えみち in East Lansing, Michigan

Michigan State U. 大学院生えみちの怒濤の日々。(読逃&アドレスを第三者に教える事はご遠慮下さいませ)

最終出社日

2006年06月30日 | 留学準備
大学院受験の準備を始めた時から、
いつかこの日が来ることはわかっていました。
この日が来ないということは
私の受験が失敗することを意味するわけで、
来てくれなかったら困るなあとも思っていたけど、
いざ、その日が近づいてくると、
やっぱり複雑な気持ちなわけです。

陳腐で平凡な言葉になってしまうけども、
2002年5月に入社してから4年間、
本当に、本当にいろんなことがありました。
4年とは思えないほどの密度の濃い時間でした。
いろんな人に会いました。
いろんな出来事に遭遇しました。
ここで働いていなければ決して出会うことのできなかった
たくさんの人々。出来事。
初めて知る・触れるいろいろなことに
私の知的好奇心はいつも刺激されていました。
自分の中のいろんな感情とも向き合い、
どう付き合っていくのかも学びました。
まだまだ未熟だけど少しは成長できたと思う。

あー、大変だったけど楽しかったなぁ~
しみじみと歴史的な瞬間に立ち会えた幸運を感謝しています。
そして同僚の皆さんにもいっぱいの感謝を送ります。心の底から。

ここからは思い出写真集でーす。
好きな写真たくさんあって選ぶの大変でした。






米国大学院受験:ビデオスピーチ

2006年06月26日 | 受験勉強
スミマセン、受験勉強については
もう全部書いたと思っていたのですが
ひとつ忘れていました。。。

それはビデオスピーチ。
私が出願した3校のうち1校で必須でした。
(ちなみにこの学校はGREが不要。
その代わりこのビデオスピーチと、
エッセイが2つ。)

3分間に下記3つの質問全部に答えないといけません。
1)大学院での勉強を終えたらそれをどう自分のコミュニティに活かしたいか
2)自分の人生に影響を与えた人物を述べよ。
(ポジティブ、ネガティブどちらでもOK。また理由も述べよ。)
3)自分の街を、全くその街を知らない人を案内することになったら、
どこにハイライトして案内しますか?
これを編集ナシ、暗記ナシ、読み上げナシで
ひとつのパッケージにして提出です。
3分って短いですよ、ひとつにつき1分ですからね、
言葉をすごく吟味しないといけない。

カウンセラーにスクリプトのことで相談に行ったら
いろいろとアドバイスをもらった後、

カウンセラー「ところでどこで撮影するつもり?」
えみち「どこか会議室で。。。」
カ「それじゃダメよ!つまんないわよ!
これはあなたの人間性とプレゼンテーション能力を
アピールするためのものなのよ!」
「ハイ。。」

質問3で自分の街を紹介するところがあるので、
その内容に沿って撮影場所を考えたらよかろうということになりました。
(そもそも一番最初に作ったスクリプトのうち、
3の部分は完全ダメ出しされたからまた作んないといけなくて。)
そうすれば言葉でグダグダ説明しなくても
手で指し示せば済んだりして時間の節約にもなるから、と。

うーん、どうしよう、、と悩んでましたが
まずはロケハン、、、と街を歩き回って、
いいものを見つけました~♪
新橋にはよく当たると有名な宝くじ売り場があるんですよ。




よーし決めた、これにしよーっと。
ここの前でやろうっと。(ハズカシイけど)


ゲン担ぎにスクラッチ買ってみた。
そしたら1100円当たった~
600円投資したので500円もうけ。
幸先いいぞ~。スピーチの中でネタにもできるし!

とルンルンで帰宅したのですが、、、、、
暗雲が立ち込めるのはその後でした。。
ビデオはうちの弟から借りることになってました。


撮影前日、当時実家に戻ってきていた弟が帰宅するのを待って、
使い方を教えてもらっていたら。。。
「あれ?おかしいな。全然映らなくなっちゃった。」と
首を傾げながら自室に戻っちゃった。
「ごめん、、壊れちゃったみたい。。」
えええええ~!!明日使うってのに!
急いでレンタル店を検索しました。
でももうどこも閉店しているので、
在庫があるのかは確認できませんでした。
大丈夫なのかなぁ。。不安なまま寝付く。

で、翌朝。候補のレンタル店のうち、
開店時間が一番早いDというところに電話。
すると、「お貸しできますよ~。
保証金3万円を入れてくださいね。」
無事に戻せば保証金も戻るけど、なんかあんまり気が進まなくて、
とりあえずキープしてもらいつつもう1軒のお店Rに電話。
ここは保証金も不要、対応も親切。
そのままそこでお借りすることにしました。

一式すごい荷物を持って新橋に向かう。
それだけで疲れた。。。

そして2つ目のトラブル発生。。。
なんと、宝くじ窓口がやってない!!
この前営業時間を確認した時は年中無休だったのに。。
信じられない気持ちで窓口に近寄ると、
年末ジャンボとかサマージャンボの引き換え期間だけ、
年中無休なんだそうです。。なんだよーっ!

