、3つの窪みが付いた器に盛られている。


メンマは味が良く染みこんでいて、ほのかにジューシーな食感で美味しい。蒸し物は魚と鶏肉、豆腐を蒸して潰し、ニンジンのみじん切りを混ぜた料理とのこと。素材の甘さにニンジンの彩りがアクセントになっている。ザーサイはサッパリとした味わいで、パリパリとした食感が美味しい。
前菜が無くなったところで、「あんかけつゆそば」の丼の底に溜まっていたスープを全て残りのライスに注ぎ込むと、ライスを雑炊風にしてサラサラとかき込んだ。スープのとろみが米粒をコーティングするかのようにして、旨味をたっぷりとまとった米粒が口の中に入ってくる。これが美味しい。あっという間にライスが無くなってしまった。

お碗に残った「たまごスープ」を飲み干すと、最後にデザートの杏仁豆腐を食べることする。ガラスの器に入れられた杏仁豆腐はダイスカットにした杏仁豆腐が6個とクコの実が2粒ほど入っていて、シロップがかけられている。


ぷるんとした食感の杏仁豆腐は優しいミルキーな甘さで、冷たくて美味しかった。最後にグラスに残ったアイスウーロン茶を飲み干して完食。美味かった。満腹である。
湯呑みに残った温かいウーロン茶も飲み干してしまうと、身支度をして卓上に置かれた伝票を持って席を立った。店の入口脇にあるレジに進む。代金をクレジットカードで支払うと店を出た。

エレベーターで1階に降りて京王百貨店を出ると、雨が止んでいたので外を歩いて職場に向かう。途中で、アイスコーヒーを買って行った。
午後は雨は降ったり止んだりの空模様となった。仕事をしていると、次第に窓の外が暗くなってきた。

目の前の仕事を片付ける頃には既に日没の時刻を過ぎて、夜になっていた。予定していた業務をこなすと、職場を後にする。地下道を歩いて新宿駅に向かった。
新宿駅に着いて中央線下りホームに昇ると、目の前に滑り込んできた快速電車に乗りこんだ。車内はかなり混んでいたが、なんとか吊革に掴まって荷物を網棚の上に載せた。今日は立川駅まで座ることが出来なかった。残り1駅となったところで、席に座り込むと、ひと息つく。

日野駅に電車が到着すると、駅の改札を抜けた。外は弱い雨が降っていて、空気がヒンヤリと感じられる。急ぎ足で家まで歩いて行った。
深夜になって雨は止んだ。窓の外からは秋の虫の音が聞こえてきた。

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今日のラーメン(塩チャーシューメン味玉トッピング@jikaseimen MENSHO)

2021年10月02日 | ラーメン(23区)


今日は晴れ一時雨。今日は昼前に動員で渋谷の会場に行く必要があったので、朝8時に起床した。カーテンを開けて窓の外を見ると、上空には台風一過の雲ひとつ無い澄んだ青空が広がっている。日射しが燦々と降り注いで、空が明るくなっていた。昨日降った雨で濡れた路面は半分くらい乾いていて、所々にシミのような濡れた跡が見える。団地の前庭の木々の陰が濃く見えた。
家を出ると、くらくらとするような眩しい日射しが降り注いできた。湿度が高めで、少し蒸すような風が吹いている。駅に着いて乗り込んだ電車の車内はあきらかに混んでいた。新宿駅で電車を乗り換えて渋谷駅に到着すると、ハチ公改札を抜けて渋谷スクランブル交差点に出る。強い日射しが照りつけていて、会場に行くまでに汗だくになってしまった。

