今回は、生瀬勝久ご本人は登場しない。演出の手腕はどうなのか?とても楽しみ!
メンバが豪華である♪実力派ぞろい!
作:土田英生、演出:生瀬勝久
出演:大倉孝二/奥菜恵/八嶋智人/小松和重/鈴木浩介/岩佐真悠子/六角精児/戸田恵子
作は劇団「MONO」主宰の土田氏、物語の解説にはこう書いてあった。
「未曾有の大災害のあと、かろうじて生き残った人々がつくったコミュニティ、そこで明らかになる、のんきで怖い、悲しくて切ない、人間の深部が描かれる物語だ」
開演に先駆けて、ナレーションが入った。サプライズ♪なのは、演出の生瀬勝久さんの声 その場で喋っているのかは不明だが、噛んで噴いて笑ってたりして、いきなり楽しませてくれる
すでに命が助かった7人が共同生活していた場所に、大倉くん扮する佐田山が漂着したところから始まる。年末にナイロン100℃『ナイスエイジ』で最高に楽しませてくれた大倉くん独特のリアクションは健在だけど、少し抑え気味かな?役柄と演出上、そうなったのか?キャラが みな確立されていて、どの役者もそれぞれの個性も加わり、素敵なのだ。
大倉くんの他には、舞台初見のTVドラマ「電車男」で阪神タイガースオタク?のネット住民役をやった六角さん!存在感あるな~。小松和重さんも初見!いい雰囲気を出してくれます。岩佐真悠子ちゃん、初舞台だそう、今回の台本で加わった新キャラ田中さんを頑張っていた。今度はハリウッド進出の奥菜恵ちゃん、アンパンマンの声でお馴染みの戸田恵子さん、上手い★ 小さくて細い体なのに声がよく通る♪鈴木浩介さん、昼ドラ「愛の嵐」で初めて見たけど、青年座の出身だそう。何とも情けない役がハマってました。ヤッシーこと八嶋さんは、つっこみのイメージがありますが、ここでの役はボケで、ソレが何とも味を出していて、重要なポジションだったのかなー?!と終演後、思ったりして・・・。
私は、戸田恵子さん扮する香織さんが好きだ。一番マトモで正義感が有って、やるときはやるけど、優しく穏やかで・・・だから近くに居たら安心できるもの。
物語としては、人間の価値観、共同生活のルールや規則、基準や標準がどうなのかがわからなくなる焦燥感、そこに生まれる思いやりや愛などが展開していく。登場人物が過去に背負ったものから、何らかの影響を受けて、暴君になったり、どこか人と馴染む事に抵抗があったり、人を信じることができず自分だけ助かる事をを考えてしまったり、ココで生きていくための知恵を働かせて、ふらふらと従うのみ、そんな風に人に流れてしまったり・・・。
実際にそんな状況になったら、人はどれだけ平常心を失うか分からない。物が豊富な現代から一気に物がないところへ・・・。缶詰の配給のトラブルといい、少数社会でルールを決めることの難しさ。最初は水があったが、最後には干からびてしまう、そんなどん底の状況下の中、何を生きがいに日々を暮らしていこうか?退屈な毎日だけど、もしかしたら少しは幸せなのかもしれなかったりして?情報過多な現代のように、知りたくもない余計な情報が入ってくることもないからだ。
暇つぶしにすることは“しりとり”だったり、“かくれんぼ”だったり、リーダーを決めて、そのTOPに従わないと、裁判にかけられたり・・・。あれ?これって、何もないけれど工夫して考える、子供の遊びと似ているじゃん?それぞれの人物の性格やこだわり、思いがブツかってはいくが、それでも生きていく道を諦めないで、探そうと努力していく姿、終演後に、あとからジワジワ~ッと伝わってくるのには驚いた。何とも不思議な感覚!
テーマは重いはずだけど、適度な笑いで、とても心地よく観れた舞台だった。
★シアターコクーンで、3/29まで
メンバが豪華である♪実力派ぞろい!