ま、新橋にはいっぱい宝くじ売り場があるので
違うところを探してそこでやっちゃうことにしました。
そこの写真撮ってないのですが、
Lotteryって看板がついているので
アメリカ人にもわかりやすそうだったし。
気を取り直して、レッツゴー!

そこで3つ目のトラブル発生!
近くで工事をしている。。。
うるさくてスピーチを撮れたもんじゃないので
警備員さんに「お休み時間とかないですか??」
と恐る恐る聞いてみた。
その人は親切な人で監督さんに聞きに行ってくれたけど、
きっと「んなことカンケーねーよ」とでも言われたのでしょうか、
戻ってきて「ちょっとわからないそうです、、」というお返事。
仕方なくそこでやることにしました。
他の場所はガード下だったりして電車が通る度にうるさかったし、
そこよりはまだましだったものですから。

いざ撮影してみると、あれって大変ですね。。
道行く人がチロチロ見るんですよ。
それだけで緊張してしまって噛んでしまう。
セリフを忘れてしまう。
その度にカメラ止めてしまってました。

途中雨が降ってきたりとか、
見るからにヤーさん連中が隣で募金を始めて
「ちょっとネーさん達、もっと向こうでやってよ」
って言われたりとか、小さいトラブルいくつもありました。

あと一番心配だったのが。。。。
何せ「自分の街」なわけですから、
知り合いに会ったらどうしよう?というもの。
私は合格するまで家族には受験のことを
一切ナイショにしていたものですから、
誰かが見かけて両親に「えみちがビデオ撮ってたよ」
とでも言われた日にはどうしようかと。。。
(幸いそれは大丈夫みたいでしたけど、
違う関係者には見られた、笑)

全部で3日間かけ、一応納得の行くものができました。
工事の音も入ってはいるものの、
あまり気にならない程度だったので、
もうそれでOKにしました。
ふー、トラブル続きで疲れたよ。。

撮影は自分ではできないので、
友人のぐるたん子とChatoにお願いしました。
2人とも私以上にやる気マンマンで
AD風の衣装で現れてくれ、
途中でビデオの扱いに慣れるとズームしたり、
パンしたりして工夫してくれました。
いやー、あのときはホントにありがとうね
感謝感謝!

米国大学院受験:その他

2006年06月25日 | 受験勉強
ほかに準備するものとしては大学によっても違いますが、

-大学の成績証明書(英文)

-財政証明書

-職務経歴書
学校によっては必須ではないです。
私の場合は職務経験をアピールしたいので
全校に提出しました。

-アプリケーションフォーム
いわゆる願書です。
これは大抵ネットで提出します。

-TOEFLやGREのスコアレポートコピー
原本はテスト運営会社から直接送られますが
(ってそれは自分で申請するのですが)
時にポカして送り損なわれることがあるので、
念のため自分の手元にあるコピーを同封します。

そんなものかなあ、、、
もし自分の実績をアピールできるものがあれば
それを同封してもOKです。

アメリカは加点主義なので全部プラスで考えてくれるとか。

受験の準備を駆け足で振り返ったら
何だかとっても疲れてしまいました。。ふぅ。
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。。

米国大学院受験:推薦状

2006年06月25日 | 受験勉強
米国大学院受験は自分が
がんばればいいだけではありませんで、
推薦状を用意しなくてはいけません。大体2~3通。
第三者から見て出願者がどんな人物なのかを
述べてもらうものです。
また、こういった面倒なことを頼めるだけの信頼関係を
構築できる人物なのかどうかを見る意味もあるようです。
(成績や志望動機だけじゃだめっってことですな)

大学時代の指導教官や現在の上司に書いてもらうのが一般的。
ただ私の場合は合格するまで会社にもナイショでしたから
当時の上司にはお願いすることができず、
S社時代の上司の皆様にお願いしました。

内容は出願者はチェックすることができない決まり。
チェックすることができてしまうと
事実に反して美辞麗句を書かされるとも限らない、、
ということらしい。

いずれにしても自分を高く評価してくれる人に
お願いしないと全然意味がありません。
推薦者の社会的地位の高さは合否には全く関係がないので、
面識のない一部上場企業の社長に書いてもらって変な内容になるより、
自分をよく知っていて、評価してくれていて、
かつ具体的なエピソードで裏づけできる人にお願いする方がよい。

