ぴよ姉の気晴らし日記

ぴよ姉の気晴らしの日々(Since* 2006.4.17)

伝えられない切なさ

2007-06-28 20:49:15 | Family
 昨日も娘の登校日だった。

早くから支度をして、30度近い猛暑を自分ひとりで歩いていった。不登校だった期間が長かったため、最初は、わずかな登校日を設定してもらって、慣れない頃は歩いていくだけで躊躇してしまうため、私が家にいて、送ってあげられるときは車で送っていたりした。それも 今では 自分で歩いていけるように!! すっごい進歩だなぁ。軽度精神遅滞(知能指数(IQ)50から70)って、いっても彼女は70ぐらいで、発達障害とはいっても、殆ど健常者。私は 人よりもマイペースなだけって、捉えている。

今、求職中で幸いにも家にいられる私は、「いってらっしゃーい」と見送れる。学校につく時間ではなくて、家を出る時間を伝えてもらっている。次に学校に行く日と宿題に関しても、メモ帳に書いてもらって、行くことができている。

週に2回、まず、学校に着くと、大学生ボランティアさんと小一時間の勉強をし、クラスの数人の女子と喋りながら給食を食べ、担任に会って溜まったプリントなどをもらい、帰ってくる。まぁ大体 14時帰りという様子。

でも 昨日は違った。
時刻が、15時半になっても帰ってこない・・・途中で倒れた?
事件に巻き込まれた?いろいろ考えてしまい、ちょっと心配。
何度も何度も外の様子を見てしまう母親の私。
もう 小さい子供じゃないのだから・・・と言い聞かせるが、
滅多に外に出ることがないので心配。

「当分、子離れできないなー」

親が思うより子供はしっかりしているんだけど。

「遅かったけど、どうした?」と聞くと、
「ひどいよ、給食なし だった。誰も教えてくれなかった」
「勉強した後、どうしてたの?」
「部屋でずっと宿題とか自習していた。チャイムも聞えないし 誰も来ないし」
「で?」
「みんなが体育の時、教室に入ったら “給食なし”って黒板に書いてあった」
「え~っ?!」
「三時半までいたけど、もう帰ってきた」
「先生は来なかったの?」
「うん・・お腹が空いて気持ち悪い」
「わかった。すぐ用意する」

それから、「から揚げ」と 適当にサラダを作って食べさせた。

う~ん。先生が忙しいのは分かるけど、教えてね。
普通に時間の感覚があって、職員室に入って、先生にもどんどん尋ねたりできない娘って、分かってくれているはず。きっと忘れちゃったんだろう。今も連絡もないのだし・・・。オバサンになってしまった私なら、いくらでも不審に思うことは何でも聞けちゃうどころか、余計な一言まで言ってしまうが、誰にも伝えられないのだと思うと、切ない気持ちでいっぱいになった。

今回は何も言うまい。

危険なことにさらされたわけではないし、親がしゃしゃり出ると、何かと 面倒くさくなる。娘も娘なりに考えて、「待ってよう!」って判断したんだ。どうしてか?にもクラスに入って確認できたんだから!・・・よしよし って思おう。

※ 画像は絵を描くのが好きな娘がかいたもの。


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