日中は快晴。上空には雲ひとつ無い青空が広がっていて、日射しが容赦なく照り付けている。昼間の最高気温は30℃で、8日ぶりの真夏日となった。厳しい残暑となったものの、昼前から乾いた北よりの風が吹いてきて湿度が下がり、カラッとした暑さである。午後から少し、上空に雲が出てきた。
今日もお昼は外で食べることにした。とはいえ、既に時計の針は午後2時を廻っている。今日は渋谷の街は人出が多く、しかも暑いこともあってあまり会場から遠くに行くのは得策では無い。そこで、先日に引き続き、会場の近くの商業施設「渋谷PARCO」の地下にあるレストラン街に行くことにした。


先日、「冷デラックスぶっかけうどん」を食べたうどん屋「おにやんま 渋谷パルコ店」の正面にラーメン屋「jikaseimen MENSHO」がある。


今日はこの店に入ることにした。


店頭にメニューが掲示されている。


メニューを眺めて、注文する料理をあらかじめ決めて店内に入った。


店内は入口からみて正面奥に厨房があり、その前にカウンター席が直線状に4席配されている他、その手前に中央を仕切ってカウンター席にした6人掛けのテーブル席が2卓と2人掛けのテーブル席が2卓配されている。店に入ると、店員に空いている席に座るように言われて厨房に面したカウンター席に座った。
卓上にはブラックペッパーシルバーと割り箸、レンゲ、紙エプロン、紙ナプキン、冷水のポットが置かれていて、その脇に重ねられたコップが並べられている。カウンターの正面には料理を注文するためのタブレットが据え付けられていた。

まずは空のコップを1つ取り、ポットから冷水を注いで水を飲んだ。再び冷水を注ぐと卓上に置く。それから正面に据え付けられたタブレットをタッチする。


次に表示された画面には料理の注文の仕方が書かれている。


更に画面にタッチすると、メニューが現れた。


注文することにしたのは「塩らぁめん」である。そこで、「塩らぁめん」のアイコンをクリックした。「塩らぁめん」のページは2ページある。1ページ目には「塩らぁめん」「塩ワンタン麺」「塩メンマらぁめん」が掲載されている。


2ページ目は「塩チャーシューメン」「味玉塩らぁめん」が掲載されていた。


「塩チャーシューメン」を注文することにして、次のページに進む。すると麺の量を選ぶページが表示された。


ここは普通盛にして先に進む。すると、追加トッピングを選ぶページが出てきた。


普段ならここはスルーするところなのだが、今日はなんだか気分で味玉をトッピングすることにした。
次に進むと、サイドメニューを選ぶページが出てきた。


ここでは「葱肉めし」を注文することにした。最後に「注文する」のボタンを押す。
するとメニュー画面が表示されて、左下に赤字に白文字の「5」の数字が表示された。この番号が呼ばれると、料理を提供口に取りに行くのである。


しばらくして、番号が呼ばれたので、提供口に料理を取りに行った。提供口は店の正面から見て奥の厨房の一番右手にある。トレーの上には「塩チャーシューメン味玉トッピング」と「葱肉めし」が載せられていた。トレーを持って席に戻る。


ちなみに提供口の前には現金専用のセルフレジがあって、その脇に楊枝とストロー、髪留め(ヘアゴム)、キッズ用フォーク、スプーンが置かれている。席に戻ると、卓上から箸とレンゲ、紙ナプキンを1つずつ取った。
さっそく「塩チャーシューメン味玉トッピング」を食べることにする。「塩チャーシューメン味玉トッピング」の麺は太麺の手もみ麺で、黄金色の澄んだスープに浸かっている。麺の上にはトッピングの味玉が1個とチャーシューが8枚、メンマ、ホウレンソウ、刻みネギが載せられていて、その上に海苔が1枚載せられている。


薄い膜の張ったスープは豚清湯のスープをベースにサンマの煮干しを炊いて作ったスープをあわせて作っているとのこと。塩だれに使用している塩は沖縄塩とのことである。まずはレンゲを取って、スープを掬って口に運んだ。