私の場合は3人の人にお願いしましたが、
自分がなぜ大学院に行きたいのかということを説明して、
推薦状執筆のご協力をお願いしました。
次に推薦状が何なのか、大学院受験における役割を説明し、
それぞれどんなことを書いてもらうのか、
その場合のエピソードなどをまとめてお渡しし、
書いていただきました。
(ダブってしまってもいけないので)
そしてニュアンスがあっているかどうかの
英語チェックはさせてもらいましたよ。

皆さんそれぞれとてもお忙しい方々なわけで、
そんな方々にこんなご面倒をお願いしてしまって、、
と恐縮しきりでした。
きっちりと期日までにあげてくださり、
また素晴らしい内容だったので大変ありがたく、
これからも頭があがらないなあという感じです。

米国大学院受験:エッセイ

2006年06月25日 | 受験勉強
前回のGREの時にエッセイに軽く触れましたが、
エッセイは大学院受験で重要な要素となります。
エッセイと言うと何だか軽妙なイメージですが、
実質は「小論文」です。

大学院受験の場合、特別な指定のない場合、
Statement of purpose または Personal statementといって
志望動機を書くことになります。
(MBAはほとんどの場合独自の論題について書くようです。)
私は3校出願しましたが、うち2校がStatement of purposeを指定、
1校がStatement of purposeに加えて
自分(とその人生)について物語的に述べるという指定でした。

構成としては(順番はこれに限らない)
1)過去、自分がしてきたこと、達成してきたこと
2)今現在自分がしていること、達成したこと
3)将来短期的にやりたいこと
4)将来長期的にやりたいこと
5)なぜアメリカで勉強したいのか
6)なぜその勉強をしたいのか
7)なぜこの大学院で勉強したいのか
8)なぜこの学校は自分を合格させなくてはいけないのか
(自分の長所などのアピール)

要するに大学院での勉強が自分の人生において
どの程度の必然性があるのかを説得しないといけないのです。
学力とともに志望動機が重視されるところは
受験というよりもむしろ就職活動に近い。

私の場合は今までやってきたことの延長に
大学院での勉強が位置づけられるので、
それをどう効果的ににアピールできるかに心を砕きました。
1社目のS社は世界的に有名なIT企業だったので
あまり心配していなかったのだけど、
2社目のRヒルズについては
日本国内の狂ったような知名度の割には海外では知られていない。
だからどんなに成功しているのかをPRしないといけない。
私のPR人生でも一番アタマを使ったPRプランだったかも(笑)

そうなんです、私がエッセイに力を入れたのは、
GREより実務経験をアピールしようと思ったことのほかに
もうひとつ大きな理由がありました。
それは私の専攻です。

私の専攻は広い意味ではコミュニケーション、
狭くはPublic Relationsです。
言葉や文章を使って自分の伝えたいことを
いかに効率的・効果的に伝え、相手を動かすかを学ぶ学問。

このエッセイでもその力があるのかがチェックされるに違いない。
論理の展開、裏づけにどんなデータやエピソードを使うのか。
きちんとした文法事項をマスターできているのか。
別の専攻の方よりもその辺りは綿密にチェックされているはずです。

だから4ヶ月くらいかけて何度も何度も練り上げました。
トフルの時は頭をクリアにしておくために
夜はそんなに遅くまでやりませんでしたが、
エッセイに取り掛かると集中してしまって
2時、3時までPCと格闘していました
でもトフルほど辛くはなかったなあ。
本や新聞を読んだり友達と話している時に
インスパイアされたりすることもあったので
適度に気分転換ができたことが大きかったと思います。

とは言えカウンセラーの度々の厳しい突っ込みに
よくションボリしていました。(意外?)

最終的にできあがったものは合格を念頭に置いたものなので、
実際に自分が勉強したいことを素直に書いたというよりは
アメリカ受けしやすい派手な感じの内容、
わかりやすい内容を選びました。
これも戦略です。。

米国大学院受験:GRE

2006年06月25日 | 受験勉強
トフルをクリアした後はGREの勉強へ。
トフルは留学生だけが受けるテストですが、
GREというのは国籍、母国語に限らず
大学院進学希望者が受験するテストです。
(注:MBAの方はGREの代わりにGMATという
ちょっと違うテストを受けます。)
つまりアメリカ人も受けます。
これもトフル同様ネットで予約してPCで受けます。

GREは3部分に分かれていて、
1)Verbal(英語)→800点満点
2)Math(数学)→800点満点
3)Analytical Writing(AWA)→6点満点
で構成されています。
ではそれぞれのパートについて。

1)Verbal
これは「英語」のテストですが、
ネイティブも受けるテストですから、とにかく難しい!
同意語、反意語、同じ仲間を探す、長文読解、
とあるのですが、そもそも全部の単語わからなくて
あてずっぽうで選ぶ、、なんてしょっちゅうでした。
日本人はここでは800点満点中最低400点取れればOKらしいです。
勉強方法としてはとにかく単語を覚える。。
それしかなかったです。(しなかったけど)

