えみち in East Lansing, Michigan

Michigan State U. 大学院生えみちの怒濤の日々。(読逃&アドレスを第三者に教える事はご遠慮下さいませ)

8時間ミーティング

2007年04月15日 | 大学院授業
何だか結構前のことなので大分忘れており、
思い出したくないことも有り(苦笑)、
あんまり書いてませんがホントにこの春学期は辛かった。。
例えば。。

---------------------------
Media Relationsの授業。
「スポーツにおけるマイノリティへのステレオタイプ(偏見)は
メディアによってどのように強化(reinforce)されるのか」
1/23のブログ「授業紹介:Media Relations」

手法としては
1)とある大手新聞を選んで
2)そこのスポーツコラムを一定期間チェックし、
3)人種関連する内容があればピックアップし、
4)さらにそのピックアップしたものを分類し、
5)どのように扱われているかを分析するという流れ。
こういう風に文脈を機械的に分類していくのを
コンテンツアナリシスといいます。

最初図書館にいってマイクロフィルムを
いちいちチェックする方法を選んだんだけど、
気が遠くなるような作業でして。
教授に相談したら図書館経由でDBチェックできるでしょ、、
というわけで、ネットでゲットできました。
その数、130超。
それを三等分して人種に関連したトピックがあるか
それぞれが持ち帰って読み込むことに。
いやさー、言いたくないけどさー、
私だけNon-Nativeなわけよ。
ちょとはさー、加減してくれてもいいんじゃないのかな。。
まあね、、甘えたこと言ってちゃいけないんですけどね。。

で、その作業が終わった後はコーディングシート
っていうシート(自分達で作る)に基づいて
内容を解読っていうか分類。

でも、ここで大きな問題が。。。
私はやっぱり英語はNon-Nativeなわけで、
明らかなものはともかく、人種問題を暗示、
程度だとどうしても見逃してしまう。
そして非アメリカ人なわけで、
やっぱりこのトピックへの感度はどうしても劣る。
かたや、チームメンバーの2人が2人とも
アフリカンアメリカンなので普通のアメリカ人よりも
さらにこのトピックについては感度が高い。
なのでいろいろ不一致が発覚したんだよね。。
こういう調査は調査する人個人の資質が影響してはいけないので
調査する3人が3人とも同じ解読結果が出せないといけないのです。
そうするとこの不一致は見過ごせない。

それを解消すべく教授に相談したり
他のグループがどうやってるか参考にしたりしたんだけど。
一向にラチがあかず。
なんていうか新しいそれっぽい方向が見つかると
あまり考えもせずにそれ!っとばかりそっちに猛進し、
壁に突き当たって「やっぱダメだった
スゴスゴ戻ってきて結局一歩も進めてない、そんな感じでした。
まさに迷走っていうのがピッタリ。

一番の問題はグループ全体でBigPictureを共有できてなかったこと。
アメリカ人の学生は学業以外にいろんなことをやってて忙しいので
例えば教授からアドバイスをもらって
じゃあそれを元にどうするか考えようよ、って言っても
「あ、これから仕事」「これから練習だから。また次回
と言って次に会う時までに何も進んでない、
そしてすっかり忘れられてる、、という始末。
じゃあ、打ち合わせしないまでもメールでやり取りしよう、
って私が叩き台を作ったりしても
見る時間がなかったとかで結局当日までお預け。
もしくは「これ、いいじゃん!」と返答がきても
次回の打ち合わせにはそれをコロって忘れてる。
(大して深く考えもせずに「いいじゃん」って言ってるだけなのよ)
私は私でトピックに関しての引け目があるので
なかなか強いことは言い出しにくく。。
(方針を打ち出してもやるのは私でなくて彼女達になるので)

そして本日、もう今日こそ何とかしようと
ニコル家に集まってあーでもないこーでもないと
検討を重ねるもやっぱり大した進展なし。
結局今日費やした時間、8時間。。

もう限界っ!

ということで今日は解散。。。

出口が見えないまま真っ暗なトンネルの中でもがいている
っていうこの状況がどうにもストレスが溜まります。

こんなんでこの授業ホントに乗り切れるんでしょうか、、、、