脳出血で無職になった親父のブログ

株式投資に腕時計が好きなオッサンのブログです。年齢を重ねスピリチュアルにも興味を持ったお蔭で人生感も変わりました。

言葉って魔法?

2014年05月03日 14時28分14秒 | 病気になって
人の優しさや温かさを痛感します。入院中は勿論、退院して電車やバスに乗ると席を必ず譲ってくださいます。私は健康な時、人様に対し優しく温かく接することが出来たのか?答えは『NO』でした。この病気は私の心の処方箋です。どちらかと言えば怒りやすい性格でした・・今、思うと本当に未熟な心・精神の持ち主であったと反省しきりです。怒りを抑えられないゆえに失ったものも数しれなかったのではと・・病気になって思うのは人間の感情で最も『いけません』は怒りではないでしょうか。私が脳出血で倒れたのも電話での、やりとりで相手様に対し怒りの感情を出した時でした。怒りという感情の病が発症したと同時に脳出血という手段で神様が処方し、その薬の効き目は絶妙で人の優しさや、ちょっとした配慮や温もりに対し『ありがとう』『すみません』『ごめんなさい』を言うことが出来ました。とにかく入院中は数え切れないほど多くの『ありがとう』を言ったような気がします。看護師さん、ドクター、リハビリの先生、お見舞いに来てくれた人達・そして家族・・TVで『ありがとう』は魔法の言葉と言ってましたが本当に、そう思えます。いつも私の世話をしてくれてた看護師さんには本当に頭が下がる思いでいっぱいでした・・ありがとうという言葉をいつも言っているうちに怒りの感情も減り少し気持ちに『ゆとり』が出たようなきがします。怒りは自分の愚かさや小ささが露呈するのかなと・・そして自分だけでなく周囲の人達に大きな迷惑・・怒りの毒まんじゅうを沢山なげて周囲の人に不快な気持にさせてしまう何のプラスにもならない感情と思えるようになりました・・怒りの大抵は小さな事が多く、それも自分自身の思い通りにならなかった事や不利益となったこと・・でも、その多くは許せるものばかり。許せるのであれば怒るのでなく許す言葉を優しく相手に言えばいい。怒りの内容や大小はあるけど優しく許せば相手も素直に『ごめんなさい』が言えるのに・・すぐ怒る人は。もしかしてだけど~♪器が小さい人なのかもしれません。私が入院して大部屋にうつされたころでした若い看護師が私の隣の入院患者に点滴をしている途中、その男性患者が『痛いやろッボケッ!!お前らプロなんやから痛くせぇへんように針させやッ』と大きな声で若い女性看護師に怒鳴ってるのです・・『すみませんッ』と泣きそうな看護師さん・・確かに痛いのかもしれません。でも大の男が点滴の針で若い看護師に罵倒してるのは、どうかと思うのです。他に言い方はいくらでもあるはず・・私は見ていて余り気持ちもいいものでなく、その罵声が嫌でたまらなかったのですが、その男性患者が、みっともなく見えました。では神様は何故?そんな怒りの感情を人間に与えてくださったのでしょうね?怒りは相手にぶつけてるようで全て自分に跳ね返ってくるような・・そんな気がするのです。怒りは諸刃の剣・・自分の不利益や痛手をこうむった時に出すのではなく他の人や家族のために自分を犠牲にしてもいいと思える『ここ一番』だけに怒りは使っていいのかな?それでもリスクがある感情ですよ・・という意味で神様は与えたのかなと私個人は思うのです。人って多少のことで怒れば怒るほど器量が小さく見え『運』も寄ってこないような気がします。ありがとう&ごめんなさいを言える心を持てば怒りは減り心穏やかに暮らせる・・でも人間ですから、時々、怒りは出ます・・怒った後は後悔ばかり・・これの繰り返しなのかもしれません。少なくとも病気になる以前に比べ怒らなくなったのは確かです。言葉ってすごく威力あるんだなって思う今日このごろでした。

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