2)Math
数学の苦手な私はちょっとひきましたが、
「日本人なら大丈夫だよー」と言われて
やっぱりその通りでした。エライ簡単です。
英語で数学用語さえ覚えておけば
余りに簡単すぎて不安になるくらい。
中学生の方程式みたいな文章題が出てきたりしました。
図形とか統計も出てきました。
800点満点中700点台取れればOKです。

勉強方法はまず数学の感覚を思い出すために
高校受験用のワークブックを一冊解きました。
その後はGRE独自の問題を解きまくるのと、数学用語を覚えました。
これまでずっと英語の勉強(=暗記)が多かったので
数学の勉強は答えがスっと出て気持ちよくて楽しかったです。

3)Analytical Writing
これはトフルにも出てきたライティングですが、
GREのライティングの勉強を始めると
トフルのライティングがいかに楽だったかがわかります。。。

トフルはひとつの文章だけでよかったのですが、
GREはふたつもやらなくちゃいけません。
まずひとつめはトフルと同じくお題に沿って
自分の意見を述べるもの。(Analysis of an issue)
そのお題がね、、抽象的だったり哲学的なの。
例えば。。
「どの学問分野も外部からの知識や経験が持ち込まれなければ大きく発展しない。」
「教育の目的は精神や意識を自由にすることと言われるが
正式な教育はむしろ精神や意識を縛る傾向にある」

・・・禅問答ですか??
まずお題の意味がわかりません!
それでも賛成なのか反対なのか自分の立場を明確にして
それを裏付ける事実を述べ、
理路整然と書かないといけません。
っていうか賛成も反対もないんだけど。。。

そしてふたつめは最初に書いてある説明文を読み、
論理的におかしいところを指摘する、
かつどうすればよりよい分析になるか提案するというもの。
(Analysis of an argument)
もともとネが素直な私にはおかしいところを指摘するなんてとてもとても、、、エヘヘ

例えばこんな感じ。
(超簡略にしてます。実際はもっと難しい内容かつ長文。
ケーキの話なんか出てこないし。)
「A高校の生徒のうち8割がチーズケーキよりショートケーキが好きだ。
だから日本国民の8割がケーキの中ではもっともチーズケーキが好きだ。」

なんかおかしいでしょ?

ここで指摘する論点は、
1)A高校の生徒の嗜好が日本国民の嗜好にそのまま反映されるわけではない
2)チーズケーキとショートケーキの二択なのであって、
ほかのケーキがあればそっちがもっとも好まれる可能性がある

改善点としては上記を解決すればよいから
1)サンプルの人数を増やす
2)年代、性別、職業など別に調査をする
(高校生だからチーズケーキが好きなのかもしれない。)
3)もっとたくさんの種類のケーキでテストをする

という感じ。
ハマればこっちの方はすいすい書けます。
苦しんだ割にはAWAは割りと得意でよく褒められ、意外な感じでした。

私はトフルをクリアした翌月からGREの勉強を始めましたが、
1回受けた後でもう勉強・受験をやめました。
GREというのはどちらかというとより理論的、アカデミックな
マスタープログラムで重視される傾向のあるテストです。
また、これから学ぶ分野についての知識・経験のない人は
高得点を取らないとアピールできない分野です。

私の場合はより実務的な勉強をしたかったし、
学ぶ分野についての経験もあったので、
作戦として、GREに時間を割いているよりは
エッセイ(後日書きます)に力を入れたいと思っていました。
出願する学校もGREより実務経験を重視する学校を選びました。

Verbalは最低目標の400にいかなかったけど
300後半だからいいや、と思ったし、
(ホントは全然いけない。500以上ないと出願できない学校多し。)
Mathは700点台(800点満点中)越えてたし、
AWAも合格ラインの4点台(6点満点中)を早々にクリアできたので、
すぐ見切りをつけちゃいました。
というかもう試験勉強ヤダった。。

ことほどさように大学院受験ではどこを重視して
どこで切り上げるかの判断はすごく重要です。
社会人で仕事と勉強を両立している方は特に。
なんたって時間がないですからね。。
完璧主義でやってると結局全部どっちつかずになります。

米国大学院受験:TOEFL

2006年06月25日 | 受験勉強
このブログを読んでくれている方から
「そもそも米国の大学院を受験するのに
どういう準備(テスト)が必要なの?」
というご質問をいただきました。
ごもっともですね。。。
全然そこをカバーできていなかったので
今回からその辺りのことを書きます。

