とにかくベットの上でしか居られないのは退屈で結構なストレスです。でも不思議と気がついたら眠ってました(・・;)救急搬送され2週間ほどは風呂は入れません(・・;)なので定期的には下半身を洗ってはくれるものの、3、4日に1度なんです。最近の紙おむつは通気性が良くなったとはいえ結構、蒸れてくるんです。時期は6月半ばすぎ、目の前は7月。微弱の冷房は入ってはいますので暑さは感じないものの紙おむつは(・・;)赤ちゃんが泣く理由もわかるようになりました。そんな、ある日、無性に下半身が痒くなり何となく蒸し蒸しもしてるのです。大事な所の横(・・;)股関節周辺が特に(・・;)いつも定期的洗浄に来てくれるときはいいのですが、イザ改めて私からナースコールして『洗って!』とは、とても言えません(o^^o)ただただ我慢をしていると?『Yさ~ん、気分転換に行こうかぁ(^^)』担当看護師さんが病室にやってきたのです。ま、気分転換もありかな?と。車椅子に乗り病院の玄関から外の駐車場へと連れて行ってくれました。前には国道が通り(この道を通って通勤したなぁ。まさか、ここから、この風景を眺めるとは(・・;)〕そう思いながらも看護師さんと雑談しつつ、お願いしてみようかな?そう、下半身が痒い(・・;)こと。『あのさぁ。』少し、間があくと『何ですか?(^^)』笑顔の看護師さん。年の頃は20代半ばで可愛らしいのです。少し遠慮がちに『痒いねん(・・;)』この一言が、やっとでした。『痒い?どこですか?背中?掻いてあげますよ』『いや、背中じゃなくて、そのう~(・・;)』『もしかして、お下?』黙って頷くと『いいですよ(^^)私がしてあげます今?痒いんですか?(^^)はい、では病室に戻りますね(^^)』流石、看護師さん、全く何もないように私の気持ちを軽くしてくれました。病室に戻り車椅子からベッドへと移動。『じゃ、道具を持ってきますね(^^)』数分後、カートに道具を乗せてやってきた看護師さんは私の下半身を、剥き出しにしたかと思うと手際よく洗い始めました。『どこが、痒いですか?』右手で股関節辺りを指差すと念入りに洗ってくれて、ついでに大切ところ周辺など(o^^o)おかげでサッパリしました。『なかなか言いにくい場所だけど遠慮なく言ってくださいね(^^)』カートを押して病室を出て行ったのでした。
脳出血を起こし急性期期間の入院中の半分はリハビリ以外はベッドの上での生活(・・;)とにかく人は、こんなにも動けないことは辛く悲しく、周りの人達から協力してもらわないと生きていけないものなのか?と痛切に思った時期でした(・・;)ベッドの上で考えることも多く、たとえ、身体が動いていたときでも、人は仕事をしたり家族との生活など必ず支え合い協力しあったいるんだと。自分1人が頑張ってると、思うことは傲慢でしかありません。働けるのも家族や周囲人達がいてくれるからこそ(・・;)(俺は、ホンマに傲慢やった(・・;)〕ベッドの上で、ただただ恥ずかしさと何とも言えない苦味のある、ものが胸の奥から込み上げてくるばかり。(ベッドの横にあるスポーツドリンクをコップに注ぐことも出来へん。〕なんとも情け無いものです(・・;)集中治療室から出た当初は呂律も充分に廻らず言葉も、ぎごちない。オシッコは管を通して貰ってたので勝手に袋に溜まっていきますが便の方は、そうは行かず便が出るとナースコールをし、看護師さんに始末をして頂くとき、病室に匂いが漂うわけです(・・;)同じ部屋には2人部屋なら1人、4人部屋に移ったときは3人の方々に便の度にご迷惑をかけてしまい、本当に申し訳なさで心が痛かったのは今でも忘れません。同室の人達は文句1つ言わないでいてくれました。あとの3人の、方は歩く事が出来る人達だったので私のようにオムツは不要。トイレで排泄です。病気になり本当に今まで見えなかったこと感じなかったことが痛切に心の中へと染み込んできた経験は今でも大切にしている今日この頃です。