一口飲むと、豚の旨味と甘みが押し寄せてくる。後からサンマの上品な旨味が感じられる。塩が旨味を引き立てていて、あっさりとしていながらも、飲み応えのあるスープである。
レンゲを置いて箸を取った。まずは麺をすする。自家製の太麺はスープをたっぷりと絡ませて口の中に入ってくる。コシがありモチモチとした食感で美味しい。なかなかのボリューム感がある。

麺を食べながらチャーシューを食べる。「塩らぁめん」に使われているチャーシューは豚の内もも肉を使用しているとのこと。赤身と脂身が半々で、赤身はスープを吸ってジューシーな歯応えと濃い味わいで美味しい。脂身は舌の上でとろけるような食感で甘くて美味しい。ひたすらチャーシューにかぶりつきながら麺をすすった。
味玉は箸で持ち上げるとふわふわとしていて、中の黄身はトロトロとしている。味が濃くて美味しい。メンマは極太で、スープを吸ってジューシーな歯応えである。チャーシューに負けないくらいの存在感がある。ホウレンソウもスープを吸ってジューシーな味わいで、ラーメンに彩りのアクセントを与えている。スープを吸った海苔は厚みがあって、ジューシーで美味しかった。シャキシャキとした食感の刻みネギが、ラーメンに食感のアクセントを与えている。

麺をあらかた食べ終えたところで、「葱肉めし」を食べる。「葱肉めし」はお碗にご飯を盛り、その上に刻んだチャーシューと刻んだ青ネギを散らし、醤油ダレをかけている。ちなみにご飯の量は120gでチャーシューは50gほどあるとのこと。


本日のチャーシューは豚のランプと内ももを使用しているとのことで、ラーメンのチャーシューは内もも肉を使用している。ということは「葱肉めし」のチャーシューはランプ肉を使用しているのだろうか。
「葱肉めし」をかき込む。刻んだチャーシューは脂身が無く、香ばしい風味で美味しい。醤油ダレの旨味と豚肉の旨味が重なり合って、喉の奥に消えていく。青葱のシャキシャキとした食感がアクセントになっていて、食べ応えのある丼である。

途中でレンゲでラーメンのスープを垂らし、雑炊風にしてかき込んだ。スープの旨味を吸ったご飯は肉の旨味とあわさって、また異なった旨さである。サラサラとかき込むようにして食べていると、あっという間にお碗が空になった。
最後にラーメン丼を傾けてスープを飲み干し、完食。美味かった。満足である。

コップに残ったお冷やを飲み干して、トレーの上に載せた。空の食器の載ったトレーを店の向かって左側の壁に設けられた返却口に運ぶ。そして料理を取りに行ったときにもらった伝票を持って提供口に進む。代金はクレジットカードで払うことにした。店員に声をかけて代金を精算すると、店を出た。
渋谷パルコの建物の外に出ると、会場に戻って業務を再開する。午後になって南よりの風が吹いてくると、大気の状態が不安定になってきたらしい。窓の外からは雷鳴が聞こえてきた。ブラインドの合間から外を眺めると、北の方に雲が広がっているのが見える。

湿度が高くなってきて、少し空気がシメシメと感じられてきた。日が沈むと気温が下がってきて、風が涼しくなってきた。
次第に雲が広がってきたかと思うと、19時過ぎに滝のような雨が降ってきた。しばらくして雨脚が弱まってきて、雨は1時間ほどで止んだ。

夜9時近くに業務を終えると、帰宅の途につく。外に出ると湿った空気がヒンヤリと感じられた。夜になっても渋谷の街は混んでいる。渋谷スクランブル交差点を渡って渋谷駅の改札に入ると山手線外回りのホームに昇った。
山手線で新宿駅に着くと、中央線に乗り換える。混雑を避けて載った中央線快速電車は空いていて、新宿駅から座って帰ることができた。電車が日野駅に到着すると、改札を抜けて駅の西側のロータリーに出る。

