乃南アサの
「凍える牙」読んだ。
「女性心理を書かせたら桐野夏生と乃南アサが最高だ」と誰かが書いていたのを読んだのが頭に残っていて興味がわいた。
って、読んで思い出したのだが、以前にも
「結婚詐欺師」を読んだことがあった。
それはともかく「凍える牙」はまず、かっくいい女刑事の話だ。
彼女は警察という男社会の中で女性であることのやりにくさを感じながらタンタンと仕事をしていく。
それが、かっくいい。
女刑事の話だが、そこには色っぽさとか、んなもの全然ない。
あるのはエグイ殺人の描写と、男社会に生きる男のつまらない偏見だけだ。
「あ~、男って下らないことにこだわるよなぁ~」と思ってしまう。
でもね、ちょっというと、エグさは桐野夏生には敵わないかな。
ま、まだコレとこの後の作品
「花散る頃の殺人」しか読んでないから分からないけどね。
うーん・・・かっこいいんだけど、物足りない感じがするんだよねぇ。
あ、でもね、何よりも気に入っているのは主人公の女刑事の名前、かな。
なんつって。
(分かる人には分かる)