上の娘が幼稚園に通うようになってから、わが家の話題の中心はそれにまつわることばかりだ。
妻の交友関係も飛躍的に広がったようで喜ばしい。
その妻がママ仲間から聞いてきた話。
Aくんは最近この辺りに引っ越してきた男の子。
Aくんの家に遊びに行ったことがあるママ仲間によると大変豪華なお家らしい。
「ドラマに出てきそうな玄関」
「ひと目で一流品と分かる調度品」
「『欲しいけど買えな~い』と思ったカタログの中のものがごろごろ置いてある」
などというため息交じりの証言の数々・・・
その家に一度でも上がったことのあるママ仲間は必ず肩を落として家路に着くという。
それもそのはず。
Aくんのパパは誰もが聞いたことのある一流企業のバリバリの社員。
BちゃんはそんなAくんのことが大好きな女の子。
ブランコ乗るのも、お弁当食べるのも、砂場で遊ぶのもいつも一緒。
少しでもAくんの姿が見えなくなると必死で探す健気な子。
「○○ちゃんのママ、Aくん見なかった?」と息を切らせて訊いてくるという。
ある日のこと。
とあるママがBちゃんに訊いてみた。
「Aくんのどこが好きなの?」
するとBちゃん、そのママの顔を一瞥して一言こう答えたそうな。
「家」
妻の交友関係も飛躍的に広がったようで喜ばしい。
その妻がママ仲間から聞いてきた話。
Aくんは最近この辺りに引っ越してきた男の子。
Aくんの家に遊びに行ったことがあるママ仲間によると大変豪華なお家らしい。
「ドラマに出てきそうな玄関」
「ひと目で一流品と分かる調度品」
「『欲しいけど買えな~い』と思ったカタログの中のものがごろごろ置いてある」
などというため息交じりの証言の数々・・・
その家に一度でも上がったことのあるママ仲間は必ず肩を落として家路に着くという。
それもそのはず。
Aくんのパパは誰もが聞いたことのある一流企業のバリバリの社員。
BちゃんはそんなAくんのことが大好きな女の子。
ブランコ乗るのも、お弁当食べるのも、砂場で遊ぶのもいつも一緒。
少しでもAくんの姿が見えなくなると必死で探す健気な子。
「○○ちゃんのママ、Aくん見なかった?」と息を切らせて訊いてくるという。
ある日のこと。
とあるママがBちゃんに訊いてみた。
「Aくんのどこが好きなの?」
するとBちゃん、そのママの顔を一瞥して一言こう答えたそうな。
「家」