まず、TOEFL(トフル)。
これはTest Of English as Foreign Language
頭文字をとったもので、
外国人の英語能力を測るテストです。
米国に留学する際には短大、大学、大学院を問わず、
正規留学、一時留学、交換留学を問わず
大体の方が受けなくてはいけないハズ。
今はネットで予約を取って会場に向かい、
(好きな時に受験できるけどひと月に1回しか
受けることができない。)
自分のペースでPCに向かってテストを受けます。
ペーパーテストじゃないのですよ。
慣れないうちはそれだけで緊張しました

300点満点で、
1)リスニング
2)文法+ライティング、
3)リーディング
のそれぞれの能力を見ます。
各項目30点満点。
1)~3)の点数を足して10倍して3で割ったのが
最終的な得点になります。

大学院留学の場合、250点/300点を超えないと
(つまり各項目25点/30点)
その時点で足切りされてしまうことが多い。
(学部留学だともうちょっと低くてOK)
大学院は語学を学ぶところではなく
専門分野を深めるところなので、
語学はクリアした上でちゃんと研究できますよ、
ということを証明しないといけないのです。
結構キツイですよ~
以下、各項目について細かく説明します。

1)リスニング
トフルのリスニングの特徴は、
メモを取ってはいけない、1回しか読んでくれない。
なのでボーとしていると置いていかれます。

この部分は2種類に分けることができます。
ひとつは会話で、これは英検だったりTOEICだったりと同じ。
会話文が流れた後質問されるパターン。
全然意味が取れないで終わることとかあります。
でもそれでも答えないと、、ね。

もうひとつはトフル独自だと思います。
レクチャーという形式で
大学の講義が流されてひたすら(3分くらい)聞く。
それが3つくらい出たかなあ?
この時もメモ禁止。聞いて覚える。
途中写真やグラフ、図が出てくることもあり、
それらもちゃんと聞いて理解しないといけません。
内容がまた難解で。。。。
物理学とか天文学が来た時は不運だったと諦めるしかないです。
(でも案外その時の方がスコアが良かったりするのだけど)
私は生物学とか美術とかが得意でした。
意外と苦戦したのは文学系。

リスニングは特別得意でも不得意でもなく、という感じでした。
でも常に訓練してないと落ちるので、
毎日通勤時に聞いてはブツブツとつぶやく
シャドウイングという訓練をしてました。

2)文法+ライティング
トフルの中で一番苦手だったのがこの文法。
間違い探しと空欄に適切な語を選ぶ形の2パターン。
普通日本人は一番ここで点を稼ぐはずなのに、
私は全然ダメでした。。。
トフルは各項目ごとに回答制限時間があるのですが、
特にこの文法は全部解くためには1問数十秒で
解かないといけないのです。
しかも前の問題に戻れない。
落ち着いて解けば解ける問題でも焦ってしまって
よく失敗していました。。。

文法だけで13点満点なのですが
(そして日本人は大体満点近く取るのですが)
いつも何とか2桁に乗せてるというお粗末さでした。。
対策としてはとにかく片っ端から問題を解いていました。

ライティングはこれまた難関で、
その日いきなりお題が出されて
それについて30分間で起承転結まとめて書く、というもの。
お題は「家で食事をするのと外で食事をするのとどちらがいいか、
またその理由を述べよ」だったり、
「家のそばに大型のショッピングセンターができることについて
賛成か反対か」というようなたわいないもの。
でもそのどちらかの立場について理路整然と意見を述べ、
なおかつ文法的にも単語的にも正しくないといけないのです。
最初は全然書けなくて泣きそうになりましたが、
訓練を積むと結構システマチックに書けるようになりました。
ここは6点満点なのですがコンスタントに5点台出せるようになりました。

3)リーディング
これは英語の長文が5つくらい出て、
それぞれに12~3問あり、回答していくもの。
いわゆる「長文読解」問題です。
私はここが得意で得点源にしていました。

ただ、結構何となく勘で解いていることが多く、
そのせいで途中伸び悩んだりしました。
先生のアドバイスを受けて
緻密にひとつづつ積み上げていく読み方を
するようにしたところフっと点が上がりました。

私はノンビリしていたせいか1月から勉強を始めて
8月にやっと250越えをすることができました。
英語は割と得意なつもりだったので、
ここまで時間がかかったのは誤算でした。
スケジューリングからするとギリギリでしたね。
というか8月で250越えできてなかったら
受験を諦めることになっていたかもしれません。

そんなわけで1年間の受験プロジェクトのうち、
7~8月が一番辛い時期でした。
それ以外の時期でもトフルを受けている間は
常に英語に触れていないと点が落ちる気がして
精神的にキツかったです。
心が休まる暇がなかった、というか。

ちなみに今年の5月でトフルの方式がまた変わり、
リスニングのレクチャーは5分くらいに長くなり、
新たにスピーキングも追加されたんだそうです。
おーこわ。。

次回はGREについて書きます。

Independence Day Celebration

2006年06月24日 | アメリカンライフ
今日はふかとorioriと一緒にアメリカ大使館の宿舎に行きました。
7/4はアメリカの独立記念日ですが、大使館宿舎では
6月末の土曜日に独立記念日のお祝いイベントを
毎年開催しているのだそうです。
友人のNちゃんが「留学前にアメリカの雰囲気を味わってみて」
とチケットを手配してくれました。ありがとう!

