ターフの風に吹かれて

一口馬主の気ままな日記です。
キャロットクラブの会員です。

馬体論6 肘

2013年03月20日 | 馬体論
今回は、この「馬体論」の佳境である。
というのも、自分が馬体を見る上で最も重視している、
最も大切だと思っているポイントを取り上げるからだ。

それは「肘」である。



まずはAの肘付き。
僕はこの角度を気にする。
かなり気にする。
ちょうど写真のようなカーブを描いているものが良い。
これが前脚の可動域の広さに繋がる。

これがストンと真っ直ぐな肘付きだと、
前脚の出が悪くなりストライドが狭くなる。
良く言えばピッチ走法の馬になる。

ピッチ走法でも走ればいいじゃないかという意見もあろうが、
僕は前脚が大きく振り出される馬のほうが好きなので、
だからAのようなカーブを描いている馬を選ぶようにしている。

ただこれは、写真の角度や脚の着地の場所によって、
見え方が変わってくるので注意(慣れ)が必要ではある。

それから、同時にBの肘離れも大切である。
このBのラインがくっきりと表れている馬、
つまり肘離れしている馬も前脚の出がいい。
逆に肘離れしていない馬はストライドが伸びない。
これは初心者でも比較的分かりやすいポイントだと思う。

このAとBは、馬体で走る馬を見つけるための
かなり重要なポイントである。
少なくとも自分は最も重視するポイントのひとつだ。
もしかしたらトモの大きさよりも重視しているかもしれない。

もしも今までここを気にしていない人がいたなら、
これからはこの肘付きの角度と肘離れは気にしたほうがいい。

Cの胸前に関しては、ないよりはあるほうが良いが、
これも全体のバランスからの判断でそれほど重視はしない。
また胸前が極端に前に突き出て発達している馬がいるが、
そういう馬は「過ぎたるは猶及ばざるが如し」である。

それよりも胸前はむしろ前からの幅のほうが気になる。
前から見たときに幅が狭いほうがよい。
トモとは反対である。

ただこれは横からの写真では判断できないので、
何らかの方法で前からの写真を見る必要がある。
募集馬パンフレットに掲載してくれるのが一番いいのだが、
シルクもキャロットもなくなったので甚だ残念だ。

馬体論とは話がそれるが、
そういう写真を載せることこそが本当のサービスだろう。
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