信号を待ちながら上を見上げた。上空には暗い澄んだ空が広がっていて、星が瞬いているのが見える。北よりの湿った風が吹いていて、空気がヒンヤリと感じられた。

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今日のラーメン(真鯛特製濃厚らーめん@麺屋 翔 みなと)

2021年08月19日 | ラーメン(23区)


今日は曇りのち晴れ。今朝は上空に雲が広がっていたが、東の一角が切れて、朝日が射し込んで明るくなっている。今朝の気温は22℃で湿度が高く、南よりの風が吹いていた。空気がシメシメとしていて、昨日の暑さの余韻が漂っているかのように、少し蒸すような陽気である。
今日は午前中2時間のテレワークをしてから出勤する予定となっている。平日と同じ時間に起床すると、湯を沸かしてインスタントコーヒーを淹れた。玄関のドアポストに投函された朝刊を取り出して、新聞を読みながら、簡単に朝食を済ませる。髭を剃って顔を洗い、定時よりも少し前の時間になったところで、業務端末に電源を入れた。

職場にテレワーク開始の連絡メールを送付し、仕事を開始する。仕事を始めると間もなく、窓の外からセミの鳴いている声が聞こえてきた。上空の雲は崩れるようにしてばらけて、雲と雲の合間から青空が広がってきた。次第に窓の外は明るくなってきて、強い日射しに団地の前庭の木々が濃い木陰を作っていた。
仕事を始めてから2時間が経過し、職場にテレワーク終了を告げるメールを送付する。それから出勤の準備をして家を出た。外に出ると温風のような風が吹いている。ここ数日休息をとっていた真夏の太陽が復活して、灼熱のような日射しが降り注いでいた。駅までの路面が眩しく、頭がくらくらするようである。

日野駅から中央線特別快速電車に乗って新宿駅に向かう。新宿に到着すると、改札を抜けて駅の外に出た。上空には綿をちぎったような雲が浮かんでいるものの、青空が広がっていて、容赦なく強い日射しが降り注いでいて、うだるような暑さである。日陰を求めて、地下道に入った。
時計の針はちょうどお昼にかかるところだったので、今日も職場に行く前にお昼を食べていくことにする。地下道から新宿センタービルを抜けて新宿野村ビルに入った。新宿野村ビルの地下二階フロアの一角にラーメン屋「麺屋 翔 みなと」がある。この店は10年以上も前に「塩そば」を食べたラーメン屋「麺屋 翔 西新宿本店」の支店のひとつである。


今日はこの店に入ることにした。


店の入口の外側右手に券売機が設置されていて、ここで食券を買う。


間口の広い店内は厨房の周囲に19席のカウンター席がL字形に配されている。カウンター席は2席または3席毎にカウンターテーブル上に置かれた仕切板で区切られていた。店員の案内に従って席に座ると、冷水を注いだ金属製のコップがカウンターの中から出された。カウンターの上に食券を並べて料理を注文する。
注文したのは「真鯛特製濃厚らーめん」と「橅豚ガーリックバター炙り焼き丼」である。

料理の注文を終えるとまずはお冷やを一杯飲んだ。空になったコップに卓上に置かれた冷水のポットから冷水を注ぐ。卓上には冷水のポットの他に混合香辛料「愛媛いよかん八味」、箸、楊枝、紙ナプキン、紙エプロンが置かれている。
冷水を飲みながら、料理が出来るのを待っていると、最初に「真鯛特製濃厚らーめん」がカウンターの中から出された。やや間があって、「橅豚ガーリックバター炙り焼き丼」が出された。



さっそく「真鯛特製濃厚らーめん」から食べることにする。「真鯛特製濃厚らーめん」の麺は細麺で濃厚な薄い黄土色のスープに浸かっている。麺の上には味玉と肉団子が1個ずつと4種類のチャーシューが1枚ずつ、メンマ、刻みネギが載せられている。ラーメンにはレンゲが添えられた。


