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ボスの話し

2016-07-12 07:31:00 | 人間の想い

 

 

 

                ボスの話し

  最近、ある観光団体の関係者になった。この団体の会長がボス、毎日行動を共にする日々。70代半ばとなる塾老年だ。経験豊富で見識が高い。毎日学ばせてもらっている。子供たちも独立して夫婦二人の生活、奥様が京都の実家に用事でしばらく帰っているが、日々の食事は嫁いだ娘が一週間分、作り置いてある。毎日それを温めて食べているそうだ。時には変わった外の店のメニューを食べると、娘の作ったものは余ることになる。週一で実家に来て、チエックされるらしい。

見つかると、小言が出るが、可愛い娘に抵抗、抗弁も出来ない、娘の仕事は看護婦なので栄養を考えて作ってある。実家の台所のチリ箱に外で買って食べた弁当箱を捨ててあると、めざとく見つけて叱られるらしい。

仕事が終わり、ボスと夕食や居酒屋で一杯傾けることもある。孫や娘、息子の話しになると嬉しそうに話す、子や孫、娘などのこと等々、みんな同じ感情なんだと思う。

それと健康の問題、話しの内容はだいたい同じものである。中高年世代にとってはそれらのことが最大関心事である。病気や毎日どんな薬を飲んでいるとか同じパターンで話しが進むのだ。

コミュ二ケーションならぬ、ノミ(飲む)二ケーションが必要だと説く。

ボスの話し

 久しぶりに東京に行き息子家族と会った。孫たちの成長を見て満足したようだ。

おじぃちゃんから、小遣いを孫の男の子(小3年生)にあげたら、お礼の言葉に笑ったそうです。

「まいど、いつもお世話になっております」! これには一同大笑いしたそうです。

ボスの話し

 同級生が精神科の医師である。時々飲みに一緒にいくらしい。精神科医師の同級生はかなり飲みに行くとのこと、なぜそんなにいつも飲みのだと聞く、「精神科の医師は毎日、精神病の患者を話しを聞いて診察する仕事だ。息抜きに飲まないとこちらの方が参るよ」と言ったそうです。

この医師である同級生は頭が良くて医師になったが結婚が遅かった、知り合いの女性を見合い紹介するために、市内の高級ホテルのラウンジで席を設けた。ジャンジャン酒を飲み二人だけにして退散した。飲み代が8万円だったが、結婚はゴールインして幸せな家庭を築いたそうです。

 ボスの話し

 ボスはパソコンが出来ない、携帯はガラケーをなんとか使っているしまつ。コピー機、FAXなどが苦手世代。実は大きな事務機の会社を後継者に任せて余生を過ごしている。自分がオーナーだった会社が納入したコピー機とFAX機の使い方が分からないのでこちらの出番が多い。一人では事務所の電話番するのが関の山なのだ、人って面白いですね。

そんなボスだが、経験豊富である。ある団体に呼ばれてそうそうたる有名な両行会社が列席する会議で我がNPO法人の宣伝をする機会があり同行した。ボスは堂々とNPO法人の代表らしく自己宣伝をやった、すばらしかった。多いに見習うことが多々あった。朝ボスをひろいNPO法人の事務所に行き一日中共に仕事をしてほうぼう歩く、毎日が勉強であり刺激的だ。

 

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人は沿うてみて分かる面がある。このボスも顔は強面の印象だが付き合うと味がある人だ。子供のような明るさと無邪気さ、茶目っ気もあり、酒が好きなボス。いろんな分野の人を知っている、こんな裏話しまで知っているのかと感心するところも。

とにかく面白い人、人を惹きつけて離さない人なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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