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いいピアノを弾きたい

メンデルスゾーン 春の歌、熱狂(うわごと)、厳粛なる変奏曲

2015年12月29日 | 音楽教室
今回初めて小学生、中学生に選んだ発表会の曲の中にメンデルスゾーンの無言歌集から
春の歌と熱狂(85-3)
という2曲があります。
春の歌は 大人になるまでに誰もがいつかどこかで耳にするほどメジャーな曲ですが、草食音符じゃない、装飾音符の譜読みに予想以上に4年生が苦労していて わたしも冷や汗をかいています。
でも去年スカルラッティ、シューマンの森の入り口から などを弾きこなしたのだから、きっと冬休み後のレッスンでは すらすら弾けることでしょう。(希望)
あまりにもメジャーで なんか敬遠していましたがちゃんと勉強してみると和音の動きが絶妙ですね。
装飾音符を春風のように軽快に操りながら 旋律を充分歌うことができたら 非常に美しいです。美味しいランチを食べたあとのお昼寝にもってこい♪

一方の熱狂も旋律と伴奏和音型の音色を分けると厚みが出て 春の歌とは正反対のどうすることも出来ない感情を吐き出すような激しさを速いテンポで弾ければ 面白い。(熱狂の楽譜がなぜかアップできない;)
 
メンデルスゾーンは19世紀のモーツアルトだとシューマンが言ったそうで、苦労せず美しい旋律が浮かんでくる「天才型」の作曲家なんですね。熟慮に熟慮を重ねて支離滅裂になりやすかったシューマン、ブラームスさんたちに比べると 弾き終わったとき、聞き終わったときの印象が 泥臭くなくて音楽!って感じですよね。

最後に弾く大学生は厳粛なる変奏曲を選びました。
これも私は大好きで でも20回以上発表会を開催していますが 初めての曲です。
まだまだ このように弾いていない曲があると 生徒さんたちがその曲の存在を知らないままピアノをやめてしまう可能性もあるんですよね。
演奏効果の高い有名曲ばかりではなく ちょっと隠れた名曲を紹介していくのも「ピアノのせんせい」の任務かもしれません。

グリーグ作曲 ホルベアの時代から前奏曲
も6年生が弾きますが これも掘り出し物の逸品です。

例年なら3月に合同、又は2回の発表会ですが、次回は2月と3月。
2月14日はレッスンあと6回なんですよね。
なんとか 間に合いますように。

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