あらためてお冷やで喉を潤すと、まずはラーメン丼に添えられたレンゲを取って、スープを掬って口に運んだ。


大量の真鯛カブトと少量のモミジをじっくりと炊きあげて作ったスープはこってりとしていて、濃厚なスープである。鯛の旨味が詰まったスープはクリーミーな飲み口で、飲み応えがあって美味しい。
箸を取って麺を食べる。菅野製麺所製の細麺は「春よ恋」「きたほなみ」「ゆめちから」の3種類の小麦粉をブレンドした北海道産小麦100%の麺に羅臼昆布塩を添加した麺とのこと。シコシコとした歯触りに弾力のある歯応えが感じられる麺は旨味の際だっていて美味しい。麺にはたっぷりのスープと刻みネギが絡んで口の中に入ってくる。

4種類のチャーシューの内訳は茨城県産常陸牧場の「橅豚」の煮豚と肩ロースの燻製、宮城県しまざき牧場の「デュロックマンガリッツア」の肩ロース低温調理のチャーシュー、鹿児島県産のさつま純然鶏のむね肉の低温調理のチャーシューとなっている。
「デュロックマンガリッツア」の肩ロース低温調理のチャーシューも厚身がある。脂身が少ないチャーシューは、生ハムのような鮮やかな桜色をしている。チャーシューにかぶりつくと、柔らかいながらも歯応えが有り、肉の甘みと濃い肉の旨味が感じられる。生ハムのような味わいと食感が溜まらなく美味しい。

さつま純然鶏むね肉のチャーシューは脂身が無く、淡泊な鶏の旨みが感じられる。スープを吸ったチャーシューは柔らかく、ジューシーな味わいである。口に入れると鶏肉の旨味にスープの旨味が重なって、食べ応えがあって美味しかった。
「橅豚」の煮豚は厚みがあって、存在感がある。スープに同化したような薄い黄土色のチャーシューは脂身の少ない肉質系で、赤身はスープを吸ってジューシーな味わいで美味しい。濃厚な肉の旨味と鯛の旨味が絡まって、食べ応えがある。脂身は甘くトロトロとしていて、舌の上でとろけるような味わいである。肩ロースの燻製は香ばしくて歯応えが有り、他の3種類の豚肉のチャーシューに比べると、比較的歯応えがあって食べ応えがあった。

味玉は弾力があって、箸で持ち上げると箸の合間からツルンと落ちてしまいそうである。味玉にかぶりつくと、中の黄身はきめが細かく、絹のような食感で味が濃くて美味しい。白身は淡泊な旨味で、黄身の甘さを引き立てている。太いメンマは、短くカットされている。スープを吸ってジューシーな味わいである。肉団子は鶏肉の団子で、軟骨のコリコリとした食感がアクセントになっている。スープを吸ってふんわりと柔らかく、ジューシーで美味しい。
麺の量は1玉140gあり、なかなかのボリュームである。麺をあらかた食べてしまったところで、「橅豚ガーリックバター炙り焼き丼」を食べることにする。「橅豚ガーリックバター炙り焼き丼」はラーメン丼よりもやや小ぶりな丼にご飯を盛り、その上に2枚の「橅豚」のチャーシューが2枚と角切りにした10切れの豚肉が盛られていて、その上に刻んだ青ネギがたっぷりとトッピングされている。


ガーリックバターを塗って炙った豚肉の表面には、熱が入ってトロトロになったニンニクが浮かんでいる。豚肉の表面には焦げ目があって、それがまた食欲をそそる。
豚肉にかぶりついた。炙ったチャーシューは余計な脂身がほとんど無く、赤身に脂身が適度に入っていて、香ばしい味わいである。豚肉の旨味と甘みがストレートに感じられる。一方、角切りの豚肉は脂身が多めだが、甘くて香ばしく美味しい。舌の上でとろけるような味わいで、ご飯が進む。刻みネギのシャキシャキとした食感とニンニクのコクのある旨味と甘みが豚丼にアクセントを与えている。