脳出血で入院して困ったことがありました(・・;)排泄は紙おむつなのですが、運動不足もあり便秘になった、そんな、ある日のこと。久しぶりに便意を覚え、嬉しさは瞬間でした。なんと、便が異常に固く、太く感じられ肛門から便が少し顔を出したところで止まってしまったのです(・・;)お尻と腹筋に力を入れ頑張ったものの一向にウンチが動きません。車で言えばトンネル出口で大渋滞のような?(・・;)(え?マジか?)もし?このままの状態が続くと?と思うと再びお尻に集中し腹筋に力を入れたのですが、やはりビクともしません。悩みに悩み、ナースコールを押しました。『どうしましたぁ?』若い優しそうな看護師は私の担当さん。『すみません・・・便が出てこないンです。出口付近で』と言うと『あ、はーい、わかりました。じゃー、オムツ一旦、外しますね(^^)』あっと言う間に下半身は丸見えとなり『はーい、横に向いて下さい(^^)』言われるがままにすると看護師さんは私のお尻をマジマジと見て『出ませんか?力んで下さいねー!あ、ダメみたいですね。チョット待ってて下さいね』下半身丸裸で横向きのままの私を置いていき看護師さんは病室から出て行きました。数分後、カートを押しながら再び来てくれて『これね?私が掻き出してみるので(^^)』と何かの道具らしきものが見えたかと思うとお尻にヒャっと金属があたり(・・;)出口付近のウンチを掻き出し始めました。少し痛かったですが最初の部分が掻き出されると、意外とスムーズに出たのです(・・;)『あ、出ました出ました!ハイ、良かったですねー!』スッキリしたあとお尻を綺麗に拭いてくれて新しいオムツに交換も終わり『時々は、あるんですよ(^^)また、何かあったらナースコールしてくださいね!』私は思わず看護師さんって凄い!と思った瞬間でした(^^)
脳出血で救急搬送され2週間を過ぎたころは、御飯も普通の御飯で少し車椅子での移動の練習が始まり介護付きでシャワーも浴びる事が出来るようになりました。とにかくシャワーは嬉しく、それまで看護師がベッドで下半身を洗ってくれてたのですが、とにかく恥ずかしい(●^o^●)シャワーは水曜・金曜と決まってるのですが、いつものように看護師さんが『シャワーですよ♪』と病室に来てくれたのはいいのですが・・・その看護師さんが『今日はヘルパーさんが洗ってくれますからね♪』と言い車椅子でシャワー室へと・・扉が開き、そこに準備し待っていたヘルパーさんは何と娘の同級生のママさんではありませんか!!娘が中学の時、進路の懇談で学校の廊下に順番待ちしていたら・・その時に入れ替わりで顔を合わせた時、以来です。妻とも友達だったので顔は良く知っていました。(え?)心の中で思わず・・(娘の同級生の、お母さんやん。この人に洗ってもらうん??)あらためて恥ずかしさがこみあげてきたのですが・・『まぁ!お久しぶりですね!娘さんは元気ですか?』と屈託のない笑顔・・『ええ・・・元気にしてます。』と返すと『今回は大変でしたね、お身体は回復されてます?シャワーにしますから、こちらへ・・』ともう一人のヘルパーさんと二人でパジャマを脱がされ、お互いの娘の事で話しをしながら身体も洗ってもらいスッキリしました・・でも娘の同級生の お母さんに洗ってもらうのは異常に恥ずかしかったのですが、あちらは仕事と割り切ってる分、なんとも思わないのでしょうね・・勿論、お尻から前も全部・・綺麗にしてもらいましたが・・その日の夕方、いつものように妻が身の回りのものとデザートを持って病院に来たとき、その事を話したら『あ!そうそう、アカネちゃんのママ、そういえば、ここの病院で働いてるって言ってたヨ。お父さんに言うことでもないと思って・・へぇ~・・洗ってもらったん? ふ~ん・・ま、しゃーないやん!あっちは仕事。お父さんは病気・・私から、また、アカネちゃんのママにメールしておくね♪』と・・それから2度ほど・・私のシャワーをしてくれたのですが、やはり少し抵抗を感じたのでした。