ぴよ姉の気晴らし日記

ぴよ姉の気晴らしの日々(Since* 2006.4.17)

KATANA

2006-09-03 00:02:02 | Dance
 先日、NHK「トップランナー」に出演した森山開次さんの作品「KATANA」を青山スパイラルホールまで観にいってきた(^^♪ 例の勉強がヤバイが息抜きも必要だろう~

彼のオリジナル作品での公演をみるのは昨年の4月のソロ公演!青山円形劇場での「NAMIDA君」以来だ。「KATANA」は代表作と言われているものだが?日本では初演

「トップランナー」で抜粋して少し踊ったけど、手や脚のラインの見せかたが鋭くキレイだった!で、お話のほうは・・・?彼自身は話すのは不得意という。ダンスと違い彼のキャラは、とても穏やかでありながら、実は意外に面白い人。ダンスで自分の世界を見せられる人は、自分自身を語ることも表現(ダンス)できちゃうのかも(笑)

さて、今回の会場である青山スパイラルのキャパ、それほど入らないので、立ち見席まで、出たよう開次さんのソロダンスは緊張感が続くものが多い。今回も舞台に飾られた「書」を降ろすところから舞台は始まっているのか?客席はシ~ンと静まり返る。(この書を書いた方とは開次さんのパフォーマンス会場でも、お会いした事がある。)

で、1時間の上演時間をどう構成するのか?一人踊りだと工夫しないと続かない!だいたい三部構成になっていた。とくに舞台装置を設定しているわけでもない1部と四角に照明をあて大粒の赤いものを降らせた2部と細かい白いものが降ってくる3部・・・かな?(素人表現で失礼)縦横無尽にカラダを使う彼ならではのダンスがひっきりなし!汗が光る!呼吸を肩ではなく腹筋でするようなダンサーならではの呼吸・・・足の裏、足の指1本1本がスムーズに床と関わっている能の摺り足や歌舞伎みたいに足を床につき音を立てるようなこと、相撲の横綱の土俵みたいな動きもみられた!直線と曲線を交互に表現する肉体美も存分に魅せてくれた。2部?に謡が入ってくるところは、まるで落武者のよう 後半は絵画のような美しさ・・・動きは少なめ。ダンスといっても舞踏に近くなった気がする。全体を通して見てみると、なんかもっとコンパクトにまとめられたかも?!中だるみしてしまう

今回の音、私は苦手だ。緊張感が続き、どちらかというと不快音の部類に入る!フェードイン、フェードアウトな使い方もするので、いつ曲がるか?いつ落ちるか?予測できない東京DLのアトラクションのスペースマウンテンに乗っているみたいな感覚になった。(乗って気絶しそうになった私) 客席でもギリギリだった(笑)

そして緊張した空気が続くので息を呑んでしまい、体にガスが溜まるような状態。会場の空調がいまひとつきかないみたいで暑いし、過呼吸みたいにクラクラしてしまう。そんなんも有って、1時間ではなくて30分ぐらいで構成したほうが良かったのでは?と思う。で、勝手に思うことだけど、休憩を入れて、めちゃめちゃ明るい作品をも一つとかね

ちょっとキツカッタのが正直な感想!私はもっと前の彼の作品のほうが好きだった これからどう進化していくのかな?好みが分かれるところだ!

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