しばらくは豚肉を頬張りながらご飯をかき込んでいたが、このご飯にスープを注ぎたい衝動に駆られた。レンゲでラーメンのスープを適量注いで、再び豚丼をかき込む。思った通りの味わいである。スープの旨味が一粒一粒の米粒に絡んで、ご飯が美味しい。サラサラとした食感に鯛の旨味が重なって口の中に広がる。これに香ばしい豚肉が加わって、至高の味わいである。あっという間に「橅豚ガーリックバター炙り焼き丼」の丼が空になった。
最後に最後にラーメン丼を傾けてスープを飲み干し、完食。美味かった。満足である。お腹もいっぱいになった。

コップに残ったお冷やを飲み干すと、食器を全てカウンターの上に上げ、席を立って店を出た。
ビルの外に出た。再び頭上に降り注いできた強烈な日射しが、目が眩むように感じられる。昼間の最高気温は34℃で、都心では2日連続の真夏日となった。湿度が高めで、強い南よりの風が吹いている。湿った空気が重く感じられて、不快な陽気である。風が温風のように感じられた。職場に行く途中で売店に寄り、アイスコーヒーを買って行った。

午後は職場でデスクワークである。今週は飛び石ではあるが2日お休みをもらったこともあって、机上の書類は山積しているし、午前中処理しきれなかったメールもまだ大分残っている上に、職場への移動中に新たに届いたメールで、メールボックスが埋まっている。1つ1つ確実に処理をしていると、刻々と時間が過ぎていく。日が傾いてくると、西の空に広がっていた雲に太陽が隠れて、急速に暗くなってきた。 
どうにか、未処理の書類とメールを片付けて、更に予定していた仕事を終える頃には、外は日も沈んで暗くなっていた。仕事を終えて机上を整理し、職場を後にする。

新宿駅から中央線快速電車に乗って帰宅の途につく。日野駅に到着して空を見上げると、夜になって薄く綿を広げたような雲が上空の所々に浮かんでいて、雲の合間から月が煌々と光っている。湿度が高くて空気がシメシメとしているものの、夜風が涼しく感じられた。

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今日のラーメン(スペシャルチリトマトラーメン@チリトマラーメンTHANK)

2021年07月16日 | ラーメン(23区)


今日は晴れ。今朝は上空に青空が広がっていて、うろこ雲のような雲が浮かんでいる。東の地平線付近にはベールのような雲がかかっていて、雲を通して朝日が射しこんでいた。今朝の気温は23℃で風は無く、湿度が高くて、朝からムシムシとしている。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。駅まで歩いていくと、マスクの中が蒸れて、気持ちが悪くなってくる。駅に着くと、マスクを外して顔を拭いた。ホームで電車を待っていると、風が通って、少し涼しく感じられる。

電車は空いていた。席に座り、瞼を閉じる。目が覚めたのは電車が新宿駅に差しかかる直前だった。新宿の気温は既に25℃を超えていて、日野よりも蒸し暑い。コンビニで朝食を買うと、早足で職場に向かった。
日中は上空に雲が多いものの、青空が広がった。午前11時に気象庁は「関東甲信、東北地方が梅雨明けしたと見られる」と発表した。昼前から南よりの風が吹いてきて、気温もグングンと上昇し、昼間の最高気温は33℃と、2日連続の真夏日となった。湿度も高くて、かなり蒸し暑い陽気である。