梅雨入りしたとは思えないくらいのものすごい快晴の中、
広大な中庭でいろんなアメリカンな出店が出てて、
売り子さんは大使館関係者。
つまりNon-Japaneseがほとんど。
だから基本的には英語の会話で異国情緒タップリで面白かった。

私はポテトとチキン(↓)と春巻きのセットをいただきました。
ポップコーンとアイスは無料配布してたのでしっかりゲット。


中央の特設ステージでは米海軍のブランスバンド演奏などもあり、
皆芝生に寝転んで楽しんでいました。


日本人もいるけどもちろんアメリカ人多し、
とても日本の、東京のど真ん中とは思えない光景でした。

全然日本じゃないみたいですな。。

ビザ手続きの時に私を面接してくれた
Officerの人も見かけたりして、勝手に親近感を覚えました。
さすがに声かけなかったけどね。

普段入れない場所に入れたこともあって
楽しい時間を過ごせました。
でも日差し強くて疲れた。。
涼しいところでお茶してから帰りました。

フグの水筒。ちょっとカワイイ。


中途半端な日本庭園。亀やニシキゴイがゆったり泳いでいた。

ハウジングの手配

2006年06月15日 | 留学準備
今日は留学先での住まいについて。

MSUに進学が決まった後すぐに
大学院生用の寮について問い合わせました。
1人部屋希望としたらロンっていう人から
「まずは2人部屋から。Waiting Listに
名前入れておくので空いたら1人部屋。」
と感じの悪~いお返事が返ってきました。
(英語でも感じの悪い文章ってすぐわかるね)

それじゃアパートでも住むかな、、とも考えましたが
土地勘もないし、サマースクールの1ヶ月間は
例え2人部屋でも我慢しようと手配を依頼しました。
そうしたら意外にも1人部屋だったの。

なのでまたメールを出して「秋からもその1人部屋に住ませてよ」
と交渉したら「部屋は押さえておいてあげるから書類と小切手送れ」
と言ってきました。
今回はデビーという人が担当だったんだけど
彼女はとってもいい人で助かりました
アメリカって担当者によって全然対応違うのよね。

でもその後が大変でした。
手付金は25$なのに小切手のみで受付。
私何度も金額確認してしまいました。
だって送金小切手の手数料は3~5000円。
(銀行によって額が違う)
小切手額より手数料の方が多いのよ。
でもその方法しかダメなんだって。
会社近くの某銀行に行くと窓口で同じことを聞かれ、
「もったいないですねぇ」と言われた。
っていうかあーた達の手数料が高すぎ
しかもできるのは翌々日。
(R銀行の手数料はもっと安かった上に翌日できたよ!)

…とりあえず何とか手続きを終えました。
留学生活の拠点になるところを
ちゃんと押さえることができたのでホっと一安心しました。
それがOwen Graduate Centerというところです。
部屋がすごーく狭いんだって。
あとカフェテリアの食事がまずいらしい。
でもそれはもともとアメリカのことだし期待してないし。
キャンパス内にあるからどこに行くにも近いのと、
友達ができやすいというメリットの方を楽しみにしたいと思います。

ツベルクリン反応

2006年06月12日 | 留学準備
渡米準備のひとつに予防接種があります。
同じ予防接種でも日米によって考えが異なるので結構厄介。
(接種回数とかが違ったりする。)
そして米国内でも州によって要求が異なります。
私の行くミシガンは緩いのだけど、
マサチューセッツは厳しい(らしい)、とかね。

私はもう大人ということもあって、
ほとんどの予防接種は不要Or済みでしたが、
ツベルクリン反応だけは必須でした。
留学生はキャンパスについてから
無料で検査してくれるとのことだったので、
ノンビリしていましたが大変なこと発覚!
ツベルクリン反応は結核かどうかを
調べる検査なのですが日米で解釈が異なる!

