すごく早くにチケットを取っていた。
今日が千秋楽だったのを終演してから知る。
楽なんて、殆ど取れたことがないからだ。
永作博美はいい女でもないのにいい女ぶっているような気がして・・・
それでも気になる女優さんで、女で有りながら、私が目指している男前。
彼女の演技は素なのか、そういう女性なのか。
今回の本谷の脚本はあてがきなのだろうなって・・・いい。
全てのキャラが愛おしい。
永作が演じる役、小気味よくもあり、残酷でもある。
あんなになってしまった過去は何も語られていない。
今の彼女の言動で充分だからだ。
どう感じとるかで幸せはいくらでも・・・
上を求めていけば、もっともっと過激になっていく。
人が本音ばかりを語ったらどうなるだろう?
あんなにも正直に自分を語る過激なまでの女、だけど、だからこそ愛おしいのだ。
自分の誕生日に誰も祝ってくれない寂しい女がした行動。
見知らぬ家族に、♪Happy Birthday to you と歌ってもらった。
ケーキを持ってきてくれた。
家族はいつものように新聞屋の仕事、夕刊が届く。
再び一人になり、ケーキにろうそくをつけようとするが火がつかない。
大きなことをしでかそうとしても、いろんなことが発覚して、家族が崩壊しそうになっても、日常が勝る。
扱っているテーマは毎度人の心の深部だったりするけど、きれいごとでなく敢えて深く触れていく。
コンプレックス・自作自演・騙す・晒す・嘘・虚勢・自傷・精神障害
観ていて苦しくもなったりするけど、最後には爽やかな風が吹いてしまう。
永作がラスト近くの屋根の上のシーンで高笑いしている。
それが、やがて泣きになるのが素晴らしく可愛らしくて、絶望と希望は紙一重なのではないか?と思って観てたら、涙が出ていた。
人はみなそれぞれ抱えているものがあり、全て異なり、そんな考えの違う人間が共同生活をしている。
理不尽な現実、貧しい人のところに不幸が訪れたりするのも、なぜか?と思いながら、どうしてか、そんな風になったりする。
自分はずるくて、変に賢くて、人をまんまと騙すような事をするのに正当化する。
だけど、人が自分の理解者みたいになると、どうしていいかわからなくなるほど困惑する。
人を信じる事になれていないのだ。ちょっと自分を見ているみたいになった。
あ~あってなところをえぐられる作品だ。
寂しい女をやらせたら、永作は上手いなぁ・・・。
休憩なしの2時間なのに、すべてのキャストの魅力であっという間に感じさせられた。
吉本菜穂子と広岡由里子はいうまでもなく素晴らしい。
善さん久しぶりだった。チンピラ風な衣装も憎めない役柄もみんな素敵だ。
作品は私の心に触れるところだらけだった。
終演後はすぐに渋谷駅に向かい、井の頭線に乗り込み、一晩あけてしまった家へと急いだ。
家に着いて息もつかず、食器を洗い、食事の支度をし、洗濯機をまわし、お風呂を洗い・・・
や~っと鏡を覗いたら、目の下はアイラインが滲んで、ゾンビだったよ。
そうだ、ラストシーンで泣いてたんだ私^_^;
絶望は、希望やエネルギーだと思う。
いつも心に触れるのは、底辺があってこそ!そこから這い上がる思い一つ。
本谷作品の魅力にまた触れることができた。
ありがとう。
東京公演は終了したが、大阪公演がある。
公演期間:08/11/21(金)~08/11/22(土)
パルコ・プロデュース公演 『幸せ最高ありがとうマジで!』
会場:PARCO劇場
日時:08/10/21(火)~08/11/9(日)
作・演出:本谷有希子
出演: 永作博美/近藤公園/前田亜季/吉本菜穂子/広岡由里子/梶原善
今日が千秋楽だったのを終演してから知る。
楽なんて、殆ど取れたことがないからだ。
永作博美はいい女でもないのにいい女ぶっているような気がして・・・
それでも気になる女優さんで、女で有りながら、私が目指している男前。
彼女の演技は素なのか、そういう女性なのか。
今回の本谷の脚本はあてがきなのだろうなって・・・いい。
全てのキャラが愛おしい。
永作が演じる役、小気味よくもあり、残酷でもある。
あんなになってしまった過去は何も語られていない。
今の彼女の言動で充分だからだ。
どう感じとるかで幸せはいくらでも・・・
上を求めていけば、もっともっと過激になっていく。
人が本音ばかりを語ったらどうなるだろう?
