え~はなし

いらっしゃい!コメントしてね!

かかってきました

2011年02月19日 | 生活
きました。

母のところに。

『振り込め詐欺』。

水曜日の夕刻に電話が鳴ったそうな。

電話の向こうではかなり荒い息。ゼーゼーいってかなり辛そう。

「××?(姉の長男の名前)××なの?」

つーか、どうして私の名前ではなく孫の名前をそこで出したのかが疑問だが…

「うん…具合悪くてさ、ちょっとこれから友だちのところに世話になるから」
「どこにいるのっ!」

ちなみに私の母はかなり元気で60代も後半だというのにいまだに『オバタリアン』と呼ばれる化石的かつ奇跡的な豪快老女である。
電話口で姉、息子、孫を怒鳴り飛ばすのも日常茶飯事。その迫力に息子はこうして無口になったのだ。

そんな私の生い立ちはさておき。

「少し休ませてもらうから、しばらくしたら携帯に電話して。あ、そうそう電話変えたから…これから番号言うからそっちにかけて

…律儀にメモする母。

ここでいったん電話を切ったわけだが。
母にはふと疑問が…

明日高校受験本番だという孫がそんな体調なわけない。
もしそんな体調だとしたら今頃母親である娘(姉)が大騒ぎしているはず。

ソッコー姉に電話。

「ん?××なら今頃塾で勉強しているはずだけど?番号も変えてないし…」

この時点で二人は「こりゃぁ例の詐欺だ」と気づいていたらしいが、
「まさかあんにゃろ、塾サボって遊んでるんじゃねーだろーな?」
と多少の疑念をもった姉は塾に電話して所在を確認し、詐欺確定。

「××は塾で勉学に励んでいることを確認したよ」の報を受けた母は「コノヤロー」とばかりに教わった番号にかけてみたというから凄い。
でも、携帯からかけても出ないんだってね。

当然そのあと警察に電話。

警察によるとこの辺で最近多いパターンらしく、
・電話番号を変えた
・具合が悪い

などとノタマウらしい。まさにピッタリ。

我が家は二世帯住宅なのだが、私と母の住居では電話回線は別である。
母の電話番号は昔から変わっていないので、私の小中高いずれかの卒業名簿が流出しているのではないかと警察は推測しているらしい。

今回は事無きを得たが、私も母に電話するときは確かに「あ、オレだけど」なんて言っていることがあることを反省。
これからはちゃんと名前を言おうかな。あるいは家族にしか分からない符丁作るとか。

めんどくせー世の中だな。

とりあえず…

これを読んでいる同級生のみなさん。
特に男子!イヤイヤ・・・四十の男を『男子』と呼んじゃいかん。
男性のみなさま。
男性じゃなくてもご実家の電話番号が変わっていない方。
要注意です!