脳出血で無職になった親父のブログ

株式投資に腕時計が好きなオッサンのブログです。年齢を重ねスピリチュアルにも興味を持ったお蔭で人生感も変わりました。

剣道部、先輩の暴力プロローグ

2015年06月14日 10時01分13秒 | わが半生
その夜、父は空手の師範宅へダイヤルを回しました。(当時の電話機はダイヤル式が主流)師範も自宅に帰っていた様子で何やら話をしているのですが師範が何を言ってるのかわかりませんし、父も返事のような相槌を返すだけ(・・;)電話を切ると『ひとまず学校に、ワシ、行くから』そう言うと父は飲みかけのビールを一口、喉を鳴らしました。そして師範宅に電話をした翌日の学校での昼休み。『おい、なんか白いスーツ着た怖そうな、オッちゃん、学校に来てたで!』クラスメートが学校のエントランスホールで見かけたらしく、あまりにインパクトがあったのでしょうね、私は、すぐに父だと、わかりました。さりげなくクラスメートに『どんな、オッちゃん?』と聞くと髪は短く太いフチで少し色が入った眼鏡に白いスーツ(・・;)間違いない!父だと。そして放課後、私は担任に呼ばれたのです。職員室に行くと担任の隣りには剣道部顧問の先生も椅子に腰掛けていました。『今日、お父さんが来られた。剣道部でのことを聞いたので君に確認しようと思ってな。だから顧問の先生にも同席してもらうけど、かめへんな?』担任の先生は低音の落ち着いた口調で話したのです。担任の質問に対して私は色々と答えたのです。廊下で先輩が待ち伏せし強引に部室へと連れ込まれたこと。長時間、正座させられ殴られたり蹴られたり、稽古と称して、わざと胴や小手を外して竹刀を身体に叩いたこと。担任と顧問は私の、話を聞いてくれ、顧問の先生は一言『痛かったやろ?申し訳なかった。私の監督不行き届けやった。』謝ってくれたのです。その後、『お父さんは、この事を大きくするも内々に納めるのま加害者次第と言っておられた。ほんで?君、空手やってるんやて?殴られても抵抗しなかったらしいな?実は私と君の空手の師範とは知り合いでな。そのSさんからも電話があったんや。』担任の言葉の後、『早急に部員全員に話しを聞いてから学校としての対応もするから少し日にちをくれるように、お父さんとSさんに話しをして承諾はもらってる。君には、その報告を今、させてもらったんや。それと部員のしでかしたこと、謝りたかったからな』私は正直、憤りをずっと持っていたし顧問の先生には言いたいこと、ありましたが師範と父が出てきた以上は黙って受け止めて、その日は帰りました。
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