あんなにも正直に自分を語る過激なまでの女、だけど、だからこそ愛おしいのだ。
自分の誕生日に誰も祝ってくれない寂しい女がした行動。
見知らぬ家族に、♪Happy Birthday to you と歌ってもらった。
ケーキを持ってきてくれた。
家族はいつものように新聞屋の仕事、夕刊が届く。
再び一人になり、ケーキにろうそくをつけようとするが火がつかない。
大きなことをしでかそうとしても、いろんなことが発覚して、家族が崩壊しそうになっても、日常が勝る。
扱っているテーマは毎度人の心の深部だったりするけど、きれいごとでなく敢えて深く触れていく。
コンプレックス・自作自演・騙す・晒す・嘘・虚勢・自傷・精神障害
観ていて苦しくもなったりするけど、最後には爽やかな風が吹いてしまう。
永作がラスト近くの屋根の上のシーンで高笑いしている。
それが、やがて泣きになるのが素晴らしく可愛らしくて、絶望と希望は紙一重なのではないか?と思って観てたら、涙が出ていた。
人はみなそれぞれ抱えているものがあり、全て異なり、そんな考えの違う人間が共同生活をしている。
理不尽な現実、貧しい人のところに不幸が訪れたりするのも、なぜか?と思いながら、どうしてか、そんな風になったりする。
自分はずるくて、変に賢くて、人をまんまと騙すような事をするのに正当化する。
だけど、人が自分の理解者みたいになると、どうしていいかわからなくなるほど困惑する。
人を信じる事になれていないのだ。ちょっと自分を見ているみたいになった。
あ~あってなところをえぐられる作品だ。
寂しい女をやらせたら、永作は上手いなぁ・・・。
休憩なしの2時間なのに、すべてのキャストの魅力であっという間に感じさせられた。
吉本菜穂子と広岡由里子はいうまでもなく素晴らしい。
善さん久しぶりだった。チンピラ風な衣装も憎めない役柄もみんな素敵だ。
作品は私の心に触れるところだらけだった。
終演後はすぐに渋谷駅に向かい、井の頭線に乗り込み、一晩あけてしまった家へと急いだ。
家に着いて息もつかず、食器を洗い、食事の支度をし、洗濯機をまわし、お風呂を洗い・・・
や~っと鏡を覗いたら、目の下はアイラインが滲んで、ゾンビだったよ。
そうだ、ラストシーンで泣いてたんだ私^_^;
絶望は、希望やエネルギーだと思う。
いつも心に触れるのは、底辺があってこそ!そこから這い上がる思い一つ。
本谷作品の魅力にまた触れることができた。
ありがとう。
東京公演は終了したが、大阪公演がある。
公演期間:08/11/21(金)~08/11/22(土)
パルコ・プロデュース公演 『幸せ最高ありがとうマジで!』
会場:PARCO劇場
日時:08/10/21(火)~08/11/9(日)
作・演出:本谷有希子
出演: 永作博美/近藤公園/前田亜季/吉本菜穂子/広岡由里子/梶原善
残念ながら大阪公演のときは予定が入ってて行けそうにありません~><
(そもそもまだチケットがあるのかどうかも・・・ですけど)
永作さん私も昔はあまり好きじゃなかったんですが
(ribonか何かグループじゃなかったですか??)
ここ数年はそんなイメージもなく、好きな女優さんになりました★
コレ観て、あ、もう一回観たいって思ったの。
で、千秋楽だったっていう・・・^_^;
本谷さんの芝居、しんどいし触れたくないところだらけだけど、ぐさってくるけど・・・いいです。
また機会があったら是非観てみてくださいね。
永作、生は彼女の魅力に持ってかれる。
わからないもんだ(笑)