馬体が良くても走らない馬がいる。
馬体が悪くても走る馬がいる。
どういうことだろうとずっと考え続けてきた。
今回はそのひとつの答えを書く。
自分としては新しい理論のつもりだが、
もしかしたらどこかで誰かが既に言っていることかもしれない。
あるいは、一部の間では周知のことかもしれない。
本論に入る。
冒頭の疑問の答えを、馬体と血統の関係でこう考えた。
(1)ある馬の適性や能力の最大値を決めるのは血統である。
(2)そして馬体は、それを発揮するための手段である。
まず、仮定(1)についてだが、
要するにその馬の先天的な能力は血統で決まるということである。
この場合の血統とは総合的な意味でのそれで、
種牡馬、牝系、配合(ニックス)等、トータルで判断する。
そしてそれを「血統スケール」と呼ぶことにする。
ここでは血統スケールを便宜上10点満点で表す。
今回は話を分かりやすくするために馬場や距離適性は考えない。
10点のレベル分けは例えば以下のような感じである。
もちろんこれは、今回のみの適当なレベル分けである。
0~1 未勝利~500万下
2~3 500万下~1000万下
4~5 1000万下~準オープン
6~7 準オープン~重賞入着
8~9 G3~G2
10 G1
この血統スケールは、その馬の持っている可能性である。
先天的な素質の上限である。
血統スケールが4の馬はどうやってもオープン馬にはなれない。
最高で準オープンまでである。
しかし血統スケールが10の馬が全てGI馬になれるとも限らない。
つまり、その血統スケールをどれだけ発揮できるか、
どこまで行けるかを決める一つのファクターが馬体である(仮定2)。
自分の場合は普段は馬体をA~Eの5段階で評価している。
それを今回は以下の数字に置き換える。
この数字を「馬体ランク」と呼ぶことにする。
単位はパーセントである。
A 100~90
B 90~70
C 70~50
D 50~30
E 30~10
普段はそれぞれに+と-を付けて細分化して評価しているので、
例えばB+は90、B-は70ということになる。
ここまで書けばもう分かると思うが、この馬体ランクが、
血統スケールがどこまで発揮されるかを決めるのである。
仮に血統スケールが10の馬がいたとして、
馬体ランクがAつまり100ならばスケールはそのまま10で、
イコールGIを勝てる馬ということになる。
しかし、血統スケールが10でも馬体が良くなくてDだとしたら、
そうなるとその馬のスケールは3から良くて5しか発揮できなくて、
条件馬クラスとなってしまうのである。
逆に言うとDランクの馬体であったとしても、
血統スケールが10もあればクラスは3から5、
つまり勝ち上がって準オープンぐらいは行ってしまうかもしれない。
馬体が良くなくても走ってしまう馬とはこういう馬なのだろう。
一方、馬体ランクがAであったとしても血統スケールが1であれば、
いくら頑張っても勝ち上がれず未勝利で終わる可能性が高い。
馬体が良くても走らない馬とはこういう馬である。
もちろん血統スケールの発揮に影響するのは馬体だけではない。
同じぐらい大きく影響するのが厩舎等の人的要因であり、
あるいは、気性や運といったものも影響するだろう。
ただ、今回は「馬体論」なのでそういうことには触れない。
また、結局は同じ理論で全てを網羅できるので触れる必要もない。
最初に書いたように、これはもうどこかで誰かが言っている
当たり前のことなのかもしれない。
逆に、トンデモ理論で誰にも相手にされない内容かもしれない。
しかし、個人的にはこう考えるとかなりしっくり来るのである。
冒頭の疑問が解けるのである。
いよいよ血統を勉強する必要性を感じている。
馬体が悪くても走る馬がいる。
どういうことだろうとずっと考え続けてきた。
今回はそのひとつの答えを書く。
自分としては新しい理論のつもりだが、
もしかしたらどこかで誰かが既に言っていることかもしれない。
あるいは、一部の間では周知のことかもしれない。
本論に入る。
冒頭の疑問の答えを、馬体と血統の関係でこう考えた。
(1)ある馬の適性や能力の最大値を決めるのは血統である。
(2)そして馬体は、それを発揮するための手段である。
まず、仮定(1)についてだが、
要するにその馬の先天的な能力は血統で決まるということである。
この場合の血統とは総合的な意味でのそれで、
種牡馬、牝系、配合(ニックス)等、トータルで判断する。
そしてそれを「血統スケール」と呼ぶことにする。
ここでは血統スケールを便宜上10点満点で表す。
今回は話を分かりやすくするために馬場や距離適性は考えない。
10点のレベル分けは例えば以下のような感じである。
もちろんこれは、今回のみの適当なレベル分けである。
0~1 未勝利~500万下
2~3 500万下~1000万下
4~5 1000万下~準オープン
6~7 準オープン~重賞入着
8~9 G3~G2
10 G1
この血統スケールは、その馬の持っている可能性である。
先天的な素質の上限である。
血統スケールが4の馬はどうやってもオープン馬にはなれない。
最高で準オープンまでである。
しかし血統スケールが10の馬が全てGI馬になれるとも限らない。
つまり、その血統スケールをどれだけ発揮できるか、
どこまで行けるかを決める一つのファクターが馬体である(仮定2)。
自分の場合は普段は馬体をA~Eの5段階で評価している。
それを今回は以下の数字に置き換える。
この数字を「馬体ランク」と呼ぶことにする。
単位はパーセントである。
A 100~90
B 90~70
C 70~50
D 50~30
E 30~10
普段はそれぞれに+と-を付けて細分化して評価しているので、
例えばB+は90、B-は70ということになる。
ここまで書けばもう分かると思うが、この馬体ランクが、
血統スケールがどこまで発揮されるかを決めるのである。
仮に血統スケールが10の馬がいたとして、
馬体ランクがAつまり100ならばスケールはそのまま10で、
イコールGIを勝てる馬ということになる。
しかし、血統スケールが10でも馬体が良くなくてDだとしたら、
そうなるとその馬のスケールは3から良くて5しか発揮できなくて、
条件馬クラスとなってしまうのである。
逆に言うとDランクの馬体であったとしても、
血統スケールが10もあればクラスは3から5、
つまり勝ち上がって準オープンぐらいは行ってしまうかもしれない。
馬体が良くなくても走ってしまう馬とはこういう馬なのだろう。
一方、馬体ランクがAであったとしても血統スケールが1であれば、
いくら頑張っても勝ち上がれず未勝利で終わる可能性が高い。
馬体が良くても走らない馬とはこういう馬である。
もちろん血統スケールの発揮に影響するのは馬体だけではない。
同じぐらい大きく影響するのが厩舎等の人的要因であり、
あるいは、気性や運といったものも影響するだろう。
ただ、今回は「馬体論」なのでそういうことには触れない。
また、結局は同じ理論で全てを網羅できるので触れる必要もない。
最初に書いたように、これはもうどこかで誰かが言っている
当たり前のことなのかもしれない。
逆に、トンデモ理論で誰にも相手にされない内容かもしれない。
しかし、個人的にはこう考えるとかなりしっくり来るのである。
冒頭の疑問が解けるのである。
いよいよ血統を勉強する必要性を感じている。