つまり、日本では抗体がある方(陽性)が
免疫があってよいという考えから、
陰性の子にはわざわざBCGというワクチンを
受けさせています。つまり陽性をヨシとする。
ところが米国だとちょっとでも陽性だと
すわ、結核か?と思われるとのこと。
この考えだと日本人は結核予備軍だらけ。
キャンパスで検査を受けて面倒になるより、
日本で検査を受けて、もし陽性なら
「陽性だけどBCGのせい。心配不要。」
っていう証明書を出してもらうのがよい。
(ここまで辿りつくのも一苦労でした。。)

じゃあどこでやってもらえるのかな?
保健所に聞いたら「お子様ですか?」と聞かれ、
「いえ、、ワタシなんですけど。。。」と
ちょっと恥ずかしい思いをする。
確かに自分の子どもの検査でもおかしくない年齢だし。。ハハ。
次に会社の近くのクリニックに問い合わせ。
するとワクチン取り寄せに4日かかる上に
(ということは予約制)
8000円とベラボウに高くてびっくりしてしまい、
予約もせずに電話を切ってしまいました。

結局ちょっと面倒だったけど、
日本検疫衛生協会という所で
やってもらうことにしました。
東京駅そばにあって、予約不要だし安いし。
ここってその昔ジンバブエに行った時に
黄熱病の予防注射してもらったところだ。
当時は横浜にしかなかった気がしたけどな?

すぐ名前を呼ばれて細い注射でワクチンを注入。
ものの5分で終わったけど48時間後(2日後)に
反応を見てもらうため再度訪問。
そしたらね、私、全然注入場所が膨らまず、
完全なる陰性ということが判明しました。。
(陽性だとプクーっと膨れるそうな。)
それって米国留学には便利でよかったけど、
日本の基準で言ったらNGだよねぇ。。
子どもの頃BCG受けてないのかなあ?
まあ今まで結核にならなくてよかったですけど。
結核は過去の病気じゃないらしいです。
診療所にそんな内容のポスターが貼ってありました。

銀行にて

2006年06月09日 | 留学準備
大学院の出願および渡米手続きでは
いろいろ初めて行う手続きが多かったです。
今回は銀行で行った手続きについてまとめようと思います。

1)残高証明書
出願手続きの時、VISA申請の時、
アメリカで不法に就労しなくても
(学生ビザだと働いてはいけないことになっている)
十分に財政的な余裕があることを証明するために発行してもらいます。
通常は日本語&円表示ですが、英語&ドル建てで発行を頼みました。
これ、銀行が発行してくれるものだとわかるまでに結構時間がかかりました。
(各銀行はなんでWebに載せてないの?)

2)送金小切手
私は大学院の授業が始まる前にサマースクールに行くことにしたのですが、
その授業料の納付は「Bank Checkを送付」と指定されていました。
小切手のことでした。
クレジットカード不可なんですよ。
どうやって発行するのかわからず最初シティバンクに行ったけど
口座を持ってる人だけにしか発行しない。
普通に邦銀でも発行できることがわかって
R銀行で作ってもらいました。
これまたWebに載せててくれればいいのに。

MSUが名義人になったT/Cみたいな小切手が翌日できあがってきました。
これを同封して願書を郵送しましたが、
無事に届くか気が気じゃなかったです。

…この後実際に留学生活が始まると
現地の口座に国際送金をしてもらうという
ステップが待っています。

米国ビザ

2006年06月04日 | 留学準備
米国ビザとは日本人が90日以上
米国に滞在する場合の入国許可証です。
(正確には入国の推薦状みたいなもので、
実際の入国許可は現地で入国審査を受けてから)
私の場合は学生ビザ、F1ビザというものを取得します。

1)入学予定の大学院からの入学許可証
(これをI-20、アイトゥウェンティという)
2)財政証明証(銀行に発行してもらう)
3)必要経費の振込み済証
4)(今さら)大学の成績証明証
5)過去10年に発行されたパスポート全て(含:現パスポート)
6)その他書類(2-3通)
7)写真

といろいろと準備して米国大使館で領事との面接に臨まなくてはいけません。
書類がまた面倒くさくってさぁ。。
一番面倒だったのは今までに訪れた外国全部書けというヤツ。
漏れがないか過去の手帳を引っ張り出してイチイチ点検しました。
所定の欄に入りきらず別紙提出にしました。

面接は完全予約制。
日本人に限らずいろいろな国の人が来ていて、
大使館=治外法権を身をもって感じた。
セキュリティチェックを受けた後、
持参した書類に不備がないかのチェック、
その後病院の待合所みたいなところで面接の順番を待ちます。
却下されたらどうしよう、と超緊張してたよ。
その間に指紋をスキャンされます。

面接と言ってもカウンターに呼ばれて
「どこ行くの?」「何勉強するの?」と聞かれただけでした。
「OK」と言われたから「今日はこれで終わり?」と
思わず確認してしまいました。拍子抜け!
後で聞いたら学生ビザの場合は受け入れ先が
しっかりわかっているから簡単なんだそうです。

その後3日ほどでパスポートが返送されてきました。
写真つきのビザスタンプが押してあります。
これで問題なく入国できるはずです。
ビザは留学手続き最大の山場だったので
あーよかったー!と肩の荷が下りました。ホ。
本件でいろいろとアドバイスしてくれたNちゃん、
どうもありがとう!!