今日の午後は外部の会議に出席するため、外出した。建物の外に出ると、梅雨明けの真夏の太陽がじりじりと照りつけていて、街全体が強烈な日射しを浴びて眩しく見える。会議のあるビルは新橋駅と浜松町駅の間にあり、新橋駅から第一京浜国道沿いに日陰を求めながら歩いて行った。
会議が終わると、浜松町方面に第一京浜国道沿いに歩いて行く。今日は夕食を食べて帰ることにしていたが、もう時計の針は午後6時にさしかかろうとしていた。浜松町駅付近で食べることにして、大門交差点で折れて大門通りを増上寺方面に歩いて行く。増上寺大門前の芝大門交差点を左に折れて、3分ほど南に歩いて行くと左手にラーメン屋「チリトマラーメンTHANK」がある。この店は昨年1月22日にオープンしたとのこと。今日はこの店に入ることにした。


店に入るとすぐ右手に券売機があり、券売機の脇に置かれている消毒液で手指を消毒する。それから食券を購入した。


店員に案内されて、店の奥に進む。間口の狭い店内は奥行きがあって、一番奥に厨房があり、その手前に4人掛けのテーブル席が1卓と2人掛けのテーブル席が3卓配されている。更にその手前右手の壁際にカウンター席が4席配されていた。
カウンター席に座るとお冷やが出された。テーブルに食券を並べて、料理を注文する。注文したのは一番人気の「スペシャルチリトマトラーメン」と「ライス(大)」である。更に、更に以前、購入した雑誌「ラーメンぴあ2021首都圏版」に付いていたクーポンを見せて、「麺大盛り」にしてもらうことにした。

ラーメンを注文すると、まず、麺の種類を聞かれる。麺は「中華麺」と「モリンガ麺」から選べる。この「モリンガ麺」は人間に必要なビタミン、ミネラル、たんぱく質、アミノ酸など90種類以上の栄養・健康成分を含み、「奇跡の樹」と呼ばれる北インド原産の植物であるモリンガの中でも、えぐみ、苦みの無いネオベジモリンガを練り込んだ特製麺とのこと。せっかくなので、この「モリンガ麺」で料理を注文することにした。


更に辛さを聞かれる。あまり辛いラーメンは苦手だが、普通が2とのことなので、「2」で注文した。またパクチーを入れてよいかどうか聞かれたので、パクチーを入れてもらうことにする。最後に紙エプロンが必要かどうか聞かれたが、汚さずに食べられる自信があったので、紙エプロンはもらわなかった。もっとも紙エプロンがあると、食べづらいという理由もある。
更に店員に「ピクルスは要りますか?」と聞かれた。ピクルスは無料でもらえるとのこと。そこで、ピクルスも頂くことにした。

料理を注文すると、喉が渇いていたので、お冷やを一杯ゴクゴクと飲んでしまった。卓上にある冷水ポットから冷水を再び、コップに注ぐ。卓上には冷水のポットの他に、青山椒スパイスと揚げネギ、箸、楊枝、紙ナプキン、アルコール消毒液が置かれている。
しばらく待っていると、「スペシャルチリトマトラーメン」「麺大盛り」が運ばれてきた。続いて「ライス(大)」も運ばれてくる。最後にピクルスの入った容器と、ピクルスの取り皿、ラーメンのタレも運ばれてきた。


スープには香味油が浮かんでいるが、更に別途チューブに入れられて添えられた。


ピクルスは蓋の付いた容器に入っている。


ピクルスの入った容器の蓋を開けると、中には黄色く染まったタマネギにクミンが入ったピクルスが入っていた。


適量をガラスの容器に入れる。


箸と紙ナプキンを取ると、さっそく食べることにした。あらためて、お冷やで口の中を潤すと、まずはラーメンから食べることにする。
「スペシャルチリトマトラーメン」の「モリンガ麺」は極細麺で、赤いドロリとしたスープに浸かっている。麺の上には縦半分に割った塩玉子とケイジャンチキンが4切れ載せられ、更にニンジンの入ったミートソースがトッピングされて、その上にパクチーが載せられている。スープの上には黒いタレが浮かんでいる。ラーメンには木のレンゲが添えられた。