作:土田英生、演出:生瀬勝久
出演:大倉孝二/奥菜恵/八嶋智人/小松和重/鈴木浩介/岩佐真悠子/六角精児/戸田恵子
作は劇団「MONO」主宰の土田氏、物語の解説にはこう書いてあった。
「未曾有の大災害のあと、かろうじて生き残った人々がつくったコミュニティ、そこで明らかになる、のんきで怖い、悲しくて切ない、人間の深部が描かれる物語だ」
開演に先駆けて、ナレーションが入った。サプライズ♪なのは、演出の生瀬勝久さんの声 その場で喋っているのかは不明だが、噛んで噴いて笑ってたりして、いきなり楽しませてくれる
すでに命が助かった7人が共同生活していた場所に、大倉くん扮する佐田山が漂着したところから始まる。年末にナイロン100℃『ナイスエイジ』で最高に楽しませてくれた大倉くん独特のリアクションは健在だけど、少し抑え気味かな?役柄と演出上、そうなったのか?キャラが みな確立されていて、どの役者もそれぞれの個性も加わり、素敵なのだ。
大倉くんの他には、舞台初見のTVドラマ「電車男」で阪神タイガースオタク?のネット住民役をやった六角さん!存在感あるな~。小松和重さんも初見!いい雰囲気を出してくれます。岩佐真悠子ちゃん、初舞台だそう、今回の台本で加わった新キャラ田中さんを頑張っていた。今度はハリウッド進出の奥菜恵ちゃん、アンパンマンの声でお馴染みの戸田恵子さん、上手い★ 小さくて細い体なのに声がよく通る♪鈴木浩介さん、昼ドラ「愛の嵐」で初めて見たけど、青年座の出身だそう。何とも情けない役がハマってました。ヤッシーこと八嶋さんは、つっこみのイメージがありますが、ここでの役はボケで、ソレが何とも味を出していて、重要なポジションだったのかなー?!と終演後、思ったりして・・・。
私は、戸田恵子さん扮する香織さんが好きだ。一番マトモで正義感が有って、やるときはやるけど、優しく穏やかで・・・だから近くに居たら安心できるもの。
物語としては、人間の価値観、共同生活のルールや規則、基準や標準がどうなのかがわからなくなる焦燥感、そこに生まれる思いやりや愛などが展開していく。登場人物が過去に背負ったものから、何らかの影響を受けて、暴君になったり、どこか人と馴染む事に抵抗があったり、人を信じることができず自分だけ助かる事をを考えてしまったり、ココで生きていくための知恵を働かせて、ふらふらと従うのみ、そんな風に人に流れてしまったり・・・。
実際にそんな状況になったら、人はどれだけ平常心を失うか分からない。物が豊富な現代から一気に物がないところへ・・・。缶詰の配給のトラブルといい、少数社会でルールを決めることの難しさ。最初は水があったが、最後には干からびてしまう、そんなどん底の状況下の中、何を生きがいに日々を暮らしていこうか?退屈な毎日だけど、もしかしたら少しは幸せなのかもしれなかったりして?情報過多な現代のように、知りたくもない余計な情報が入ってくることもないからだ。
暇つぶしにすることは“しりとり”だったり、“かくれんぼ”だったり、リーダーを決めて、そのTOPに従わないと、裁判にかけられたり・・・。あれ?これって、何もないけれど工夫して考える、子供の遊びと似ているじゃん?それぞれの人物の性格やこだわり、思いがブツかってはいくが、それでも生きていく道を諦めないで、探そうと努力していく姿、終演後に、あとからジワジワ~ッと伝わってくるのには驚いた。何とも不思議な感覚!
テーマは重いはずだけど、適度な笑いで、とても心地よく観れた舞台だった。
★シアターコクーンで、3/29まで
事前の知識なく行き、、、あぁ、周りが沈んだのか・・と、進行するにつれ、分かって来た。こんな状況になったら、どうするかな?何気なく進む小さな社会。
奥菜さん、かわいかった。六角さん、嫌な奴だし、なにより大倉幸二がカッコ良く見えてしまった!
戸田さんは、やっぱりすごい・・・・素敵
最後の香織(戸田さん)の一言にジワッときちゃいました
生瀬さんが出ない生瀬さんの舞台・・・
改めて、生瀬さんのファンになりました
蜷川さんの舞台ですかぁ、めっきりご無沙汰な私。
もっぱら笑いを求めにいってます(笑)
戸田さん扮する香織さん!素敵だったねぇ。
私の次の舞台鑑賞は三谷作品ですよ。
『コンフィダント・絆』 これはマジヤバイ!
今度は演出家ではなく役者としての生・生瀬です。
ついついニヤニヤしてしまいます。
ほんっとに好きなんですね~彼が