ぴよ姉の気晴らし日記

ぴよ姉の気晴らしの日々(Since* 2006.4.17)

奥様お尻をどうぞ @ 下北沢 本多劇場(7/31)

2011-08-07 02:54:26 | Live・Play
 初日が取れず2日目の鑑賞となった。
もう少女マンガ全開でベルバラのようなポスター(500円で販売している)
からして、相当お笑いを期待できる。

息子との鑑賞。
面子はサラリーマンNEO色が強い感じ。
観ているだけに親しみを感じるだろうから飽きないはず!


以下、ネタバレ注意












しかし、こんなめちゃくちゃな芝居ありですか?
というほど自由奔放のようでいてメッセージがたくさん!
基盤としてあるのはこんな時代になってしまったけど楽しくやろうよ。
ってことかな?
入稿したのが震災後だったと思われ、いやそうか。
原発に対しての話が軸だった。



※ご覧の通り、休憩ナシの2時間半。
 ケラさんにしては短い?ナイロンだと3時間越えが当たり前ですものね。


組織である「原子力絶対安全協会」に取材協力に来たプロデューサー
そして探偵・新太と助手・犬山が絡んでぐちゃぐちゃになってく。

新太の役柄は3重人格を持っており、助手の犬山はアルジャーノンという名前。
すぐさま早川書房から出版された「アルジャーノンに花束を」を思い出す。
多重人格を題材とした小説だった。
その主人公(チャーリイ)は精神遅帯
感情は幼児のまま、脳手術を経て天才的な知能となる
彼より先に脳手術をしたハツカネズミがアルジャーノンだった。

この芝居での新太の幼児の演技(感情がね)がたまらない。
回りながらジャンプしてみたり。つたない言葉とか…笑

人によって解釈が分かれるようなものではなくてハッキリしていた。
ケラさんがゲネのときTwitterでつぶやかれていたように、
前半1時間経過したあたりで、もうグッタリな濃さだった。笑
新太は登場時の女装から始まって、ブリーフ一丁、
カサブランカか?黄色い探偵の衣装、でも、ブリーフ一丁が主流だったなぁ。
あの格好でも当然怯まず演じ通すのはプロ根性。最高です!

入江がやった岩の顔にブリーフこすりつけて(つまりお尻)
新太のブリーフのお尻側の真ん中がグレーになったのがシュールだった。
前側じゃなくてよかった。ホッw
アドリブが多かったように思うけど台本なのかな?
数箇所素になる感じとかも楽しくて特に新太が絡んでた気がする。
もうもうキャラクターの魅力に溢れている。
というか新太が好きなのか?

演出では、そのグッタリする頃に飽きないように工夫されてた。
簡単に書き出そう。後で加えるかも?

会場に出演者を登場させる
ある席に座る方の呟き(独白)をナレーション
ダイジェスト版でまとめようとする
ショー、オムニバスコント。笑
ホワイトボードで説明する新太の絵を慌てて犬にする大倉


パンフは買わず。
チラシの中に配役表みたいな紙ペラがあると思ったらない!!!

記憶をたどる。配役多すぎ!
たぶん息子の方が覚えているはず。
二人で思い出してメモ帳に書き出した。
ちょちょい思い出したら加筆しようかな
記憶って頼りない。笑

こんな感じ?!

古田新太:探偵、観客男、似顔絵屋、屁力発電を提案した少年の先生
犬山イヌコ:アルジャーノン君、包容力発電の人、村人
八嶋智人:原子力絶対安全協会員、観客女、屁力発電を提案した少年の父親、医者
山西淳:原子力絶対安全協会長、石屋
入江雅人:原子力絶対安全協会員、王子、岩、入江雅人
八十田勇一:テレビ局プロデューサー、知識力発電の人、入院患者、村人、人形持ってた裸の人
大倉浩二:原子力絶対安全協会員、何でも屋、入院患者、2丁拳銃の猟師、神様
平岩紙:ユメコ、客の独白
山路和弘:魔女、頭の悪い木、パン首相、長渕

【なんでも屋の商品】
ドリームマシン、人食い金玉ネックレス、はかせガム


その後、Twitterでのケラさんの呟きが傑作だった。

 毎日が楽しい。こんなに馬鹿馬鹿しいことを毎日ダメ出しして微調整出来る幸せ。

いや~本当にひどい芝居だった~(褒め言葉です)





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