ナイロンの初日を観るのは2回目。
でも、初日を見るのは危険なんです。だって、もう一回もう一回って観たくなるから・・・。
今回はどうだろう?お金がないので一発勝負でじっくり観てきたいと思う。
NYLON100℃ 33rd SESSION 『神様とその他の変種』 ◆東京公演◆
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:犬山イヌコ みのすけ 峯村リエ 大倉孝二
廣川三憲 長田奈麻 藤田秀世 植木夏十
水野美紀 山内圭哉 山崎一(今回のゲスト出演)
会場:下北沢 本多劇場
日程:2009.4.17(金) ~ 2009.5.17(日) 全34公演
[観賞した座席:E列 下手側]
聞くところによると、ケラさんの場合、ダメだしとかあって、多少直しも起こりうるらしい。
(出演者のブログで読んだことがある。廣川さんだっけか?)
今年に入ってすぐだったかに、公演のチラシが送られてきたのだけど、これインパクトあり。
撮影場所、ここだそうです。
首都圏外郭放水路HP
なんだか神秘な世界。
私は潜在的にだけど、そう何となく穴とか地下とか好きみたいで、やけに興奮してしまうところがあります。
見学会もあるので、興味をもたれた方は行ってみてはいかがでしょう。
私は早速行くかも知れません。
ライヴ活と就活と親活と婚活(それはない?)をぬってですが・・・。
いつも思うけど、ナイロンのチラシやパンフはとても凝っていて面白い。
ケラさんのこだわりがあるのかしらと考えたりしますが、真偽はしらない。
ただ懲りすぎのパンフの置き場所には悩んだりするので、シンプルでいいです。
↓こういうの・・・。
ところで、この記事を書くまで暖めていたんだけど(なぜかね)。
2009.3.6に、ケラさんがご結婚されました!!!
しかも、ここんところケラ作品に出ずっぱりだった、あのトリビア「嘘つき!」の緒川たまきさん!
本当に、びっくりしました。
美女と野獣の実際を見た気がしたものです。すみません。
改めまして・・・
ケラさん、緒川たまきさん、ご結婚おめでとうございます!
どうか、末永くお幸せに!
私もその幸せにあやかりたいとケラさんの情熱のパワーを浴びまくってきましょう。
しあわせください・・・
そのノリにノッたケラさんの作・演出がどれだけのものか?
初日を目撃してきました。
え? ここまでで、既に1500文字。本編はサラッと書きます。
初日だしネタバレなしにと思いましたが、どうしてもネタバレがあります。
これからの方は注意してください。
まずは上演時間が気になることでしょう。
だって、いつも3時間は必至なケラさんの舞台。
案の定↓
●上演時間(3時間00分・・・休憩含)
第一部:19:00~20:20(1時間20分)
(休憩 10分)
第二部:20:30~22:00(1時間30分)
これから行く方、食事とトイレは済ませておきましょう。
10分間の休憩にロビーへ。
軽く食べて、飲んで、贈られたお花30~50ヶほどを見てたら、宇梶さんがいらっしゃる!
背が高い、顔濃い~、素敵でした。
★
開演時間きっちりに始まった。そりゃもう見事なぐらいに(笑)
舞台は、建物の前のシーンと、建物の中のシーンだけ。
最初に登場したのは、廣川さんだった。もう・・・バカ笑いせずにはいられないキャラ。
建物の中にいるのは水野美紀さん、2人のやりとりからは、これから何が起こるのか想像できなかった。
そして峯村リエさん、彼女の役は得意としたところだなって、すぐ思った。
やがて、大まかな輪郭が見えて来たけど、大倉孝二くんの登場で訳が分からなくなった。
てか、もうどうでもいいぐらいに強烈なインパクトを放つ大倉くん。
楽しいよ、いつもありがとーだね。
そして刑事と思われる人が隣の奥様(長田さん)を呼び止める。
これまた、長田さん、はまり過ぎな調子のいい奥様、最高~!!!!!!
私には、長田さん役が、たまらなく好きなキャラだわ。抱きしめたいほどに?!
あらゆるマテリアルが揃ったかな?(20分ほど)というところで、いつものように音楽が鳴る。
例の映像クレジット。なんか、これがたまらなく楽しみなんだけど、今回も凄くカッコいわ。
ってところで、さすがに本編の内容は伏せとこう。
みのすけが息子役でした。彼のいやらしい大人の役は最高ですが、子役もやばいです。
って役を何でも演じれるってことは、やっぱり上手いのよね。
だし、犬山イヌコさん(みのすけの同級生のお母さん役)の病的でヒステリックだけどおもろい妻って、むちゃくちゃ精神分裂的なグチャグチャな性格の役、ずば抜けてる。
客演での、水野美紀さん(家庭教師役)は最初声も出てなくて、緊張の色が見えたけど、徐々に良くなって、安心して見れるように変わって行った。さすがに女優なんだな~って、感心。
山崎さん(イヌコさんの夫役)はうまいのはわかってるけど役によってどうかなぁ~と思っていた。だけど、仕事では傲慢で家庭も顧みないような夫~優しく穏やかな夫まで、見事に演じてた。やはり、うまい!引き込まれる。
山内圭哉さんは峯村リエさんの夫で、みのすけの父役でした。
初見でしたが、セリフ回しが独特!それが、最初は不自然に聞こえたけど、いい味に変わっていった。
いいキャラです。ヘッドスキンなのに尾っぽのように髪の毛・・・面白い!
藤田さんは担任役だったけど、大倉君との絡みが最強だった。いいね。
体を張った衣装(というか、ブラとパンツですが)で演技の女性、
刑事役の男性(共に名前未確認)すげー楽しかったです。
最後に、このお二人にブラーボ!!!
夏十さんのおばあさん、やたら上手いよっ。『今夜もカレーかよっ!』
廣川さんの浮浪者(神様?)いい声ですが、ちょい噛み気味でした。神なだけに・・・(笑)
ここんところ、真面目なテーマ(いつもか)で、今回も家族の絆みたいなところにいきついている。
その中でも子供の気持ちと母親の気持ちのつながりの不思議。
少し離れたところにある父親や祖母の気持ちとの違い。
家族より動物を信じたりすることもあったりして。
とりまく同級生、友人、ご近所さん・・・支えあう。いろんなこと思った。
最後にはお得意にグダグダになるところからまとめに入るところも、笑って泣いて笑ってだった。
考えさせられる部分もあるにせよ、猛烈に笑って楽しむところが増えた気がした。
ばか笑いしてごめんなさい。
神様はいるのかいないのかわかんない。
信じようとする気持ちや、何かに願おうとする気持ち。
それを支え叶えるのは、神様じゃなくて、もっと身近なところにあるものなのかもしれない。
カーテンコールは2回。ケラさんは出て来なかった~。残念。
そうそう、2007.7.28を最後に活動休止していた、ケラバンドが再開ですって。
7月19日にクアトロで、FLOPPYと2マンライヴ。それぞれ1時間半やるみたい。
ケラさん以外のメンバは公表されてないようですが・・・。
(ナタリーニュースを見ました)
忙しいけど、楽しいね。