そうそう、大使館では俳優の瑛太君がビザ申請に来てました。
ヤンジャンの入ったビニール袋を右手に持ってました。
フツーのお兄さんでした。

社内外の反応

2006年06月02日 | 留学準備
合格がわかって、そこに進学しようと決めた後は
会社にその話をしなくてはいけません。
退職するのは新卒で入ったS社以来2回目。
以前、転職経験者の先輩から
「辛いのは最初の転職の時だけで次からは慣れるよ」
なんて言われていましたが、そんなことはないです。
まず、打ち明けるのからして気が重い。申し訳ない。
だけど上司もチームメイトも驚きはしたものの、
すぐに祝福と応援の言葉をかけてくれて、
それには本当にうれしく思いました。
どれほど気持ちが楽になったかしれません。
本当にどうもありがとう。

前回も今回も、私が一番気にしていることは、
「なぜ辞めるのか」をきちんと伝えること。
逃げたり、諦めたり、捨てたりするするわけじゃない。
それをわかってほしいからゆっくり時間をかけて
いろいろな人に時間をとってもらって話しをしました。
特に身近な同僚達にわかってほしかった。
上司から業務連絡のついでに発表されたり、
何となくウワサで伝わったりしたら
絶対にわかってもらえないだろうから、
(特に私は中途入社だからあるステレオタイプで
見られがちなことも自覚していたし)
そこのところはすごく気を使いました。
そのせいか、この話をする時は毎度、
自分でもおかしいくらい緊張していました。
ちゃんとわかってもらえるだろうか、
どう説明したらわかりやすいだろうか、って。
私は緊張すると(Or興奮。要するに感情が振れると)
声が低くなってかすれますが
そうなってる自分を客観的に見てる自分もいて、
何だか変な気分でした。

幸い、わかってもらえたようでよかったと思います。
でも足りなかったかなあ。。
本当はもっと話す時間がほしいと思っています。
でもどれだけ話してもこれで十分ということはないのかな。

直接、話をできない人たちへはどうしても
事実ベースでご連絡するしかないわけで、
そうすると自分が意図しない形で理解されたり、
もどかしいことが多いです。
(前回退職時に経験済み。)
かと言ってひとつひとつ訂正して回るわけにいかないし。

これってコミュニケーションの仕事そのものです。
記者会見とかで説明したことがちゃんと理解されずに
世の中に流布していく。。
訂正したいけど難しい。
私事でさえもどかしい思いをするのに
これが社会的に重要な事柄だったりしたらもう、
モチベーション下がりまくりですよね。

Bon Voyage Banquet

2006年06月01日 | 留学準備
アメリカ大学院受験に際しては
独学では絶対に挫折すると思ったので、
この分野で圧倒的な実績のある予備校に通っていました。
プリンストン・レビューといいます。
http://www.princetonreview.co.jp/

約1年間週1回、多い時には週2回、
渋谷駅から坂を登って通ったものです。
新しいお友達できるかな♪
そんな期待は見事に裏切られました。
だって皆必死なんだもん。鬼気迫る顔つき。多分私も(笑)。
まあ確かに週末に5時間の授業は辛かった。
私もよく沈没してミミズののたくったような字で
意味不明のことをノートに書いていました。

この学校、巷では「高い」という
評判も聞きますが私はそうは思わなかったな。
単純に授業料と時間数を割れば1時間数千円。
金額的には高くないし、カリキュラム、先生方の質、
面倒見の良さ、これらは最高でした。
使い倒せば十分元は取れますよ。
(私は取ったと思ってる。)

特に先生方は素晴らしいです。
皆必死だから休み時間中も質問責め。
先生が休めないよ!っていうくらい。
でもイヤな顔ひとつせずに(←ここがポイント)
真摯に対応なさってました。
私はといえばあるところでTOEFLの伸びが鈍化して
質問というより相談をしてみたら、
本当に丁寧な回答がかえってきたし、
Writingでは自分の担当する1ヶ月の授業期間が終わっても
「いつでも(英作文を)送って下さい」とおっしゃる。
彼らとてサラリーマンのはずなのに。
素直にすごい人達だなぁと思ったよ。

だから合格した時はそういう先生やカウンセラーに
真っ先にご報告をしました。
皆さん喜んでくれて嬉しかった。

そして今日はそのプリンストン主催の「Bon Voyage Banquet」、
要するに合格祝賀パーティでした。
150人近くの合格者達が集まっているので
前向きな空気が漂っていて、こちらもちょっと高揚しました。
改めて先生方にお礼を申し上げ、
先生方・カウンセラー方からも激励されて
留学がまたちょっと現実味を帯びてきた。


渋谷のホテルセルリアンタワーで立食パーティ♪