さっそくレンゲを取ってラーメンを食べようとしたのだが、麺がスープを吸ったせいか、スープを掬って飲めるような状況ではない。


そこで箸を取ると、麺をすすった。サッポロ製麺製の「モリンガ麺」は時間が経ってしまったせいか柔らかめの歯応えだが、それが美味い。スープをたっぷりと絡ませて口の中に入ってくる。
抹茶麺のような風味にパクチーの爽やかな風味が鼻腔を刺激する。無化調のスープは、大山鶏の鶏清湯とトマトを主体として野菜ダシのスープで、豆やアサリ出汁などで構成したスープにマー油と自家製トマトラー油を浮かべて辛味をプラスしているとのこと。ハーブスパイスたっぷりのミートソースがスープに溶け込むと共に、麺にも絡んで口の中に入ってくる。

スープに具のミートソースが溶けて、スープの濃度が変化していくので、一口毎に味が変わっていくのが楽しい。ラーメンの黒いタレは、黒酢などを使用した酸味のあるタレで、パクチーの香りにじんわりとくる唐辛子の辛さが合わさって、なかなか食べ応えがあって美味しい。もっちりとした食感の「モリンガ麺」も素材の旨味が感じられる。
麺の上に載せられたケイジャンチキンでライスを食べることにした。お碗に入ったライスの米粒は艶々としていて、美味しそうだ。


ケイジャンチキンは下味をつけた鶏モモ肉のローストである。口に入れると鶏肉の旨味にスープが絡まって、ひと切れの鶏肉でご飯が進む。スープもたっぷりと絡まっていて、スープの旨味と鶏肉の旨味に一体感が感じられた。
味玉は黄身の味が濃く、淡泊な白身にはスープが絡まってなかなか楽しめる味わいである。あっという間に味玉が無くなってしまった。ラーメンを食べながらピクルスを食べてみる。カレー粉で黄色く染まったピクルスは、酸味があって、サッパリとした味わいで美味しい。タマネギのシャキシャキとした食感にクミンの粒々とした食感がアクセントになっている。

麺をあらかた食べ終えると、丼の底にスープが溜まっている。このスープをレンゲで適量をライスに注いだ。スープに浸かったライスをレンゲでかき混ぜて、リゾット風にして食べる。スープの旨味を纏ったライスは、ラーメンの雑炊というよりも、トマトリゾットのような一品の料理のようにも思える。これにラーメンのタレを垂らし、更にピクルスを載せて食べると、ピクルスとラーメンのタレの酸味がアクセントをもたらして、またこれも美味しい。
最後にラーメン丼を傾けてスープを飲み干した。丼の壁に付着しているスープも勿体なくて、木のレンゲで掻き出すようにして口に運ぶ。

コップに残ったお冷やを飲み干して完食。美味かった。満足である。
席を立って店を出ると、ムシムシとした空気が身を包んだ。昼間に比べるとだいぶ気温が下がってきてはいるが、それでもまだ蒸し暑い。

浜松町駅に出ると、山手線の電車に乗って東京駅に着いた。ここで中央線快速電車に乗り換える。東京駅は始発なので、座っていきたいところである。席に座るや否や、心地よい眠気が襲ってきて、電車が発車する前に寝てしまったようだ。目が覚めたのは電車が日野駅に到着する寸前である。
途中で通勤快速電車による追い越しも無かったはずなので、時間にして約50分ほど寝ていたようだ。久しぶりにぐっすり寝られた気分である。だいぶ体も楽になった。

日野駅で電車を降りて、改札を抜けた。甲州街道沿いに家路を歩いて行く。西の空には少し欠けたような半月が浮かんでいる。薄い雲がかかっているのか、少し朧に光っていた。月から少し離れた場所に星が瞬いているのが見える。
夜になってもまだまだ気温が高く、湿った南よりの風が吹いてきて、空気が蒸すように感じられる。近くの茂みからは夏の虫が鳴いているのが聞こえた。

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